ベジタリアンとノンベジタリアンの間。
こんにちは、おやさい料理研究所の所長で栄養士のたかはしかよこです。毎日「未来の日常の食事」のことを考えて、考えて、考え続けています。
アメリカのケンタッキーフライドチキンが、鶏肉を使わないフライドチキンを試験販売!というニュースが流れてきました。
わたくし #おやさい350 という活動をしていて、日々、動物性タンパク質を使わない野菜1つで1つのレシピをご紹介しています。ので、ベジタリアンだと思わることもよくあります。が、違います、動物性タンパク質も普通にいただきます。わたしのレシピのコンセプトはどちらかとうと「植物性と動物性をはっきり分ける」という思想に基づいています。これによって様々な食文化の人といっしょにテーブルが囲めるんですね。
こういう #代替肉 の話がでてくると、かつては「別に肉の形状とかじゃなくてもよくない?」と思っていたことはあります。「結局、肉が食べたいんじゃない? だったら肉食べれば?!」とも。
なんですが、よくよくたどっていくと一般的な食材「油揚げ」や「こんにゃく」も1つの代替肉ということに気が付かされました。とくに近江の「赤こんにゃく」なんてお肉と見分けがつかない。
https://shiga-shiro.info/omiyage/akakonnyaku.html
そんなふうに見ていくとそもそも「肉ってなんなんだ?」ということにもなる。あえて「殺生するから食べない」ということを除いても「そもそも、肉の食感や味わいに満足を感じる」ということがあると思うのです。
ちなみに私がなんで動物性タンパク質を食べるのか?というと、お腹が空いてて近くに生き物がいたらきっと捕まえて食べちゃうと思ったから。闘って自分で捌いて食べる気持ちが向くものはいただこうかなと。
自分で調達するエネルギーを想像すると、対象も頻度も量もそれなりにちょうどいいバランスになってくるかなと思っています。
そろそろ肉じゃなくても普通に満足できる時代が来るような気もします。(人によります)
日本人は雑食で何でも食べる印象が強いし、食べ物は何でも食べる・好き嫌いしないことを善しとする文化だと思っています。が、本当は身体がそれぞれ色々あるように、味覚も人それぞれです。どんな食の味覚の言葉も尊重することこそが一番大切だと改めて思いました。
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【おとなの食育ワークショップのご案内】
どんな食の言葉も肯定する!というのが、ワークショップのコンセプトです。
おいしくてかんたんで身体が喜ぶものを手に入れる!栄養学が、身体がのびのび過ごすためのお座布団として活躍する体験型のワークショップが「日常の食事のちょうどいいを発見するワークショップ〜おやさい350サロン」を月に2回いずれかの土日に上野のROUTEBOOKSで開催しています。
<開催予定日>
8月29日(木)19:00〜21:30 @上野 ROUTE BOOKS
9月8日 (日)11:30〜14:00 @上野 ROUTE BOOKS
9月21日(土)19:00〜21:30 @上野 ROUTE BOOKS
10月26日(土)19:00〜21:30 @上野 ROUTE BOOKS
11月10日(日)11:30〜14:00 @上野 ROUTE BOOKS
11月23日(土)19:00〜21:30 @上野 ROUTE BOOKS
12月8日(日)11:30〜14:00 @上野 ROUTE BOOKS
12月21日(土)19:00〜21:30 @上野 ROUTE BOOKS
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ではでは。
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