これまで訪れた文豪ゆかりの宿 記事目次
同じ空気を味わう
かつて文豪達が現在でも語り継がれる名作を執筆した、若しくは舞台とした宿が現在でも宿泊することが出来る。
それはもちろん決して簡単なことではない。
古くは大正から残る建物を維持している宿もある。
文豪達が吸った空気、触った柱、見た景色を現在でも味わうことが出来るというのは、一種奇跡のようなものだと思う。
川端 康成「雪国」の舞台となった越後湯沢 高半は老朽化のため現在は新しい建物となっている。
館内には川端執筆の部屋がそのままの姿で保存されているが、環境が環境ならばこれが当然なのだろう。
決して残念だとか、何故そのままの姿を残さなかったのかなど言うつもりは毛頭無い。
現在残っている、維持してくれている宿もいつかは姿を変える時が来るかもしれない。
少しでも多くの方に、文学がお好きな方に知っていただきたい、訪れていただきたいと思い記録を残して行く。
太宰治 斜陽執筆の宿 西伊豆三津浜 安田屋旅館
島崎藤村ゆかりの宿 湯河原 伊藤屋
川端康成 伊豆の踊子の舞台 湯ヶ野 福田屋
他にも行ってみたい文豪ゆかりの宿がまだまだある。
少しでもご興味を持っていただけたら、これほど嬉しいことはありません。
どちらも素晴らしい宿ばかりです。
それはプライドや意地ではなく、誇りなのだと私は思います。