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物事は繋げて形にする

様々な事象や知識や経験値をかけ算し、何かの形にしていく時の参考になれば嬉しいです


では綴っていきますね


 
 
 


繋げる前にまずは点を集める ≒ 明確化

集めると綴りましたが、まずは集めるというよりかは焦点を当てて、ぼやけさせずにはっきりさせる事が大事かなーと思っています


つまり現時点で自分自身が持ちうる点(=情報や知識etc.)の明確化と、それに合わせてどのような点を収集してくるかという事で繋がっていくのかなと…


まず明確化する事のメリットとしては、あえて収集しなくても、今までの経験値や知識が “何かしらのきっかけ” で繋がって線になり、多面的に展開するかもしれないからです


イメージとしては

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A) の

持ちうる点に焦点を当てた事で、もしくは足された事で、点と点が繋がっていくパターン

です

 

 

だけど

明確化して意図して繋げようと思っても “意外に繋がらない事が多い” のはこのパターンの時

かと思っています



なぜか?


人は“見たい情報や聴きたい情報しか入ってこない”ので、その人の中でパターン化している繋がり方が多く、新たな視点や多角的な繋がり方を見出しづらいのです


じゃああえて明確化しておかなくてもいいのでは?というのは少し違います


まず明確化しておかないと、そもそもの繫がる物も繋がらないので、このA)パターンの時はアウトプット比率を多めにしてトライ&エラーを繰り返して、数をこなす事で形作りやすい環境を鍛えておくイメージです

 
 
 
 
 

B) は

何か全く別の外部からのきっかけで、自分の中の点が繫がるパターン


意図せずして突然の外部介入により明確化され、点が繫がるこのパターンが全体数として多いかなと思います
※インプットが多い人も突然に繫がるB)パターンが多い印象



いくら俯瞰しようとしても、やはり自分だけの視点では氣づけない部分って多いので、実は繋がり方としては結構有意義な繋がり方をする事が多いですよね

 
 

まあどちらが良いというのは全く無いので、バランスよく双方のパターンをとれると良きなのではないでしょうか?


※インプットやアウトプットについてはこちらから↓


 
 
 
 

繋がったら多次元的に拡げる事を意識すべき

ただ、A)もB)も点と点を繋げる形だけでは形としてまだ未完成で、更にここから多面的に繋げて二次元から三次元に展開できたら、深い応用ができるのかなと思っています


イメージとしては

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このような感じなのですが、

立体にするには同じ分野の点(経験や知識etc.)だけでは成り立つ事が少なく、別分野での点が必要になってきます

=同じ領域の点は水平上に存在する為、どこまで広がっても線もしくは面から脱する事はないので…

 
 
 
 

より細かいイメージだと↓

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このような他分野でも相似性の近しいものが中心密度を占めていき、段々と遠位になっていく多層的なイメージ
※必ずしも相似性の遠いものの点が少ないとは限らない

 
 
 

これらを踏まえた上で今回は、僕の視点からいかに点を繋ぐのかを綴っていきます

 
 
 
 
 
 

ハリジェンヌローラーを例に挙げてみる

今回たまたまとても良きツールを手に入れたので、そこから派生させていきます


まずはハリジェンヌローラーとは?

→敬愛するハリジェンヌ鍼灸院の代表である 光本朱美 先生が開発された刺さない鍼(てい鍼)の種類の1つで “ローラー鍼” に分類される物

※ハリジェンヌについてはこちらから↓


※朱美先生の間違いなく役立つインスタはこちらから





このハリジェンヌローラーは他のローラー鍼とは異なる点がいくつも存在します
 
一部を抜粋して羅列してみると

①とにかく大きい
②重みが違う
③接触するローラーの突起数が違う
④金メッキを重厚に4層も重ねている
⑤ローラー鍼とは別に刺激を入れられる部分が多いetc…

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もう少しあるけど割愛…w

今回はローラー鍼活用の手法論ではなく、いかに点を繋げていくかっていう話なので…
※要望があればハリジェンヌローラーの使い方(手法やアプローチする場所)もまとめてみようかなとは思っています



僕が繋げてみようと思ったのは、

・物理学視点からの刺激で最適な介入とは?
・皮膚の温度変化(介入前後)は?
・皮膚の水分量(介入前後)は?

のまずは3つ


1つずつ綴っていきます

 
 
 
 
 

物理学的な視点でみる最適介入とは

まずはハリジェンヌローラーの大きさと重さは

先端からローラー部分まで… 15.7cm
 
四角の中心部分からローラーの中心まで… 11.6cm

全体的な重さは… 237g

四角部分の重さは… 68g

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ローラー部分は

突起の数… 18列 × 12突起 = 216突起
 
突起角度… 不明(細かい計測が出来なかった)
 
ローラー直径… 17mm

ローラー円周… 53.38mm

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です

では形や長さが分かったところで本題に入りましょう

 
 
 

物理的な考え方を明確にした刺激の入れ方で、介入を試みる訳ですが、エネルギーを持っている物体の基本性質として

・他の物体を動かすことが出来る

・他の物体を変形させることが出来る

・他の物体を壊すことが出来る

と、なります

 
 

この性質の中でも下に位置する物を変形させる・壊す事が出来るという性質に着目し、【四角の部分をそれぞれの高さから腕の力を入れずに自由落下】させてみて

・どれ位の力が加わって皮膚に刺激を与えているのか?
 
・その時の表面皮膚温度はどれ位なのか?変化はあるのか?
 
・その時の水分量はどれ位なのか?変化はあるのか?

 
・介入してからの効力はどれ位持続しているのか?
(直後効果 or 事後効果として またはその両方)

を検証したいと思っています

 
 
 
 

イメージとしては

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こんな感じですw
 
…なのですがまあ垂直位置からは落としませんw
多分皮膚から5cm〜上から位の高さ位から試してみようと思っています

 

ゴールとしては、その時々の環境などで最適値は変わってはしまいますが、おおよそ全てを引っくるめて【最適(だと思われる)な高さはどれ位の高さなのか】…です


 
 

位置エネルギーの介入強度を増減させるには

・より重い or より軽い重みに変える事( → 今回のローラー鍼の重さは変えられない)

・重さを変えずとも、より高い位置( or より低い位置)から落とす事 ⇐ ※使う要素はこちら

※位置エネルギーは重さにも比例し、高さにも比例する




垂直に落ちる訳ではないので、位置エネルギーだけでなく、運動エネルギーも考えなきゃいけません

運動エネルギーとは、動いている物体が持つエネルギー

質量に比例し、速さの2乗に比例します


 
 

色々とややこしいけれど、上の2つをまとめると数式としては多分これかな?

運動エネルギー+位置エネルギー = 力学的エネルギー


あとはプラスで色々と調べたけれど自分だけではよく分からないので経緯は割愛…
 
とりあえず数学が得意な方から頂いた下の式に当てはめてみると求められるよとの事だったので↓

重さm(0.068kg) × 高さh( ?m ) × 重力加速度(9.8m/s2)

これに当てはめて、どれ位の力が出ているかを出していきます

 
 

教えてもらった上記の式を基に計算すると頂点の時は、

0.068kg × 0.116m × 9.8m/s2 = 0.0773549J

つまり、0.0774J…

※1J(ジュール)は【1N(ニュートン)の力が物体を1m動かす時の仕事量】と定義 ➟ 1N = 100gの重さのものを1m持ち上げる仕事量と同じ

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他にも5.8cm(半分)と2.9cm (4分の1)の辺りで計測してみる事にしました

 
 
 
 
 

介入前後で皮膚の温度変化はあるのかどうか?

表面の皮膚温度が上がる事で血液量は増えたと言えるので、こちらも計測してみる事にする


計測器はこれ↓
 
Perfect Prime Thermal Imaging Camera IR0018

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これも最初に決めた自由落下させる高さ毎に測る事にします


実際に測る項目としては

・①施術前(仰臥位にしてから3分後)
・②施術直後
・③施術後(施術直後から3分後)
・④施術後(施術直後から10分後)


こんな感じで写ります↓

画像10

※なんか猿みたいウケるw


 
 
 
 
 

介入前後で皮膚の水分量変化はあるのかどうか?

四角のヘッド部分が肌に当たる衝撃力はどれ位の力があるのか?


季節変動比やその時の体調やメンタル、疲労度で肌の水分量は変わるのでおおよその参考程度に…



計測器はこちらです↓
 
belulu 美・ル・ル

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市販で手に入る物なので、正確な数値は得られませんが、あくまで指標としての基準を知るという事に重きを置いているので良しとしています

 
 

ちなみにふわっと検証したらこんな感じでした
 
介入する前

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介入直後

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介入3分後

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この時は、【0.5cmより上から1秒間に1回のスピードで25回刺激を加えてみました】が、一度数値が上がってから下がり落ち着いてしまった感じ
 
 
“仮説からの予想” と “現実の事象” が大きく違う事は検証をこなしている身としては多々ある事…
 
こんな時はめげる事なく次にいきましょうw



今回の計測方法をまとめると

・仰臥位で3分後の施術前の計測(表面温度・水分量)

・○cm上から刺激を加える(高さ、速さ、回数)

・介入直後の計測(表面温度・水分量)

・施術介入してから3分後の計測(表面温度・水分量)

・施術介入してから10分後の計測(表面温度・水分量)

です

 
 
 
 

更にここにプラスで付け加えておけそうなのは

・施術前後のLF/HF
・肌の弾性(ハリ)と油分
・1日の水分摂取量
・当日の外気湿度,天気
・施術前後の体表温度変化(顔以外の掌,腹部,足裏)
・当日の睡眠時間
・既往歴,便秘の有無

※不快度NRS,可動域の変化は無視

…この辺りも点として繋がりそうですよね

 
 

今回はローラー鍼というツールを、どういう点の繋げ方で活用するかでしたが何かヒントになりましたでしょうか?


少しでもお役立てになれば嬉しいです!
 
※多少でも役立ったぜ!コーヒーでも飲んでくれ!って方はこちらからお願いしますw↓



更に点を派生させるとしたら、

介入時の塗布するオイルの種類
介入と同時摂取させる食べ物や飲み物
見せる色彩や光の明暗
嗅がせるにおい
顔以外に触れている毛布の触感覚

なども別領域として繋がりそうですね

さて長々とまとまらずに来てしまったのでまとめていきましょうw

 
 
 
  
 
 

まとめ

・現時点で自分自身が持ちうる点(=情報や知識etc.)の明確化
➟それに合わせてどのような点を収集してくるのかの具体化

・何かのきっかけで繋がり方が見出される事も多い
 
・結びつけて線にしたら多面的に繋げて二次元から三次元に展開できたらより深い事象となる
=同じ領域だけでなく他分野での点の結びつきを意識する


今回はたまたま手に入れたローラー鍼を例えてみましたが、僕の検証は単一の点だけでどうこうするのではなく、点と点を結びつけるには?という前提を持って臨床に取り組んでいます


そして術者の介入以外での介入方法で効果が出る物はないのかという事に結構重きを置いています


例えば、雑ではありますが上記でも挙げた
・介入時の塗布するオイルの種類であれば触覚と皮膚刺激と嗅覚と記憶、
 
・同時に摂取させる食べ物や飲み物であれば味覚と栄養学、   
 
・見せる色彩や光の明暗であれば視覚と筋反射、
 
・嗅がせるにおいであれば嗅覚と記憶、
 
・顔以外に触れている毛布等であれば触感覚と自律神経、など…
 
五感にも刺激を入れられる物ですね

 
 
 

なぜかというとセルフケアで取り入れやすい事で、その人が望む “5年後10年後の健体康心の形” に少しでも近づけるのならば、それに越した事はないからです


僕ら施術者が介入したとしても、介入後の数日または数時間だけしか効果が持続しない事はある事ですし…

↑のようなイメージを持っているので(•‿•)
※詳しい事は介入についてをまとめたこちらのnoteをどうぞ


逆に間違いなくきっかけになっているのであれば、どんな計測をすればそれがわかるのか教えてほしいので情報お待ちしています


長々とまとまりのない乱文をお読み頂きましてありがとうございました♪
 
何かのお役立てになれば嬉しいですー
別noteもよろしくお願い致します(*´ω`*)

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