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多角的に物事を捉えるとはどういう事か?
人は考える事で発達してきた生き物です
今回のnoteは盲信的になりそうとか思考が上手くまとまらない時とか...お役立てになれば嬉しいです
人は盲信的・盲目的になりがち
これは仕方ないんですよ
脳は不安定な事象を嫌う性質≒安定を求める傾向にあるので何かで安心したいものなのです
例えばこれは何が見えますか?
↓
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これはパックマンみたいなやつ3個ととんがりコーンみたいなやつ3個が描かれているそうです
三角形が見えます?
それは脳が安定を求めているが故の、実際には線が描かれてはいないけど勝手に補足してしまっているからなのですが、何らおかしいことではありません(カニッツァの三角形なるものです)
安定を求めて勝手に補足していると言えば
これなんかもどうでしょう?
↓
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上下どちらの線が長いですか?
あとはこちら↓
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左右どちらの赤マルの方が大きいでしょうか?
まあ予想通りだと思いますが上下の線は同じ長さだし、左右の赤マルは同じ大きさです
上はミュラー・リヤー錯視、下の丸はエビングハウス錯視というものなのですが、ベタですがちゃんと測定してみましょうw
どうでしょう?
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...同じでしたね(о´∀`о)
これらと近しい現象が何かの方法論を得る時やエビデンスが絡んできた時に脳内で起きています
今回は図形でしたがエビデンス・知識・技法などはきちっと数字として表れていたり、もっともらしい型にはまっていたりするので、今までと比べてそれの方が良いかも!それが正しいかも!となりやすいんですよ
...パッと見で安心材料の感じですもんね
こうなったら脊髄反射みたいに盲信的に飛びついてしまいやすいんです
※ちなみにエビデンス(特に医療的なエビデンス)ですが、不変的なものではなく大体2年で65.3%..つまり6割強が覆されていますので、常にファクトチェックありきです
それを更新せずに盲信してるのはあかんよねって事です
だからと言って全く意味がないとは言っていません!
最低限として頭の片隅には入れておくべき物ではあります
エビデンスは判断材料として全て同じ平行線上にあるべきで、参考程度のものだと認識しておかなければいけません
もう一度言いますが、脳の不安定さを解消したいが故に衝動的に依存のような形...盲信的になるのは仕方がないと思っています
ですが冒頭でも述べた通り、僕ら人は考える事を止めなかったから発達してきたのです
そのまま盲信的にならない為に、日頃から今行っている方法や考え方に疑問を持つんだという強い意思が必要となります
施術家として多角的な物の見方を考える
僕ら施術家という専門職は特に視野が狭くなって
局所しか 『見ていない』 or 『見えてない』事って多いと思うんです
例えばこの円柱ですが
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この1つの円柱を
【真っ直ぐ上から見たら 円】に見えますし
【横から見たら 長方形】にも見えますし
【斜め上から見たら 円柱】に見えますよね
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さらに密着するくらい【近くで見たら面】
かなり遠くからの【引きから見たら 点】に見えますよね?
何が言いたいかというと、
①全く同じ物だとしても、様々な角度や立ち位置という視点で見たら別物のように見えるということ(逆もしかり)
②1つの事を多角的な角度から深堀りできるということ
物事の捉え方や思考っていうのは、どこから見ているのか、何を見ているのかの視点で変わるので...
どんな意図を持ってその視点なのかという事がやはり大事なのです
そもそも人というのも表裏の二面性でなく多面的
あなたが見ている(or見えている)相手の一面は、数ある多面性の一部でしかなく全てではない
その一部を見ただけで全てを理解した氣になるのは
【一を聞いて百を理解しようとするようなもの】
そんな単なる思いこみでレッテルを貼らないように、相手を少しでも理解できるようにしていきたいですよね
施術家としては、これらの観点をどのように捉えて患者さんを導けるのかが鍵だと思ってます(о´∀`о)
まとめ
・脳は不安定を嫌う≒すぐに安定を求めたがる
・日頃の方法や考え方に疑問を持つ
・多角的に捉えられたとしてもその事象は全て同じ平行線上に...フラットな参考程度の判断材料として認識する
・全く同じ物だとしても別物に見えてしまうこともある(逆もしかり)
・物事はほぼ全てにおいて多面性がある
noteをお読み頂きありがとうございました!
今回の話は "中庸 "の話に通ずる所があるのでこちらもよろしければ↓
物事の捉え方 ~中庸観~
多角的に捉えるという視点をアップデートした内容はこちら↓
お氣持ちはいつでもお待ちしておりますw
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