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余白(≒キャパシティ)を増やす為に考えてみる

常々、余白の必要性を説いているようで、そもそもの余白の増やし方については言及していなかったよなと思いますし、最近色々と落ち込む出来事も多かったので、今回はこのテーマに沿って綴っていきます。

それではよろしくお願い致します✎
※有料としていますが全文読めます

 


キャパシティとは

・保持、受け入れる能力、または取り込む能力の事
・体積の概念に類似する
・人の記憶力の許容範囲を示す場合など、日本語で様々な場面で使用される
※キャパとも略される

Wikipedia

とWikipediaに書いてある通り、『総容量・許容量・許容範囲・対応能力・処理能力などの意味』をキャパシティは持っています。


そんなキャパシティは総許容量負荷蓄積量が変化していくだろうと思っていて、今回はその辺りを綴っていこうかと。

※前回の余白についてはこちら↓の記事をどうぞ。

 
 
 

どうしたら余白を増やせるのか?

キャパシティの種類や区分、自身の容量というものを理解しないと打開策に進めないと思うので、まずは負荷を細分化してみましょう。

負荷といっても一種類だけでないのは明白ですよね。

割合と種類が違うパターン

 
 

キャパシティの区分

それこそ上で総許容量とは記したものの、キャパシティ自体も全て一緒にするものではなく、厳密には数種類に区分されるのかなと。

それぞれの容量は個々によって違い、大きくなっていく速度や蓄積する速度も当然ながら違います


区分のされ方としては大きく

・肉体的な負荷
・精神的な負荷

大まかな区分

に分かれ、肉体的な負荷でもさらに『動き続けた故の負荷』『動かない事による硬直負荷』『単純動作の負荷』『複雑動作の負荷』辺りまでは大きく分かれそうですよね。


逆に精神的な負荷で言えば、『氣疲れ』『不安感』『嫌悪感』『苦しみ』『悲しみ』『怒り』『寂しさ』『羞恥』等といった所でしょうか。

雑把に分けただけでも結構数が出てきましたが、肉体的な負荷はそれぞれ対応も違いますし、精神的なモノについてはかなり細かくなるかと思うのですが、ざっくり変えるとすれば【捉え方】になるのかなと思う次第です。

 
 
 

捉え方の強化

要因が何となくはっきりしている場合…例えば肉体的な負荷である時は、日々の筋肉疲労を取り除いたり、足りない部分の筋力強化に努めたり、単純動作にならないよう楽しみを見つけてみたり、いかにシンプルにその動作をできるか考えてみたり…


それぞれの要因に合わせて、対策を取る事ができれば割と解決したりします。今回の強化で言及したいのは精神的な負荷の軽減 ≒ 捉え方の強化ですね。


氣疲れの場合

なにかと細かい事や相手の立場に立って氣を遣える事はとても素敵な事なのですが、過度は良くありません

相手に尽くし切るタイプだとしてもしんどいし、相手が成長しませんし、何より『当たり前感』を出されやすいです。

適度な塩梅…例えば0〜100まで全てをあなたがやるのではなく0〜50まで。もしくは0〜40、70〜100みたいな形で区切って助けに入るとかですかね。
とりあえず全てをやらない。

 
 

不安感の場合

その人が想像した未来についての感情。
つまり近い将来、恐怖を感じてしまう出来事が起こりうるかもしれないと予知して不安が生じます。
= "Aという事象が起これば B という事象が起こる(であろう)" といった様々な因果関係のパターンを認識して推論を導き出す。

それはつまり先の見えない事=未知な事象(体験していない事・知らない事・予知出来ない事etc.)について、安心を確保できていない(≒身の安全が保障できているかわからない)事に起因しています。

なので、

①リスクを詳細に把握する
=物事の細分化の為に言語化していく。

②自己認識を変える
→ 感じる必要のない不安は誤った自己認識によるものかもしれません。
=前頭前野を働かせ多角的に徹底的に考える。

③臨場感が強くなりすぎた空間から抜け出す
→ 不安が強くなりすぎると【恐怖】に変わり、それが確実に起こるかのように脳が錯覚してしまいます。
=大脳辺縁系が活性化すると不安を処理するのは難しくなるので状況自体をガラッと変える。

④前頭前野を再活性化させる第三者視点を持つ
→ 1人ではどうしても客観視が難しい場合は、1人で解決しようとせず、その事象に関係のない第三者にアドバイスを求めてみましょう。
=客観視がしやすい+長時間の不安な感情下で受けるストレスを早く軽減できる。

 
 

怒りの場合

怒りとは、自分の力を超えた物によって物理的・精神的に危害を加えられるかもと想像する(←不安感情から起因)
人間は恐怖によって縛られ、すぐ間近に迫った脅威に対してコントロールされてしまう。

なので、

①"感じて当然の恐怖" か "感じても意味のない恐怖" かを見極める

②パニックを最小限に抑える
=身体の状態を冷静にモニタリングする事
→ 恐怖していることを受け入れ、とにかく思考を巡らせましょう。

 
 

嫌悪感の場合

嫌悪感とは、ヒトが特定の対象に対して抱く否定的な感情の1つ。

この感情は、対象が自身の価値観・規範・期待等と相反する場合や、自身に身体的・精神的な不快感を引き起こす場合に生じます。
※嫌悪感はヒトが自身を害から守る為の防衛反応の一部とも考えられている。

なので、

①好きか嫌いかではなく『好き』『普通』『嫌い』と三分割にする
→ 好き嫌いの二者択一は原始的な脳の「扁桃体」の条件反射であり、ヒトは他の生物とは異なり『大脳皮質』を進化させ、じっくり考える論理的思考を持ち合わせているはず。
 
区分した時に、【何故嫌いなのか?】を論理的に考えてみる。羨望ゆえなのか、トラウマからなのか、自己嫌悪を纏った同族嫌悪だからか…等と分析する事が捉え方の強化に繋がります。

②論理的に区分した嫌いというモノから、自身を遠ざける
→ 無理に接触している必要はありません。連絡の頻度を減らす、実際に会う回数を減らす、SNSをミュートにする等して相手と物理的に距離を置くのも必要です。

③過度に期待しない
→ 期待すればするほど、それが裏切られた時に相手を嫌いになりやすくなり、どうしてできないのか?とストレスを感じます。
するのなら、この人が何かをやった結果はどんな結果だとしても大丈夫!受け入れる!というような信頼だけかと。

 
 

苦しみの場合

苦しみ、もしくは苦痛(=Suffering or pain)とは、悪的な心境及び物質的様態から成る不快さに基づいた基礎的な概念の1つ。
 
身体的過程か精神的過程のいずれに結びついている(=依存している)故、苦しみの強さは全ての程度において、つまらない軽いモノから言葉では言い表せない耐え難いモノまで多岐にわたる
※持続性と頻度の要素もその強さに従って考慮される

①どのような苦しみなのか言語化を試みる
→ ざっくりと感じているモノ・言い表せないモノだとしても、苦しみは欲から生じやすいです。まずはどんな欲から生じているのか?それを形にする所からではないでしょうか?


各欲望について、以前まとめていたのでこちらを参考にしてみてください。

②一切皆苦であり、諸行無常ではある
→ 欲を言語化したとしても解決ではなく、人生は思い通りにならないという事が前提であり、その苦しみを与える事象は永遠でも無いと知っているだけで楽になるのではないでしょうか。
 
世の中のあらゆるモノは一定ではなく、絶えず変化し続けています。様々な事象を『変わらない』と思い込まず、執着し過ぎない事が強化に繋がるのかと。


悲しみの場合

悲しみ(=Sadness)とは、負の感情表現の1つ。
 
脱力感・失望感・挫折感を伴い、胸が締め付けられるといった身体的感覚と共に、涙が出る、表情が強張る、呼吸が乱れる、意欲・行動力・運動力・思考力の低下…等が観察される。
※泣くという行動に繋がりやすい

①思いっきり泣く

②自身を責めない≒自分を励ます

③好きな事をする

④運動したり、家の中を整理整頓したりする

⑤信頼できる人に心の内を話す

⑥紙に自分の気持ちを書き出す≒気持ちを認める

悲しみに打ちのめされたのなら、思いっきり声を出して泣くべきだ。この記事を書いてる(2024.04.25)前日に僕は懇意にしてもらっていた伯父を亡くした。

伯父は以前から入院していて、僕が仕事合間にマッサージをしに行こうと思った矢先だ。
 
胸が締め付けられ、様々な出来事を思い出してまたつらい。


言語化?!アホ言うな!
そんなのは後回しよ。僕は泣く→好きな事をする→散歩して思い出に浸り、また泣くで落ち着いた。

泣く事で、ストレスで自律神経が乱れた時に、バランスを元に戻す役割をもつ『セロトニン』という神経物質が沢山作用してくれる。たしか。

 
 

寂しさの場合

寂しさとは、身近に他者を感じていたいという願望を意識した感情であり、人と別れた時や1人の時に生じやすいが、集団の中で他者が近くにいるにも関わらず生じる事もある ≒ 成長の過程で『我(=自分自身)』が確立されると【自分と他人は違うんだ】という気持ちが芽生える事による。

①その分野において共感しあえる仲間を確保する
→ 全てにおいてというより、特定の分野においての共感しうる仲間をリアルでもそうでなくても得るのは大事かと。
 
かと言って、SNSのような虚構に盲信的に共感を求めすぎてはいけない。あくまで依存しない関係性が良いですよね。

参考になるかはわかりませんが…

依存度が高いと刺激追求(英: sensation seeking)も高い事が知られています。
※衝動性とは『将来良くない結果をもたらす可能性があるにも関わらず、目前の欲求を満たす為に、手っ取り早い行動を取ってしまう特性』の事。

 
 

まとめ

ざっくりまとめると、

1、各負荷を区分し、キャパシティ容量を確認する

2、精神的な負荷の軽減 ≒ 自身の捉え方を強化させる等、対策を講じる

こんな感じですね。

肉体面という事で言えば、睡眠の質を上げたり、水分や食事の内容を氣をつけたり、運動したり、ストレッチしたり、近所の鍼灸院に行ったり等、自身を労る事でイメージはつきやすいでしょう。


精神的な負荷の軽減に少しでもお役立てになれば幸いです。
久々にnote書いたらかなり長文になり恐縮です…

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とりあえず運動したし泣きまくったので、明日からまた臨床に真摯に取り組んで参ります!!!

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