ホリデイ(2006)
失恋した2人の女性が休暇旅行で見つけた愛
新しい環境へ飛び込む勇気を与えてくれる
どんなに好きでもうまくいかない恋って、ありますよね。『ハート・オブ・ウーマン』『恋愛適齢期』など、大人の微妙な恋愛心理を細やかに描き出すナンシー・メイヤーズ監督が、そんな切ない恋の悩みを抱えた2人の女性を主人公に、キュートでロマンチックなラブストーリーを完成させました。
2000年代初頭、欧米で流行していた「ホーム・エクスチェンジ」をベースにして描かれるのは、女性の憧れの世界。リッチなアマンダの豪邸での優雅な生活と、メルヘンチックなアイリスの家での素朴な生活は、どちらも魅力的でワクワクしてきます。
そんな非日常的な空間で始まる2つのロマンスは、まさに映画のような恋。理想的過ぎるきらいはありますが、ロマンスが生まれたのは、2人の女性が、新しい環境に飛び込み、新たな道を模索したからにほかなりません。
アイリスが知り合った著名な映画脚本家の老人の奮闘により、“変化を恐れず歩き出そう”という作品テーマが鮮明になるシーンが胸を打ちます。
チャーミングでスタイリッシュなキャメロン・ディアスが、圧倒的な存在感を発揮、演技派のケイト・ウィンスレットは、身勝手な元カレに惑わされるアイリスへ深く感情移入させます。
それぞれの恋の相手を演じるジュード・ロウとジャック・ブラックは、包容力のある洗練された大人の男性を好演していています。
愛に迷い、ときめく4人の男女の姿を通して、夢のような“ホリディ”が満喫できる素敵な映画です。
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パニックアクションとラブストーリーの見事な融合