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スイング・ステート(2020)

田舎町の町長選がなぜか大統領選の様相に
アメリカ政治の舞台裏を皮肉る痛快コメディ

2024年11月5日のアメリカ大統領選挙投票日まで約3週間となりました。各陣営はどのような動きをしているのでしょうか。。。

アメリカの大統領選で勝つには、いかに多くの州の支持を取り付けるかが重要です。なかでも、「激戦州(スイング・ステート)」と呼ばれる、民主党と共和党の支持率が拮抗し、選挙の度に勝利政党が変動する州を制する候補者が勝利へ大きく近づきます。

2016年、ドナルド・トランプ候補率いる共和党が大統領選を制した“衝撃的”な結果を踏まえて創作された本作は、激戦州をめぐる選挙参謀たちの熾烈な駆け引きをコミカルに描いた選挙エンターテイメント・コメディです。

政治風刺とユーモアたっぷりに、アメリカ政治の舞台裏を明らかにします。

【ストーリー】
2016年、民主党の選挙参謀ゲイリー・ジマー(スティーブ・カレル)はヒラリー・クリントン候補の敗北に打ちのめされていました。
そんな時、ウィスコンシン州の小さな町役場で、不法移民のために立ち上がる退役軍人ジャック・ヘイスティングス大佐(クリス・クーパー)がバズっているYouTubeを見つけます。
そして、彼こそが中西部の農村で民主党の票を取り戻す秘策になると確信したジマーは、激戦州のウィスコンシン州を足掛かりに地盤を広げるため、大佐に民主党から町長選への出馬を要請します。
すると、共和党が対立候補の現職町長ブラウンの元へトランプの選挙参謀フェイス・ブルースター(ローズ・バーン)を送り込んできます。
かくして、大統領選を戦ったエリート参謀たちの介入により、寂れた町ティアケランの町長選は全米が注目する選挙となります。

資産家や富豪たちからの資金集め、大掛かりなテレビCMの投入、ネガティヴCMによる攻撃、スキャンダルの暴露……。小さな田舎町の町長選は、選挙参謀たちがヒートアップし、大統領選さながらの、大金と“黒い”駆け引きが横行するものに。

のどかな町の選挙だからこそ、鮮明に見えてくる選挙ビジネスの様相。監督・脚本・製作を務めるジョン・スチュワートはアメリカの人気パロディ・ニュース番組『ザ・デイリー・ショー』の元名物キャスターで、切れ味鋭い政治風刺でもならしたスチュワートの経験や、アメリカで起こった実際の出来事から得た、アメリカ政治の欠陥をずはりと指摘します。

さて、民主党と共和党の勝敗の行方はいかに? 予想を超える痛快な結末にこうご期待です。

『40歳の道程男』(’05年)の“コメディ・キング”スティーブ・カレルはかつて『ザ・デイリー・ショー』の特派員でブレイクのきっかけを掴みました。旧知の仲のスチュワートとの再共演、そして久々のコメディ映画主演作でもあり、持ち前のおとぼけぶりにも磨きがかかっています。

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【アメリカ大統領選の思い出】
私は2007年11月ニューヨークに旅行した時、ちょうど大統領選の投票日に遭遇しました。当時は初めてオバマさんが民主党の代表となり、アメリカ初のアフリカ系アメリカ人の大統領が誕生するかと大きな注目を集めていました。
ニューヨークでは、タイムズウクエアの電光掲示板すべてで開票速報が流れており、大勢の人が集まり選挙の結果を見守っていました。各州の結果が決まる度に大きな歓声が沸き、私はニュースで見るような光景が目の前にあることにとても興奮しました。
結果はオバマ氏の勝利で、歴史的な瞬間に立ち会えた、貴重な体験ができた旅になりました😄
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