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努力をしない人:病名→くれくれ病

昨日に続いて、会社員時代の
思い出話を書いてみます。

「くれくれ病」という名の病いを患っている社員が一定数いました。

病名:くれくれ病

症状:手元にたくさんの資料、情報を集めたがる

特徴:この症状を呈する人の特徴は、人当たりが良く、誰とでも気軽に話をします。情報をもらうだけを得意としてます。決して、自分から提供することはありません。また、集めた情報を活用することはありません。そして、ハードディスクがいつもいっぱいです。

原因:この症状を呈する人にとっては、情報を集めることが仕事であって、成果を出すことを目的としないため

口癖:「それ頂戴」、「転送して」

治療法:根本治療はないため、情報収集を必要としないルーティーンワークへのJobチェンジを勧めます。

発症機序:機序はこの記事に書きます。

◇   ◇   ◇

イメージとしては、下記イラストの人です。

@successpictures

It dosen’t matter how many resourses you have.(資源がいくらあっても足りません)

If you don't know how to use them, it will never be enough. (その使い方を知らなければ、決して十分とは言えません)

はしごは、情報を意味しています。どれだけ、貴重な情報があっても、使い方を知らないため、目の前の壁を乗り越える手法を見つけ出すことはできないんです。

リソースの数がどれだけ多くても、それらを使い方を知らなければ十分ではないことを、このイラストは、上手に表現しています。

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多くのリソースや資源を持っていても、それらを適切に活用する方法を知らなければ、満足な結果を得ることはできません。リソースや資源を最大限に活用するためには、知識、スキル、経験が必要です。

リソースをうまく使える人は、少ない資源でも良い結果を出すことができますが、リソースの量が多くても、使い方を知らなければそれに見合った成果を得ることはできません。

多くのくれくれ病に罹患した患者さんたちは、情報やリソースをうまく使うことができないことを自己認識しています。それなのに、うまく活用して、成果を出すことに努力する行動に出ることはせず、情報を集めること自体を目的にしてしまっています。

サラリーマンなので、仕事はしなければいけません。くれくれ病罹患患者さんたちは、自分が人より、成果が出せないことを認識しているので、仕事をしたフリをする傾向にあります。

だから、「それ頂戴」、「転送して」が口癖になって、情報を集めいてることを仕事と見せかけて、行動しているのでしょう。

◇   ◇   ◇

製品研修を担当していた時のエピソードをパロディにして書いてみます。新しい部署に移動したり、製品情報が必要なときに、プロダクトトレーナーに製品研修を依頼します。

そのとき、下記のような会話が交わせれます。

登場人物
・努力をしない人→製品研修を依頼している社員
・同僚→わたし(製品トレーナー)

この会話では、同僚(わたし)は、依頼された研修を、お断りしています。これは仕事を放棄している訳ではなく、頻繁に依頼が来るので、その都度対応すると、日常業務に支障が出るからです。

だから代替案として、話す内容、資料をすべてビデオコンテンツにまとめてイントラに格納しています。イントラとは、社員なら誰もが閲覧することができますが、アクセス権のない人からは訪問できないネットワークのことです。

短時間ヴァージョン、長時間ヴァージョン、確認テスト付きなど、工夫されたコンテンツです。

さて、上記、会話の後、依頼してきた努力しない人は、ビデオコンテンツで勉強したでしょうか?

はい、想像通り、ビデオコンテンツにアクセスすることはありませんでした。

デジタルコンテンツは、いつ、誰が、何分間、視聴したかログを取ることができます。データが裏づけています。

この努力しない人の多くに、くれくれ病が発症しています。わたし宛てに、「製品研修のために、資料をパワーポイントで送ってよ」と依頼が来ます。もちろん、わたしは断ります。だって、イントラのビデオコンテンツにすべて閲覧可能なんですから。

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では、なぜ、努力しない人は、くれくれ病になってしまうのか?

それは、仕事をしたフリをしなければいけないからです。製品特性を覚えることが目的ではなく、研修トレーナーからレクチャーを受けた事実が必要なんです。

会議室で、レクチャーを受けることに参加したら、仕事したように感じるのでしょう。まったく、覚えず、身に付かなくてもね。

それなのに、依頼を断られて、ビデオを見ろなんて、それじゃ、自分自身で努力しなきゃいけなくなるでしょ。努力しない人は、労力はかけたくないので、ビデオは見ないんですよ。

努力をしない人は、自力で何かを勝ち得ることはしません。常に他力本願です。でも他力本願がバレたくないので、くれくれ病の症状が前面に出てくるんだと思います。

これが、くれくれ病の発症機序です。


◇   ◇   ◇


ここまでの話をまとめると、
下記のようになります。


わたしは、現在、退職をして、セカンドライフを過ごしています。ストレスがない訳ではありませんが、他者から受けるストレスは、ほとんどなくなりました。

会社員のとき、何不自由なく、楽しく仕事に邁進していましたが、今日の記事のような、努力しない人に囲まれることが、とてもストレスでした。

ビデオコンテンツのように、スルーできればいいのですが、努力しない人の特徴に上司の活用がうまい人が多いです。

上記の例だと、努力しない人が上役を動かして、研修部に依頼をしてくることがあります。

努力をしない人の上司:
「まこさん、お手数だけど、研修してあげてよ」

これが繰り返されるとストレスになります。私も会社員なので、仕方なく対応せざるを得ません。だって、努力しない人の上司も無能であることが歴然としているんですから。

もと同僚と話していて、社内の愚痴を聞いていたら、こんな会社員時代の面白エピソードを思い出したので、今日のnoteのネタにしました。

・お詫びと注意点:もと同僚の方へ
まこさんnoteは、特定人物を誹謗しているものではありません。過去のエピソードを複合して創作して書いています。 もし、「この記事ってオレのこと?」って思ったあなた。あなたではありません。しかし、何かの気づきを得たのであれば、変革のチャンスを見つけましたね。きっと、あなたは成長しますよ。


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