自分軸と心の軸を紐解く
人と和し繋がる【真の自分軸】
自分軸は、
自己中心に思いを口にしたり、
その場その時の気持ち次第で思い
通りに行動したり自分の意見を
感情の侭に話し(刹那な言行)する
心身の活動ではありません。
喩え、他人と意見が
違っても自分の気持ちを否定
せず認める言動することです。
詰り自分で考え行動することが
「自分軸」のやり方(生き方)です。
それは、
人から嫌われず否定されたくない
気持ち=他人軸とは異なります。
私見ですが自分軸は
肩ひじの張らず柔軟でこれと言う
拘りがない軸の無い(=無軸)では
ないかと思われます。
詰り、他人軸は、
他人の気持ちを優先する軸で、
一方の自分軸は、自分気持ちを
優先すると言うことでなく心の
「在り方」(本質)を基にしその時の
気分(感情)で意思決定し言行する
心身の活動のことと解します。
そして、
この自分軸は他人の意見に左右
されず、自分が独りの人として
どうしたいのかどのように在り
たいと言う「在り方」を基準に行動
する心身の活動と捉えます。
人の意見を優先し行動する
他人軸で生きるていると自分軸
でこう生きると思った時自分軸
と言う軸を自分中に考えがちです。
また、
自分軸は誤解され自分中心に
言行し他人のために何の心身
の活動はしないと言うのは、
ただの自己中であり自分のこと
だけしか考えない嫌われる人
ではありません。
禅の精神❔にあった自分軸は
物事に囚われず何人何事にも
惑わさず「本当の自分の姿」=
在り方を自覚することを言い、
有りの侭の自心を見つめ、その心
の中に在る人間の本来の輝きや
無限の可能性に気付くことを
表すことであると解します。
自分は、
世の中にかけがえのない存在と
自心の中だけで受け留め自分軸
は一期一会の出会いと自覚した時
今迄気付かない新しい力が湧き
起こりそこから新たな自分軸が
生まれます。
自分軸の「在り方」を自覚の下に
それを活かした新しい「生き方」
を見出す力を育むことに繋ぐと
言うことです。
先ず、
誤解のないように、自分軸を
辞書・ネットで検索します。
【自分軸】は、
他人の考えを優先するのではなく
「自分がどうしたいか」
を基準に行動すること。
とあります。
さて、人により、
自分軸を自己中心に捉える方、
自分の人生経験や学びの多少に
関係なく、書物やネット上の
知識から誤っ知識として持つ人
も少なくないと受け留めてます。
今迄の学びや体験からの私見です
が【自分軸】はリアルバーチャル
な人の支え(土台石=礎)や日本と
言う社会・自然環境の下にある
自分自身の意識(捉え方)が源で、
それは、人の幸せ・笑顔・幸福感
を導く尊い思考軸(=気持ち)で
あると思います。
それを、
端的に言うと人の文字の上に
立っているのが【真の自分軸】
であると捉え意識する。
一生懸命努力して成功を掴んだ人でも、人間の持つ煩悩や欲により有名や地位が高くなると、
人はいつしか自分自身を
自制する気持ちが緩んでしまい
感謝の心身の活動を忘れて
しまい、自分だけを許し愛する心
エゴの気持ちが起きてくること
をこの目で見てきました。
或は自らが、
あの苦しい中を頑張ったと
自画自讃し奢って敬意・謙虚さ
を失うこともあります。
そうなってしまうと、
「世のため人のため」
「誰かのために」と言うこ
とを忘れ「自分のため」だけの
身勝手な自分軸の気持ちが芽生え
て思考するようになり、それが
身の破滅や没落の引き金になる
こともあります。
古より人間(日本人)は本来、
他人のためになることをする、
と共に幸せで明るい気持ちに
することを願い自ら行いそれを
自らの喜びとする天性を備えて
いると言われています。
しかし、
現在の様に情報に溢れ多くの
有り余る物や環境に恵まれた
社会環境ではいつの間にか知足、
本来の人間としての自分を見失い、
利己的な自己中心の自我の固まり
となり、その結果、己の心の自制
やコントロールが利かなくなり
人としてあるまじき悲しく辛い
行為・行動や悲惨な事件を起こす
原因・要因・誘因・起因に
なり兼ねません。
この様なことは、
人間の持つ様々な感情=煩悩欲望
に依るものだと考えられます。
💖心の軸
ブレない【心の軸】を創る
心の軸は自立心を育む
1.「心・技・体」の意味。
心・技・体をビジネスや日常生活
に置き換えると以下と考えます。
「心」マインド・ハート・志、
精神力、心の強さ、使命、
構想、価値観
「技」テクノロジー
技術スキル、マ-ケッティング、
活用.セ-ルス技術、
コミュニケ-ション能力
「体」フィジカル
身体能力、取組みの姿勢、
挨拶返事、掃除
スポ-ツの世界では、心技体が
三位一体となり身に付くことに
より一流のアスリートになれる
とされています。
それはスポ-ツに限らずビジネス
の世界でも、心技体がバランスよく
磨き上げられて良い結果・成果に
結びつきます。
2.「心」にビジョンを描き
達成するまでやり抜く。
人生の道を生き抜き歩む上で、
一生涯順風満帆と言うわけに
簡単に行きません。
何処かで、
様々な壁や障害物、苦難などが
立ちはだかっているものです。
人生はその度に挫折して、
立ち上がることの繰り返しで
あり挫折したままで立ち上がれ
なければ成長もストップして
しまい、そこで貴重な人生が
終わってしまうからです。
故に
挫折(失敗)は克服することに
意義があり、挫折(失敗)する度に
強くなり、それを自らが克服する
度に人間としての心の幅が広ると
自ら本気で考えられると、失敗、
苦労や困難辛苦も前向きに受け
入れて、益々磨きがかかる
と言うものです。
精神力の強さは、
土壇場に追い詰められた時に
発揮されます。
昭和を代表する稀代の経営者
松下幸之助氏は
「成功する方法は、
成功するまでやり続けること」
という名言を残しました。
「心」とは精神力を磨くことで
「何事も諦めない気持ち」
「現状に満足せず常に高い
目標を掲げ挑み続ける」
ことです。
人生に於ける強い精神力とは、
壁が立ちはだかる度にそれを
超えるまではやり抜こうと言う
確りとした強い意志(信念)を
備えることと解します。
一流アスリートと言われる
プロ野球やプロサッカ-の選手
と言うアスリート達は喩え自分
が日本の頂点に立ったとしても
更に高い世界のステ-ジに挑戦
しています。
私達も与えられた持ち分の中で、
常に高い目標に挑戦すると言う
気概を持ちながら生きることが
「心」を磨く鍛錬だといえる
のではないでしょうか。
3.「技」熱い情熱と心が
素晴らしいキャリアを積む。
ビジネスの世界では、
テクニック=スキル(技)を多く身に
つけるほど能力が発揮されます。
スキルと言えば、
とかく資格や検定と思いがち
ですが周囲を明るい雰囲気
にする人間力の一つと言える
リーダーシップがあるなどと
言う人間力は様々な心の能力も
重要なスキルです。
これは、
バーチャルで数字に表せない力
非認知能力であるとも解せます。
仕事が出来る人には共通点があり、
それは、
「仕事に熱い情熱を傾け続ける」
と言う心身の取組み姿勢です。
その情熱が熱いエネルギ-
となって、周囲に活力を与え
組織を活性化します。
与えられた職務に安住せず絶えず
新しい価値観を創造しています。
だからこそ結果として、
出来るビジネスマンと評価され
キャリアを高められるのです。
一方キャリアを築けない人は、
「仕事に情熱が持てず飽き易く
忍耐力不足」と言う共通点があり、
必要以上の仕事は極力避けよう
とし夕刻なると早く仕事を終え
ストレス❓を発散させようとする
行動に移します。
いつしか「やらされ仕事」
という被害者意識が充満し不平
不満がうっ積します。
これでは、自らのテクニック
スキルを磨くことも良いキャリア
を積むこともできません。
技を磨くためには情熱と揺ぎの
無い信念がなければ身に着け
られないと言うことを
確りと理解認識しましょう。
情熱が持てない訳は人様々です。
しかし、その根本は
『仕事とは、単に生活の手段
と捉えるのでなく自分の
心の在り方を生き方』として
捉ええることに己が目覚めない
限り周りに原因を求める結果に
しかなりません。
その境地に達すし実感することに
よって「技」に磨きがかかり輝く
と言えるないでしょうか。
4.「体」日々地道な努力の
積重ねと取組み姿勢。
スポ-ツの世界では、
体力だけに恵まれたアスリ-ト
が必ずしも優れた結果を残す
とは言い切れません。
喩え、
資質があったとしても開花出来ない
アスリ-トをは数多く知っています。
そこには、
様々な理由があると思われますが
表舞台で良い結果を残すアスリ-ト
の皆さんは公の目に映らないない
ところでの練習稽古に努力精進し
その中に秘密が隠されてます。
もう一つは、
非認知能力の心身の基礎体力UP。
これは、
取組み姿勢にあると言えます。
練習量の多少は関係ない大切な要素
ですが、それに加え練習の質が更に
大切な要素となると考えられ、その
両面がかみ合ってこそ紙一重の勝負
を決定づけて行けます。
その原点となるのが前記の取組み姿勢です。
心身の「取組み姿勢」は挨拶や返事などの
「礼」から生まれることであると言うと意外
だと受け止める人がいるかもしれませんが、
一例を挙げれば、
相撲や武道の世界で
「礼に始まり礼に終わる。」
という言葉があります。
これは、
日本独特文化に因る考え方ですが、
基は武士道の精神から受け継がれ
相撲の新弟子時代や中高校野球の
新人時代は資質の有無で特別扱い
をされません。
誰もが、
稽古場やグラウンドの整備、清掃
から始まり大きな声で率先し挨拶
をすることが練習以前の心得として
鍛えられます。いわゆる「修行」です。
厳しい練習に耐えて行くためには
修業時代を通じ取組み姿勢を培う
ことが基本だからです。
一般社会において「体」とは、
仕事に耐える体力造りもその一つで
ビジネス社会では「学歴・能力」など
の入社時から持ち合わせているのも
体と考えられます。
優秀な学歴を持ち、
どんなに能力が高くてもそれだけで
仕事が出来ると周りから評価される
ビジネスマンになれるかどうかは❓です。
その後は、
本人のビジネス意識と人間力創りの
取組み姿勢が大きな分岐点になります。
恵まれた学歴や能力に甘んじることなく、
その会社その職場で一流社員となるには、
やはりスポ-ツの世界に見られるような
新人時代からの修行の精神を参考にして
日々研鑚して行く心掛けが必要であると
今での現場体験からも受止めます。
その基本の上に立ってこそ、
能力が向上して行くものだと言えます。
5. 心・技・体、全てのバランス
が取れ人格が形成される。
心技体の向上
大相撲の横綱に推挙される条件に
品格、力量共に抜群という言葉が
定義付けられています。
人格とは、単に身体能力が高い、
技術が優れている、と言うだけでは
不十分でそこに人としての「品格」が
備わり人格者の領域に達します。
その共通点、
これも非認知能力である周囲から
尊敬され、信望され、信頼され、
共感され存在感が備わることです。
大相撲の横綱が
「心・技・体」の具現者たる
所以(ゆえん)がそこにあります。
とは言え、
横綱に限らず人を惹きつける人格
(=人望)を備えている人と言えども
最初から心・技・体が備わっていた
訳ではありません。
決して口に出すことはありませんが、
血の滲むような努力と確固たる志の下、
心身共に鍛え抜いてその領域に到達する
と言うことかその風格が物語っています。
私たちは、生まれながらにして、
それぞれが個性的で異なる感性、
資質や才能が与えられています。
大切なのは心・技・体を磨きに
日々精進しその人なりの人格の
完成形に向かい歩むことに人生
の意義があると受止めます。
「心・技・体」とは、
人格を磨き上げるための日々の修養です。