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脳のコントロール

人間は、危険に対して敏感に反応して逃げるのが当たり前。

これはきっと、人間の本能やろうね。
問題を認識したら、すぐに解決法を考え、それに取り組むのも、きっと本能のなせるわざ。

問題に直面すると、“どないすんねんや?”と聞かれる。

そこで人は解決法を言わざるを得ない。

しかし、その解決法は過去の経験則や一般論なので、成功確率が高いわけではない。

でも、「どうしていいか解らない」より、なにかしらの取り組みをしている方が前向きなので、成功しようが失敗しようが、それできっと許される(笑)。

でも、問題解決の考え方は、その一般的な流れに反する。

問題解決で最も重要なのは、“問題を認識したら、すぐ解決してはいけない”こと。

つまり、本能に反する行動や。

問題が起こるには、必ずその原因があり、原因によって解決法が変わる。これは誰が考えても理解できる。

ただ、面白いことに、その原因を理解しようとしても表面的な現象しか捉えられないので、成果をあげられない。
習っていないと、業績悪化の根本原因を理解するために必要なデータの分析や、顧客に高度なインタビューを行うことなど出来るわけがない。
まして、得られた情報の“意味合い”理解するなど、難易度が高い。

問題解決は新しい考え方なので、なんでも吸収する若者にはええけど、社会経験の豊富な人には無理にでも脳に慣れさせることが出来ないと、脳が拒否してしまう。

新しい考えは脳には苦痛なので、楽な考え方に戻らせないように、絶えず脳に新しい考え方について指示して、コントロールすることが重要になるねんな~。



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