『特殊清掃の話』 (続)それ「引っ越し」じゃなくて、それ「○○でる」だろ?と思った話。[解決編]
特殊清掃の現場の話
結構前に書いた 、 私の住んでいたマンションで 不自然な引っ越しをしていたのを目撃した話↓の続きなのですが、
その時見た清掃員等の特殊な格好。
ハウスクリーニングのはずなのに [長靴]を履いて土足で室内に出入りをしていて、
そして室内の清掃をしていた道具が、モップやほうきなどではなく、 道路清掃で使うような[レーキ]。
…というハウスクリーニングでは不自然な格好だったので、そのことか印象に残っていたのですが、
つい最近見た YouTube 丸山ゴンザレス裏社会ジャーニー[村田らむ、体験レポ事故物件を片付ける特殊清掃員の現場のリアル]↓
この動画を見ることによって、 これがおそらく事故物件の清掃であろうということが、なんとなくわかりました。
なんで長靴で室内に出入りしてるの?
私は昔、ハウスクリーニングなどのアルバイトをしたことがあるので、 ゴム長を履いたまま土足で 室内に出入りしながら清掃をしている彼らに非常に違和感を覚えてました。
靴を脱ぐか、室内履きに履き替えないと 靴の底についた砂利などで フローリングや 床材に 傷がたくさん入ってしまうはずなのに、 なぜ彼らはゴム長のままで部屋と外を出入りしているのか?それは…
長期間放置された腐乱死体はどうなるのか?
この YouTube の話では特殊清掃の現場の話をしていたのですが、
人間が死亡して そのまま放置されると 当然 遺体が腐敗するのですが、その際に
人間の皮下脂肪や内臓脂肪が腐敗により液状化して 床に大量に溶け出すそうで、
肥満体の遺体であれば、床が「油まみれ」になり、歩くと(ビチャビチャ)と音がするほどで、
孤独死で長期間放置された遺体は 下の部屋に住んでる住人の人の通報で発見されることが多く、 上の階の腐乱死体から漏れ出した 油が 下の階の天井までしみ出して漏れ出すことにより、
下の階の住人が通報するそうです。
特殊清掃の作業員は[人体から染み出た油]で靴が汚れてしまうので ゴム製の長靴などを履いて作業していて、
また室内清掃に 道路清掃などで使う レーキを使っていたのは、
ホウキなどでは 油まみれの床だと ゴミを集める際に油が飛び散りやすく、 またホウキについてしまった油を清掃後に洗うのが大変だからレーキを使っていたのだと思います。
[長期間放置された人間の腐乱死体]というものを見たことがなかったので、 わからなかったのですが、
(遺体から油が大量に染み出す ) という現象が発生するという話は、 彼ら特殊清掃員が装備していたゴム長やレーキの 使用用途というものがわかり、
自分の知らない世の中の謎が また一つ解けたので、 非常に興味深い話でした。