幼少期の記憶
11/4の日記。明日はジェンダークリニック(略してジェンクリ)へ足を運ぶため、今日は課題の幼少期から小学生までの頃について詳しく書き残しておこうと思う。ちなみに、ジェンダークリニックというのは、心と身体の性別に違和感がある人が通う病院。私自身、なかなか心の整理が追いつけなかったのだけど、ようやく自分の中で整理ができたため、緊張感がありながらも通い始めたのだ。今はまだカウンセリングの段階で、幼少期から大人になるまでに、何が好きという好みやら、何をしていたかといった行動などを結構詳しく書いて担当の方にシェアする必要がある。そうすることで初めて、正式に「性同一性障害です」と診断がおりるとのこと。私は"障害"という言葉が好きじゃないけど、今後のことやステップも考えていくと必要な面談なのだ。面談だけでも6回ほど通わないといけないそうで、診断がおりるまでにも時間がかかるとのこと。なかなかの長期戦。。
私が覚えている限りだと、幼稚園の年中さんごろは、戦隊モノのフィギュアで遊ぶことや、ミニカーで遊んでいた。けれど、年長さんになると、ぬいぐるみ・お人形さんを使った遊び、おままごと、セーラームーンのステッキなどを使って遊ぶようになっていた。親に勧められたのではなく、自分から選んで。お気に入りは、白熊のぬいぐるみで「くまっちぃ」というニックネームをつけて大切にしていた。もうその頃から一緒によく遊ぶ子は女の子ばかりで、自分も彼女らと同じだと思っていた。それに、男の子と遊んだ記憶が全くないのだ。小学生になって登下校で女の子と一緒に帰っていたら、ヤンチャな男の子から揶揄われたりして不機嫌になったことは覚えている。運動神経が皆無だったので、わんぱくな男の子と話も合わないし、スポーツが全然楽しめなかったから、私と同じように大人しい男の子数人としか仲良くできなかった。やっぱり気の合う子は女の子が多くて、当時は交換日記とかよくしていたっけ。そうやって誰かと一緒に遊ぶこともしていたけれど、一人でよく絵を書いたり、本を読んだり、ゲームボーイでポケモンをして遊ぶことの方が多かった。カラフルなものが好きだから、色とりどりの鉛筆やクーピーなどを使って、次から次へと絵を書いたり、オリジナルのポケモンを150匹以上考えてノートに記録していたり。自分なりにクリエイティブを楽しんでいた。小さな頃は毎年夏と冬に、母方のおばあちゃん家にお泊まり会をすることが恒例行事。優しい母が不在であった時も、「プリちゃんは一人でずっと楽しく遊んでたよ」と、おばあちゃんがビックリするくらい夢中だったらしい。母によると、あまりに白熱しすぎて、おばあちゃん家の障子に自信満々に落書きして、平手打ちされて怒られていたこともあったとか。ちなみに私の父は、野球やスポーツが大好きな人。好みが真逆なので、親にとっては悲しきかな、相性がいまひとつでね。公園でキャッチボールを嫌々させられたことがあったけど、投げてもすぐ目の前にポロっと落ちるものだから続けられない。そんな状況が全然面白くもなくて、泣き虫だった私はよく泣いていた。それよりも、絵を書くことだったり、本を読んだり、ゲームをしたりすることの方が、時間を忘れるくらい没頭できる遊びだった。
この幼少期の頃を明日に話してみて、担当の方からどのように返されるのか気になるばかり。無事に次へ進めることだけを祈っておこう。
見せていないだけで、
みんな何かを抱えながら生きている。
あなたは決して一人じゃないよ。
プリちゃん
「今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。何か響くものがありましたら、コメントとっても嬉しいです! 明日も書きますね。どんな毎日も、宝物になる日記。」
【祝出版】優しい時間を味わうアートブック『心に灯す光と色彩のパレット』発売中
◇11/4 お取り扱い店舗様◇
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「読み終わりには、優しくて幸せな気持ちで満たされて欲しい。明けない夜はないように、病めるときも健やかなる時も寄り添う、友人のような存在になりますように。」
東京を拠点に活動するアーティスト Prius Shota (プリちゃん)、
2021年9月21日(火) 国際平和デーに、初の著書『心に灯す光と色彩のパレット』を出版。
300人以上がクラウドファンディングで応援しあって出版が実現した、
【写真のアートと言葉で、心癒されるアートブック】。
淡い光と豊かな色彩が無限に美しく拡がる、『絵のような写真のアート』85点と、ほんのり前向きになれる言葉たちが掲載。巻末には著者Prius Shotaについてや、作品と個展の裏話つき。
好きな音楽をかけたお部屋で、温かい紅茶やコーヒーを飲みながら読書にふける。スマホやパソコンといったデジタルデバイスから一旦離れて、「穏やかな気持ちになれる、贅沢な時間」を味わってみてくださいね。
2022年の卓上カレンダーもできました。。!