noteダウンラウンド上場＆ストップ安✨会見でTwitter社からの締め出しと長文対応の動向に加藤CEO「注視する」
昨日noteが上場してからnote関連のニュースが騒がしいので、以下４つをまとめてみました。
１）noteダウンラウンド上場
２）note公開初日にストップ安
３）Twitter社が表明した他SNSのリンクの投稿禁止に対するnoteの対応
４）Twitter社が表明した4000字投稿に対するnoteの対応
それでは早速解説します！
✅ニュース１）ダウンラウンド上場
上場時の時価総額は44億円で、資金調達時の時価総額330億円から8割以上も減少して、大幅なダウンラウンド上場（資金調達における増資時の株価が前回の増資時の株価を下回っている状態で上場すること)となっている。
売上高は過去5年間で9倍に増得ていますが、創業以来ずっと赤字続きなんです...…。。
しかも、直近の増収スピードは鈍化している上、人件費が経営を圧迫しているデータも出ています。
赤字続きの原因について、noteは
「事業拡大に伴い人員採用を積極的に行ったことによる人件費の増加、サービス拡大に伴うインフラ基盤の増強による関連費用の増加や決済手数料の増加などによる」
と発表されました。また、鹿島幸裕CFOからも、
「先行投資としてエンジニアやデザイナーを中心とした開発人員を積極的に採用してきた。ある程度、優秀な人材を確保できたので、人材は今後はこれまでと同じような増えかたではなく緩やかになり、コスト的にも規律がある形で推移していくと思う。
売り上げを伸ばしていく中で、赤字幅については縮小していく予定だ」
と述べています。
ダウンラウンド上場について加藤ＣＥＯは、
「そもそもメディアは上場しない企業も多く、そのほうが一般的だろう。
ただ我々はメディアではなく、プラットフォームであり創作のインフラのようなサービスだ。
より多くの人に使ってもらうためには、ある程度の規模感が必要。
信頼獲得にも資金調達の手段としても上場することが適していると考えた。
もちろん直近の市場はいいタイミングではないという意見もあったし議論はしたが、長期的な視点で考えた時に、やるべき時にやろうということで決めた」
と述べてています。
また、未上場時から短期間で株価が下がった要因について鹿島幸裕CFOは、 「当社固有の要因はないと考えている」 と分析。
「マクロで見た時にアメリカをはじめとする金利の動向が、株式マーケット 、特に当社のようなグロース株に大きく影響しており、昨年と比べて株価が下がっている企業は多い。
マーケットが低迷すると投資家も保守的な状況に置かれる。
こうした環境の激変にIPO（新規株式公開）を目指す企業はダイレクトに影響を受ける
と述べた。
✅ニュース２）上場初日にストップ安
昨日、東証グロース市場に新規上場したnoteは、公開価格を53.2%上回る521円で初値を付けるも、昼過ぎにはストップ安となる421円まで下落。
以降ストップ安付近に張り付く展開となっって最終的に439円で終えた。
✅ストップ安とは？
株価の下落を一定限度内に抑える制度のこと。
目的は、株価の急激な変動で投資家に大きな損害や混乱を与えないようにするためです。株価が一定の価格いっぱいまで下落した場合がストップ安と呼ばれます。ストップ安になると、その日はストップ安より低い価格では取引できません。
🌷本当なら祝賀ムードで盛り上がるところなんでしょうが、ネットの反応は真逆ですね💦仕方ない部分も多いですが、売上の6割を占める人件費をなんとかして利益を上げていかないといけません。赤字を脱却しない限り株価も上がりませんから。
今後は海外進出も視野に入れてさらなるユーザー獲得に注力するとも言っていますから楽しみにしていましょう！
✅ニュース３）Twitter社が表明した他SNSのリンクの投稿禁止に対するnoteの対応
イーロン・マスク氏がCEOになって以降、日々騒動が広がるTwitter。
12月19日に、他のSNSへのリンクを投稿することを禁止する規約改定を発表されました。Twitter社の公式アカウントが
「Twitter での特定のソーシャル メディア プラットフォームの無料プロモーションは許可されなくなります」
として規約変更をアナウンスされました。
禁止対象とされていたSNSはFacebook、Instagram、Mastodon、Truth Social、Tribel、Post、Nostrの7つで、違反者はツイートの削除を要求されたり、アカウントが一時凍結されたりする場合があるとしていました。
でも、数時後に新規約の告知ページと告知ツイートが削除されました。
noteもTwitterから締め出しに昨日、加藤ＣＥＯが言及し、note自身の集客力を高めて対応する方針を明らかにしました。
「noteはさまざまなサービスとの連携が一番大事。Twitterについては今まさに現在進行形で、確かなことはいえないが、注視しつつやっていく」
また、このようにも話しています。
「noteは更新通知など、自身の集客が、SNSや検索流入を含む全体の3分の1くらいある。note自身の、サービスに来てもらえる力を強化するのは当然やるべきこと。そこはAIによるレコメンデーションや新機能、SEO強化でやっていく」
✅４）Twitter社が表明した4000字投稿に対するnoteの対応
12月11日にイーロン・マスク氏が『Twitterは4000文字の長文投稿に対応する』と表明しました。
4000字はアルファベットや数字などの場合で、日本語の全角文字（2バイト文字）では、140字から2000字となっています。
フォロワーからの「Twitterが投稿できるキャラクター（文字）数を280から4000に増やす噂は本当？」との質問に対して、マスク氏は「イエス」と答えています。
ただし、いつ制限を引き上げるのか、また段階的に増やしていくのかといった、それ以上の情報は述べていません。
4000文字への拡張はTwitterというメディアそのものの性質や、コミュニケーションのあり方を変質させる可能性もありますが、文章コンテンツのnoteにとっても気が気ではない話です。
4000字についても、加藤ＣＥＯは同様の発言をされています。
「noteはさまざまなサービスとの連携が一番大事。Twitterについては今まさに現在進行形で、確かなことはいえないが、注視しつつやっていく」
✅まとめ
以上、『noteダウンラウンド上場＆ストップ安✨会見でTwitter社からの締め出しと長文対応に加藤CEO「注視する」』
１）noteダウンラウンド上場
２）note公開初日にストップ安
３）Twitter社が表明した他SNSのリンクの投稿禁止に対するnoteの対応
４）Twitter社が表明した4000字投稿に対するnoteの対応
あまり他のSNSに振り回されないように、どっしりとした経営をしてほしいです。いつまでもわたしたちが気持ちよく使えるプラットフォームを目指してほしいです。
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