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せんべい王子の未来を発明する日々

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2019年7月の記事一覧

<経営の話 AよりQを>

<経営の話 057>
高校生だった頃、私にとって山本太郎はダントツのTVスターだった。
ダンス甲子園という人気コーナーでメロリンQというニックネームをつけられていたが、
私は「山本太郎」というシンプルすぎる本名の方が好きだった。
やたらたくましい身体をオイルでテッカテカにしてヘンテコリンな動きでダンス?する彼の出演をテレビの前で毎週楽しみにしていた。
同じ高校生としてこいつだけには敵わんなと謎すぎ

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<経営の話 いろんな問題に対して>

<経営の話 056>
承前)10月から消費税が10%になるかもしれない。
まだまだ阻止できる可能性があるから「かもしれない」とあえて書きました。
消費税の増税は大反対です。
むしろ減税しろよって!
田中屋は駄菓子ではない煎餅を目指しています。
たかが煎餅とはいえ、我々庶民が小さな小さな幸せを感じられるものでありたいと思っています。
その幸せな時間が減る(減らされる)のは個人の能力とか努力ではありま

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<経営の話 ビゲンだけど白髪は増える>

<経営の話 055>
2001年の田中屋せんべい入社から前年売上を超えたことは3回くらいしかないんじゃないかな。
暗黒期は店舗、取引先、洋菓子、喫茶、縮小しまくってきたのでやむなしとも言えますが
それ以降も微減、微減、ビゲン白髪が染まらず増えるのはなぜ??
イケイケどんどんに見えるようだけど、そんなことはない。
あちらが上がれば、こちらが下がる。
重点項目は良くなっても、全て上手くいってトータルで

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<経営の話 V字回復と浪漫飛行>

<経営の話 054>
ノルディックスキーのジャンプV字飛行は以前のスキーを2本揃えて飛ぶスタイルのフォーム点が減点されても、V字にした方が飛距離が出る。見た目より距離を採った。
私もなりふり構わず、外からの目を気にしすぎず、とにかく煎餅焼けるお店に戻すことを優先した。
飛距離(売上)は伸びてないというより大幅減だが、以前できなかったことができるようになった。
経営者の見栄として、規模が大きい方がす

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<経営の話 阿房煎餅屋>

<経営の話 053>
阿房列車は最高だ。内田百閒が大好きである。
このことだけでも経営者としてあまり適性がないことがわかるw

東京を出て盛岡へ夕方に着きたい。
それには朝早くの汽車に乗らなければ到着しない。
しかし、百閒先生は早起きが大嫌い。絶対したくない。
『その汽車に乗らないで、その汽車で着きたい。』
まるで禅問答のようなわがまま極まりない要望にどう対処するか?
そしてたどり着いた結論は

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<経営の話 高齢化ってこーれーかー!>

<経営の話 052>
少し前に新しい職人さん(未経験者)を採用した。
なかなか大きな決断だった。
近い将来確実に来る職人不足。だが今は足りている。
仕事というのは昨日入社した人がすぐにできるものではない。
採用から一人前になるまで必ずタイムラグが発生する。
採用して技術を教えても、辞められたらそれまでの育成は水泡に帰す。

職人の高齢化問題は、その高齢職人を雇う金額プラス新しい職人を育成する金額が

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