<経営の話 高齢化ってこーれーかー!>

<経営の話 052>
少し前に新しい職人さん(未経験者)を採用した。
なかなか大きな決断だった。
近い将来確実に来る職人不足。だが今は足りている。
仕事というのは昨日入社した人がすぐにできるものではない。
採用から一人前になるまで必ずタイムラグが発生する。
採用して技術を教えても、辞められたらそれまでの育成は水泡に帰す。

職人の高齢化問題は、その高齢職人を雇う金額プラス新しい職人を育成する金額が発生してしまうタイムラグに起因する。
元煎餅職人や煎餅専門学校を卒業した人間とは出会ったことはない。
よそから引っこ抜いてくるわけにはいかんちゅーこっちゃ。
そこらへんの人を煎餅職人に育て上げないといけない。

昔は丁稚だ、修行だって若い子たちを安く雇用できた。
今はそれブラック認定。
良い悪いではない。社会が変わってきたら対応する。
個人的には若い子たちから搾取するのは好きじゃないのでこの風潮は歓迎だけど。
経営者としては大変きつい。
本当に厳しい。
「どんなに飢え死にしそうになっても来年植える米だけは絶対食べてはいけない」のだ。
続けるとはそういうことでもある。
飢え死にする前に来年の収穫ができるとええんやけどな、、、
もしくは何か別で食いつなげる手を探すか。
そういう意味で資金的に余裕のある会社にしていかないと続かない。
どうやったらいいのか教えて欲しい。


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