キーボードから生まれた名前とともに歩んだキャリア
私の名前は「となきち」
もちろん本名は違う。
でも、今は本名より、「となきち」という名前で呼ばれることの方が多い。
この名前と出会ってから、今、こんなに当たり前のように皆さんから呼んでもらえるようになるなんて、思ってもみなかった。
そして、よく言われるのが
・名前を見て、てっきり男だと思ってた
・なぜ「となきち」っていう名前なの?
そんな時は、私はいつも「昔の彼氏の名前だったの」って説明しているけど、今回は実際のお話をしてみようと思う。
■いつから呼ばれた?
そもそも名前との出会いは25年ほど前。そして、18年前にブログをスタートさせた時に、どんなハンドルネームがいいかなと考える間もなく、「となきち」にしようって思った。
そして、ブログのタイトルも『となきち日記』となった。
同時期に始めたmixiでもハンドルネームを「となきち」にした。
私の活動が活発になってくると同時に、そのブログをみてもらうことが増え、『となきち日記』の「となきちさん」って言われるようになった。
■ブログ講座を始めたことで
そのうち、香川県で「あしたさぬき」という地域ブログが始まり、私はその使い方を教える講師を務めた。
当時は、その地域ブログを盛り上げることで香川県という場所が盛り上がるという思いがあったので、香川県のあちこちでブログ講座の講師をし、登録してブログを始めた人に毎日のようにコメントを入れていた。
もちろんあしたさぬきの中での私のブログタイトルは「となきちDiary」
そしたら、いつの間にかいろんな場所で「となきち」さんと呼ばれることが多くなった。
■もっとかわいい名前がよかったかも?
当時はブログ全盛期で、ブログからいろんなイベントが企画されたりもした。
「あしたさぬき」ブログで募集して高松踊りに出よう!てことで、「あしたさぬき連」を作って、たくさんの人たちと踊ったりもした。
10年続いたその連で、4年目から連長を務めさせていただいたので、その時は「となきち連長」と呼ばれていた。
パソコン講座に行けば、「となきち先生」と呼ばれ、経営者の会に行っても「となきちさん」と呼ばれる。
友達の間でもどこにいっても「となきち~」と呼ばれるようになった。
またその頃に自由に私を見てイメージした絵を描いてってお願いしてできたのが「魔女」の絵だったために、「となきち魔女」とも呼ばれるようにもなっていた。
このころ、こんなにハンドルネームで呼ばれるなら、
もっとかわいらしい名前にしておけばよかった……
と思ったけど、もうその時には定着しすぎて変えようがなかった。
そして、私のことを本名は知らないけど「となきち」という名前なら知っている。そんな状態になっていった。
■上京するときにリセットしようと思った
そして、2019年に香川での仕事をすべてリセットして、上京。
東京には相方だけで、他に誰も知り合いもいない。
ならば、これまで呼ばれていた「となきち」という名前もリセットして、これから会う人には本名を覚えてもらおう。
そんな風に思ったのだが、
なんと、私が上京したのと同じ時期に、
学生服リユースショップさくらや創業者の馬場加奈子さんも香川から拠点を東京に移していた。
もともと馬場さんは15年くらい前から同じイベント活動に参加したりのご縁があった。
コロナ禍にもなり、仕事としても思うように動けなかった私は、東京で馬場さんの仕事のサポートをするようになる。
■結局東京でも「となきち」
馬場さんもやっぱり香川にいるころから、私のことを「となきち~」と呼んでいた。
さくらやは北は北海道から南は宮古島までパートナー店舗が約80店舗もあるので、彼女の影響力はかなりあった。
オンラインでMTGをする際も、私のことを「となきち」と呼ぶし、一緒にいて打合せなどや交流会で会う人の前でも、「となきち」と呼ぶので、そのまま定着していった。
そして、やっぱり上京して出会った人からも「となきち」と呼ばれるようになる。
そんなこんなで結局現在も「となきち」
そして、今回ものキャン5期生としてライターの勉強に参加を決めた時、
迷うことなく、「となきち」で登録させてもらった。
結局、なぜかわからないけど私はこの名前に愛着をもっている。
25年前から「となきち」という名前とともに私はキャリアを積んできたんだと思う。だから、今となっては私の人生になくてはならないものなのだ。
■そもそもとなきちの由来は?
ではなぜ「となきち」という名前と出会ったのか?
これは、とてもよく聞かれる質問なんで、本当はすごいドラマチックな理由にしたかったのだが、
ヒントは、キーボード
実はこの名前と出会ったのは25年ほど前。
30年以上前にワープロ専用機を使っていた私は、当時、日本商工会議所が推奨していた「かな入力」で入力していた。
そして、Windows95が発売されて、パソコンを使うことが当たり前になってきた。
以前この自己紹介にも書いたけど、パソコンインストラクターとして活動していた。
もともとワープロ専用機でかな入力していた私は、その頃から教える時は「ローマ字入力」で教えるようになる。
ただ、仕事でパソコン作業するときはかな入力に切り替えながらやっていた。
そしてある日、ローマ字入力に切り替えたつもりで、私の苗字「すが」を打ったら、画面には「となきち」と出てきたのだ。
はっ?何?ってよくよく見ると、
「すが」と打つためには、「S・U・G・A」のキーを打つ。
でも、かな入力モードなので、そのキーは「と・な・き・ち」なのだ。
その時、なるほど、私の苗字は「となきち」なんだってなんの抵抗もなく受け入れている私がいた。それ以来、私の裏苗字は「となきち」とインプットされたのがそもそもの始まり。
■となきち=わたし
なんだそんな理由?って思った人もいるでしょう?
だから、あんまり由来を語ることもなかったんだけど・・・(笑)
ただ、この名前を使い始めて、私の動きは活発になっていったように思う。
仕事でいろんな道が開けていって、たくさんの方と出会った。
その出会いがまた仕事につながっていった。
そして、そんな活動の中でいつも呼ばれていたのが「となきち」という名前。
もっとかわいい名前にしとけばよかったと思ったこともあった。
そして、もうこの名前はリセットしようと思ったこともあった。
でも私のここまでの歩みの中で「となきち」という名前は欠かせなかったんだなって今は思える。
そして、これからも、『となきち=わたし』
そのうち、もう少ししたら「となきちばあちゃん」とか呼ばれる日が来るのかもしれないね。
なんやかんや言いながら、私はこの「となきち」という名前が好きなんだなと、今回noteに記しながら改めて思った。
そして、言い続けることでそれは私の一部になっていってるんだ。
今となっては、途中で迷い替えたりしなくてよかったなと思う。
ということで、
このまま続けて「となきち」と呼んでください。
よろしくお願いします。
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