ペーパーバック出版の感動と発見:私のストーリー
去年10月初めて出版した電子書籍をペーパーバックにしてみました。
今回、ペーパーバックにすることになったいきさつと、してみて初めて気づくこと。そして新たな経験すればするほど欲張りになっていくものなんだなとわかった流れを書いてみた。
去年、電子書籍にしたいきさつや実感したことはこちらに書いています。
私にとって電子出版自体が未知の経験
執筆作業とは?から始まると思いきや…その前にリサーチが大事。
ターゲットは?
3C分析は?
マインドマップ作製
章立ては?
本のタイトルと表紙に入れるキャッチ作り
そんな作業に何日もかかり、そこから執筆が始まる。
目標2万字。結果的には2万5千字くらいになった。
そこから、校正が始まる。
何度も何度も読み返しても、読むたびに校正が入る。
文章は魔物?って思うくらい、読むたびにいろんな捉え方ができる。
足し算してみたり、でもどっちかというと引き算が多い。
そんな感じで進める日々。
執筆校正作業が終わっても、これで本当にいいのだろうか?
と、一晩寝かしてまた次の日に読んでみるを繰り返しながら完成させていった。
そして表紙のイメージ作りからデザイナーへの依頼と、原稿はEpub化へなど、経験したからこそのわかる道筋。
そして、経験したからこその肌で感じる実感。
本が出せたらいいなあ~なんて軽く思っていたけれど、これだけのことをするのね?は、やはり経験して一つずつ自分でやってきたからこそわかるものだった。
そしてAmazonで電子書籍が出版された時は、何にも代えがたい歓びだった。
ペーパーバックという存在は、その時知ったけど、何によりも出版できただけでいいじゃないかーとその時は思っていたのです。
周りの反応
出版してみて、周りの方々の反応も様々。
もうすでに出版している人たちや、今まさに一緒に出版しようと頑張っている人たちもいれば、全く電子書籍は未知の世界で、どんなものなのかがわからない方もいる。
父からも、
「どうやって読んだらいいん?」と何度も電話がかかってくる。
父の場合、娘が書いたものを読みたい一心で試行錯誤しながら最終読んでくれたようだ。
でも、普段ネットとあまり縁がない方には、例え読みたいと思ってもらえたとしても読めないんだろうなあという事実に気付いたのもその頃。
でも、ペーパーバックにするとなると、またそれ用の原稿や表紙を作らないといけない。
何よりもその費用や何をどうしたらいいのかそれを調べることがちょっと面倒だなと思う私がいたのです。
ペーパーバック化との出会い
そんな風に感じつつも、電子書籍を出版したことでちょっと満足していた私だけど、だんだん本としてカタチに残っているのもいいなあなんて漠然と思思うようになっていた時、あるセミナーと交流会に参加した。↓↓↓
その交流会で主催者のわだみきさんとおしゃべりしていて「ペーパーバック」が話題になり、登録するための原稿を作ってもらうという話を横で聞いていて、私も作りたいと即思ったのだ。
なんとなくモヤモヤ動かずにいたことが、ここに来て急に動きなさい!やりなさい!と言われたそんな瞬間でした。
ペーパーバック化
早速、わだみきさんに、まず準備するものを聞いてみた。
その日すぐに必要なものを整理して書いてくれたファイルを送ってくれたので、すごくわかりやすくて、それに沿って準備をしていくことができた。
端的にわかりやすく整理してくれることで、この方に任せて大丈夫という安心感も生まれる。
あとは、一つずつ準備をしてはやりとり。わからないところがあればすぐにメールで確認。
リズミカルな作業が楽しくなっていった。
なんとなくこうかな?ではなく、ちゃんと専門の人に聞くことで安心して進められる。
これって自分が仕事をするときにもとても大事な基本だなと改めて気づかせてもらった。
電子書籍では入れてなかった写真も追加できた。canvaを使えば章扉も自分の好きなデザインで形にしてくれるから、なんか手作り感もあり嬉しい。
原稿のPDF化ができると、ペーパーバック用の表紙のデザインを以前お願いしたデザイナーに再度発注。これも、お願いしたその日の夜にもう出来上がってきていた。
皆さん仕事が速い!
そしていよいよKDPで登録。ここからは自分で登録。
電子書籍の時に登録はしているので、案外すいすい?かな?と思いきや。
ここで書籍の定価の仕組みをはっきりと知る。
電子書籍出しているのに知らんかったのか?(笑)
って感じですが、
なるほど!まずは仮の定価を決めてみる。そこから計算式に入れるのだ。・
ロイヤリティが60%で、そこから印刷代がさしひかれて手元にいくら入るのかが計算されるようになっている。
なるほど!ペーパーバックになると定価がこんなに高くなるのはなぜ?という理由がはっきりと理解できた。遅い?💦
でもね、すべて一つ一つ階段を上がっていくように理解したり気づけたりするんだなあと実感。
校正刷り
本番化する前に校正刷りを注文してみる。
これは、印刷代と送料だけで送ってくれるもので本番化する前に、実際に印刷してみて不具合がないかどうかを確かめるもの。
6日の早朝に注文して、8日の午前中に届いた。
こんな感じで。表紙に黒い帯がかかっている。それでも実際に手に取った時には感動!カタチになったものを自分の手にするってこんなにうれしいものなんだと実感。
内容を確かめて、いよいよ本番化。
ホッと一息すると同時に、著者用に本が注文できるらしく、それはロイヤリティなしで印刷代と送料だけで注文できるのだ。早速母と息子に読んでもらおうと思い、余分も考えて5冊注文完了!
それと、本にかけるクリアカバーを準備。
文房具屋さんをのぞいてみたら、ピッタリのがあるではありませんか~。
私のイメージではペラペラなものではなく、しっかりしたものがいい。
クツワ株式会社が出しているクリアカバーがいろんなサイズのものがある。今回「教科書サイズ(A5)」を購入。
このカバーをかけておくと母や息子に渡しても大切にしてくれるかな?(笑)
そんな希望をもって…
ペーパーバック化して気づいたことのまとめ
今回、電子書籍からこのペーパーバック化へと実際にやってみて、一つ一つ出来上がるたびに、自分の夢が叶ったと思った。
そのたびにこれで満足~と思うのだが、やはり時間とともに欲が出てくる。
未知のことに対してどんなものなのか、どんなふうにしたらできるのか、そんな体験をしたことで、その現実がわかる。
これこそ経験することの大切さだと気づいた。
経験は、それそのものを「した」というだけではなく、したことによって、自分がどう感じ、どう理解し、そしてその次の道を見つけることなんだなと気づけた。
だから、欲張りにもなる。
ここまでできたからOKではなく、ここまでできたなら、その結果を見て、今度はこうしたいという気持ちがふつふつ湧き出すのだ。
今回、ペーパーバックをしてみて、白黒印刷にしたけど、せっかく写真を入れたのでカラーにすればよかったと。
でも、カラーにするとそれだけ印刷代も高くなるという事実。
ただ、その時印刷代が高くなるけど、自分にとって何が優先か!を考えることができるようになるではないかと。それは最初からはなかなかできなくいけど経験したからこそわかってできるもの。
要するに経験することで、次への選択肢がどんどん増やしていけるということがわかった。
これは、未来に向かってのワクワク感を増す要因になるんだなあと実感した。この実感こそが今の私にとって大切だったんだなと思える。
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