「遊びごころ」-エッセイ-
私には、どんな状況にあっても、失いたくないなと思ってるものがあります。
それは……「遊び心」。
遊び心というと、不可欠な要素じゃないけど、あれば楽しいというイタズラ的な気持ちのこと。
あるいは、遊びたいと思う気持ちや遊び半分の気持ちを指すことも。
あれは私が小学生に入って間もない頃のこと。
覚えたての文字で、将来の自分に宛てて、短い手紙を書いたことがあります。
「大人になった私へ。
どんなにお仕事が大変でも、子どもの時に色々と面白いなと思った気持ちやワクワクしたこと、遊ぶことの楽しさをずっと忘れないでね」
他にも何か書いたかもしれないけど、ハッキリと覚えているのはそこの部分だけ。
大事なものをしまう飾り棚の引き出しにしまった手紙を、ときどき思い出したように引っ張り出して、何度読み返したことか。
いつの頃か、手紙自体はどこかへ行ってしまったけど。
その始まりの数行に書かれたメッセージは、今も深く心に刻まれています。
子どもの私が、こうであってほしいと願って思い描いた大人に、今の私はなれてるのかな?
なれているといいな……。
物語やエッセイも、今はまだどこか力を込め過ぎたり、書こうとする気持ちが先走るけど。
もう少し慣れてきたら、心にもっと余裕を持って……読んでくれる方を楽しくさせる遊び心を入れていけたらいいなと思います♪
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