『女子アスリート』の食事意識
『女子アスリート』は思春期に入ると脂肪がつきやすいため、『男子アスリート』の大体80%の食事量を意識しましょう。
女性の食事傾向について
男性は、「量をたっぷり食べて空腹を満たす」目的で食事をすることが多く、学生やビジネスマンは、食事の偏りが問題視されます。
しかし、女性は、「美味しいものをちょっとずつ食べたい」という思考が強く、食事の偏りは少ないのですが、ダイエット思考やストレスを感じやすい傾向があるため、食事には気をつけないといけません。
思春期のダイエットは禁物!
痩せ希望は、エスカレートしてしまうと拒食症や過食症といった、「摂食障害」を引き起こしていまいます。しっかりバランスの良い食事を心がけ、ビタミンやミネラルを意識的に摂取することが重要です。
『運動性無月経』
過度のダイエットにより、精神的ストレスや身体的ストレス、体脂肪率の低下などが原因で起こる「月経障害」。その際、女性ホルモンである『エストロゲン』の分泌が減少し、骨密度が低下することで疲労骨折を引き起こします。
ケガをしやすい
『男子アスリート』より筋力が弱いため、ねんざや肉離れを引き起こしやすく、たんぱく質が不足しないような食事を心がける工夫が必要です。
貧血を起こしやすい
トレーニング中、めまいや立ちくらみ。「ちょっと疲れてるのかな?」と思ったら、まずトレーニングをやめて休息を取りましょう。女子アスリート、特に「思春期は貧血を起こしやすい」といわれています。
一般的に貧血は、極度の運動によって起こる『脳貧血』がよく言われますが、女性の場合、その貧血は、『脳貧血』ではない可能性があります。
『鉄欠乏性貧血』
これは、『鉄』が減少することのより、血液中のヘモグロビンが基準値より下回り、体内にエネルギーを作る際に必要な酸素を取り込めなくなり、息切れ、頭痛、めまい、食欲低下、疲れやすいなどといった症状が出る貧血です。
『女子アスリート』の食事で注意したいこと
●『男子アスリート』の80%を目安に。
●ケガ防止のための「たんぱく質」。
●ストレスで消費する「ビタミンC」は必須。
●貧血予防に「鉄」を意識する。
サプリメントが普及する中、簡単に栄養摂取ができてしまう現代。まずは、スポーツ選手の原点は『食事』ということをお伝えします。
思春期のお子さんを抱えるご家族の方、陰ながらエールを送ります。頑張って!