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なぜ日本は飢餓をゼロにできないのか

こんにちは みなさんはSDGSを意識していますか?
今回はSDGS2番「飢餓をゼロに」についてご紹介します。


日本のSDGS達成状況

【達成したもの】
4番「質の高い教育をみんなに」
9番「産業と技術革新の基盤をつくろう」
16番「平和と公正をすべての人に」

【達成に近いが課題があるもの】
1番「貧困をなくそう」
3番「すべての人に健康と福祉を」
6番「安全な水とトイレを世界中に」
8番「働きがいも経済成長も」
11番「住み続けられるまちづくりを」

【課題が多いもの】
2番「飢餓をゼロに」←なぜ???
7番「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」
10番「人や国の不平等をなくそう」

【達成には程遠い】
5番「ジェンダー平等を実現しよう」
12番「つくる責任つかう責任」
13番「気候変動に具体的な対策を」
14番「海の豊かさを守ろう」
15番「陸の豊かさを守ろう」
17番「パートナーシップで目標を達成しよう」

日本が飢餓をゼロにできない理由

飽食と言われる現代で、フードロスの問題を抱える中でも、世界には飢餓で苦しむ人がまだまだいるという現状があります。

中でも、日本は、「持続可能な開発報告書」の指標によると、日本は肥料や化石燃料の燃焼で排出する窒素の量がほかの国に比べて多いと評価されています。

窒素の排出量が増えると、化合物として形を変え、

・酸性雨
・気候変動

などの環境問題を引き起こし、

・土壌汚染
・水質汚染

が発生します。

それによって、生態系に悪影響が出て、農業にもダメージを与えます。

それが貧困や飢餓を引き起こすのです。

私たちにできること

その① 国産の食材を買う

食料自給率を上げることで、今まで輸入に頼っていた部分の他国への負担を減らすことができます。

「エコロジカルフットプリント」という言葉をご存知ですか。

「エコロジカルフットプリント」とは、経済活動によってどの程度の生態系を踏みつけているか表したもの。


日本はこのエコロジカルフットプリントが他国と比べて大きいとされています。

→日本人は1人あたり、4.3ヘクタールのエコロジカルフットプリントだと言われており、これは地球の収容量の2.4倍になります。
これは私たちの経済活動が持続可能なものではないことを示し、
これから改善していく必要があります。

その② 食品ロスを減らす

日本の2021年度における食品ロスは、全部で523万トンです。

そのうち、事業系食品ロスは279万トン、家庭系食品ロスは244万トンでした。

約半数が家庭系食品ロスであり、食品ロス削減に向けて、消費者1人1人が意識して行動する必要があります。

その③ 食料支援運動に参加する

国連WFP協会が「レッドカップキャンペーン」という取り組みを行っています。
このマークがついた商品を買うと、売上の一部が企業から寄付され、学校給食などの支援につながります。


レッドカップキャンペーン対象商品の一例

また、フードバンクなどに食料を寄付することもできます。

まとめ

国産の食材を意識して買ったり、家庭内の食品ロスを減らすよう、気を付けたり、食料支援運動などに参加することによって、日本、そして世界の飢餓を減らすことにつながります。
SDGS達成のためには、一人ひとりの行動が欠かせません。
この記事を読んでくださったみなさんも、今から、新たな行動を始めてみてはいかがでしょうか。

世界中のしあわせを願って。



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