
服部幸應さんに学ぶ6つの「こ食」
今回は、近年増えている子供の6つの「こ食」について、
服部幸應さんに学んだことをご紹介します。
「孤食」
ーひとりで孤独にたべること
→・好き嫌いが増える
・栄養が偏る
・社会性、協調性が身につかない
一日三食たべるのであれば、一年で1095回食べることになります。
そのうち、家族と食べる回数は年々減っているとされています。
食卓は家族との大事なコミュニケーションの場でもあります。
おうちでお子さんの孤食が増えていると感じたら、次の週末は一緒に食卓を囲むなど、積極的に共食の機会を増やしてください。
「個食」
ー家族それぞれが自分の好きなものを食べること
→・好き嫌いが増える
・栄養が偏る
・社会性、協調性が身につかない
・他人の意見を聞かなくなる
家族によって好き嫌いに差があり、一緒に食べているのに、食べているものはバラバラなんてこともあるかもしれません。
ですが、「個食」は好き嫌いを増やし、他人の意見を聞けない子供になってしまいます。
もし、子供が苦手なメニューのときは、食材は変えずに味付けを変えたり、苦手な食材を食べられる食材で代用したり、子供の好き嫌いは認めつつ、工夫して同じ食事が摂れるようになると理想です。
「固食」
ー自分の好きなものしか食べないこと
→・好き嫌いが増える
・栄養が偏る
・社会性、協調性が身につかない
・他人の意見を聞かなくなる
・肥満になる
・わがままになる
・生活習慣病になりやすくなる
これはお子さんだけでなく、大人にも共通することですが、
好きなものばかり食べていたら、栄養が偏り、生活習慣病にかかりやすくなります。
好きなものだけ食べるのではなくて、好きなものも食べつつ、苦手な食材も取り入れたり、バランスよく食べることを心掛けましょう。
目標は1日30品目と言われています。
何品目食べたか数えて、スタンプラリーのようにしても面白いかもしれません。
「小食(少食)」
ー食べる量が少なく、バランスが悪いこと
→・必要な栄養素が足りない
・無気力、やせ、発育不全を引き起こす
食に興味がないお子さんや、集中して食べることが難しいお子さんでは、少食になってしまう場合もあるかもしれません。
そんなときは、おやつ(加工されていない果物や、おにぎり)を上手に活用して、栄養補給ができるようにしましょう。
特に、野菜不足が気になるときは、無添加の野菜ジュースや、果物を取り入れることもおすすめです◎
「粉食」
ーパン、麺などの粉もの中心の食事
→・嚙む力が弱くなる
・カロリー過多
・肥満を引き起こす
パン、麺類、お好み焼きやたこ焼きなどの粉もの中心の食生活を続けていると噛む力が弱くなってしまいます。
噛む力が弱くなると、消化に悪影響を及ぼしたり、ますます柔らかい粉ものを食べるようになってしまいます。
小学校では、ときどき「カムカム給食」と言って、噛み応えのある食材を使った献立が提供されます。
ご自宅でも、固い食材(スルメイカやごぼうなど)を適宜取り入れて、噛む力のトレーニングを心掛けてください。
「濃食」
ー加工食品や味の濃いものを好むこと
→・味覚障害
・肥満、生活習慣病を引き起こす
「濃食」は、加工食品や味付けの濃い食事のことで、自炊する機会が少ない場合に多くなりがちです。
子供だけでなく、大人も共通して、注意する必要があります。
長期にわたって「濃食」を続けていると、味付け濃くなければ、美味しいと感じなくなってしまったり、カロリー過多で肥満を引き起こすことがあります。
今一度食生活を振り返り、ご自身の食事が「濃食」になっていないかチェックしてみてください。
自炊の機会を増やしたり、出汁を活用することで、濃食対策になります◎
まとめ
「こ食」には「孤食」、「個食」、「固食」、「小食」、「粉食」、「濃食」の6つがあります。
子供にとって食事は、栄養だけでなく、社会性や協調性を身に着け、常識などを学ぶ機会でもあります。
一日一日を大切に、温かい食卓を囲みたいですね。
食育は子供に限った話ではありません。
普段から栄養バランスに注意し、十分な栄養素が摂れるように意識することが必要です。
生活習慣病を引き起こさないためにも、定期的に食事の振り返りをすることをお勧めします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
あなたが今日もしあわせでいられるよう願います。

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