見出し画像

【代表インタビュー】24年分の “宝の山” を駆使して、新しいステージへ漕ぎ出す

こんにちは!株式会社IBSの採用担当です。

今回は、IBS代表取締役の佐々木貴司にインタビューしました。
この記事では、主に以下の内容をお届けします。

・IBS創業までのストーリー
・組織づくりにおいて意識していること
・IBSの強みや求める人物像

山あり谷ありだったこれまでの24年の歩みと、だからこそ描ける未来。
IBSの魅力が詰まった記事になっています。

ぜひ最後までご覧ください!

・・・

借金を抱えた崖っぷちのスタート

株式会社アイビーエス_代表取締役社長 佐々木

ーー代表のこれまでのキャリアについて教えてください。

学生時代、地元の岩手から東京へ出てきて最初に掲げた目標は、「100のバイトをしよう」でした。

昔から「いつか自分で会社を立ち上げたい」という想いを強く持っていたので、「まずは世の中の仕事を全部制覇してやろう」と思ったんです。

大工やホテルでの配膳業務、引っ越しなどの力作業。海の家の住み込みバイトは、けっこう好きでしたね。日払いのバイトだと、給料をいただいたその日に全部使ってしまったりして(笑)。若気の至りを繰り返しながら、いろんな経験を積みました。

あれはたしか、30〜40ほどのバイトを経験した頃。ある日「社会人の予習をしてみませんか」という一つのフレーズが目に留まりました。

スーツを着て行ってみると、いきなり始まったのは営業のロールプレイング。その日の午後には「飛び込み100件行ってこい」と言われるような世界でした。でもそのバイトがきっかけで、営業の面白さにハマったんです。

当時はバブルが弾けて、NTTが民営化された時代でした。通信が再編されるタイミングだったので、通信会社が次から次へとでき、新しいマーケットが生まれていた。その中で若い経営者たちがどんどん新しい会社を作っていく姿を見て、「私もこの通信業界で起業したい」と思うようになったんです。


ーーそこから実際に起業に至るまでには、どんなストーリーがあったのでしょうか?

まず、ある通信のコンサルティング会社に入社しました。営業マンが150人もいるような環境の中、まだ22歳ほどの若造でしたが部署を持たせてもらったんです。

その中で営業の醍醐味や事業をやっていく面白さ、それらが会社にもたらす影響の大きさを体感。やっぱり営業の世界を極めていきたいと思い、同僚と会社を出て起業しました。

マーケティングに関わる新しい事業にも挑戦しましたが、目の当たりにしたのは「営業職だけでは会社が成り立たない」という現実。最終的には方針の違いもあって袂を分かち、私は金融関連の子会社で通信事業を立ち上げる機会をいただいて、その会社の役員に就任しました。

1から事業部を立ち上げる経験をする中で、経営というものも少し覗かせてもらった3年間。それから満を持して独立したのが、31歳の頃です。まだ全然資金力がない中、2800万円もの借金を背負ってのスタートでした。

モットーは「隣の人を大事に」

ーー借金を背負いながらスタートしたIBS。そこからの歩みは順調だったのでしょうか?

資本金は2ヶ月で底を尽き、出だしから絶体絶命に。でもご縁で大きな受注をいただき、なんとか乗り越えました。ギリギリになると、何かしら乗り越えるテーマをいただくことが多いですね。

当時の市場は「上場ブーム」。3年目になるとIBSも、本格的に上場を目指し始めました。弊社が持っていた新しい営業支援の構想に、ベンチャーキャピタルが投資してくれたんです。

手探りで上場を目指す中、私は人の力を強化しようとどんどんヘッドハンティングをしました。すると、もともと結束していた組織が崩壊してしまって……。当然それに伴って利益も下がり、投資してもらった事業モデルが実現せぬまま、あっという間に大借金を負ってしまいました。

経営というものの奥深さを痛感した、大きなターニングポイントになりましたね。


ーーそれから組織づくりにおいて、意識するポイントは変わりましたか?

それまで言葉にはしていませんでしたが、もともとリーダーとして「一人ひとりが活かされるチームを作りたい」という想いがありました。個性を大事にした上で、一人ひとりが最大の力を出せる環境を作るのが、トップの役割だと肌で感じていたんです。

どん底を経験してからは、改めてそういった感覚を言葉にするようになりましたね。当時から言い続けているのは、「隣の人を大事にしていこう」という言葉。

弊社で言うと、私には私の代表としての役割がありますし、オペレーターさんには電話をかけるという役割がある。それぞれ役割や背負っている責任は違いますが、上下はなく一人ひとりが会社の中で必要な存在です。

「隣で働いてくれている人たち」に常にリスペクトを持って仕事をしていくこと。それが、人が活かされる組織を作るために大事にしている想いです。

24年分のデータベースは、宝の山

ーー現在のIBSの組織や事業について教えてください。

今、社員数は32名。アルバイトなどを含めると200名以上のスタッフがいます。事業の柱になっているのは、戦略マーケティング型コールセンター事業です。

かつて通信業界にいた頃、人をどんどん増やしてコールセンターを拡大する企業が多くありました。でも当時から私は、人を頼りにした事業モデルは長く続かないと感じていたんです。そうして着目したのが、データベース。

データベースは、通信やマーケティングの業界において確固たる資産。だからデータベースを扱うコールセンターをいち早く目指しました。

IBSは、インキュベーション・ビジネス・システムの頭文字。営業の仕組みを作っていきたいという、当初のビジョンに由来しています。だからこそ、「データベースにある眠っている資産を売り上げに変えていくこと」を事業の根幹にして、20年以上やってきました。

今では他社もやっているとは思いますが、これまでの歴史を踏まえ、弊社ではあえて「戦略マーケティング型」という言葉を頭につけています。データを読んで設計ができるところに、差別化のポイントがあると思っているんです。


ーーIBSの強みは何だと思いますか?

まだまだブラッシュアップしていきたいものの、やはりコールセンターという分野の中でもアウトバウンドコールを20年以上やってきた点は、弊社の強みだと感じています。

お客様とのやりとりの中には、ネガティブな情報もあったり、購入するかしないかの本当の理由が眠っていたり……過去のデータベースは本当に宝の山です。過去24年分の通話記録、音声、お客様の言葉のすべてを活かしたコンサルティングができるのが、弊社の魅力だと思います。


ーー代表は今、どんなビジョンを描いていますか?

現在、AIを駆使した弊社独自のコールシステムを構築中です。人間にしか出せない温かさや細やかさの価値を上げていくためにも、AIをうまく活用していきたい。

これまでは美容、健康、食品など生活に関わる業界を軸にしてきましたが、新たに医療の分野にも参入しつつあります。また、いずれはエネルギーの分野でも、弊社の知見を活かしていきたいです。

宝の山であるデータベースを、AIを活用しながら分析し、販売戦略や新しいプロダクト開発に活かしていく。この事業に今、非常に将来性を感じています。

そんな中、弊社はいわゆる「社員30名の壁」というものにぶつかっています。新しい人員の採用はもちろん、魅力的なビジョンを提案しながら、みんなで1つの方向に向かっていくための道筋を作っていかねばならない。

そのためにも会社の未来を一緒に作っていけるメンバーを、揃えていきたいです。

スターティングメンバーとして、共に新しいステージへ

ーーどのような人と一緒に働きたいと考えていますか?

楽しいことを自ら考え、作り、実行できる人がいいですね。

営業をしていた頃、私はあまり苦労を苦労と思っていませんでした。「つらい」という気持ちよりも、その後の楽しみの方が上回っていたんですよね。目標を達成すれば、チームのみんなで乾杯できる。成果が出れば報酬もアップする。その喜びのエネルギーがあれば、大変なプロセスも乗り越えられるんです。

だからこそ、たとえコミュニケーションが少し苦手でも、何かを企画するのが好きな人。「世の中にこんなものがあったらいいのに」とつい考えてしまう人。そんな自分なりの楽しさを見つけられる人と出会いたいですね。


ーー最後に、IBSへの入社を検討している方へ、メッセージをお願いします。

今IBSは、これまでの24年の歴史を土台にしながら、新しい分野へ羽ばたく転換期を迎えています。だからこそ、会社のステージをもう1段上げていく再出発のタイミングを共にするみなさんは、スターティングメンバーのような立ち位置です。

出来上がった仕事を淡々と進めるより、新しいものを作っていく楽しみを見つけたい人には、きっとやりがいを持てる場所になると思います。

私はこれまで何度も転んできましたが、その都度様々な「縁」に救われてきました。縁には人との繋がりはもちろん、言葉やメッセージとの縁などいろいろあります。大事なのは、それらを待つのではなく、自分で一歩踏み出して掴みに行くスタンスです。

だからこそ、IBSに何か「縁」を感じてくれたならぜひ、飛び込んでみてください。


最後まで目を通していただき、ありがとうございます。
こちらの記事を読んで、少しでも弊社についての理解を深めていただけたらと思います。

また、随時カジュアル面談も行っていますので、
気になる方は、下記リンクからご応募ください!お待ちしております!


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?