救輪

すくわです。

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スキに付属してる画像は全部僕が撮ったやつだったりします。ガシャ感覚で楽しんでみてください。

    • からっぽなのにズキズキ痛い

      ふと、自分の中に虚無がある。 心の幻視痛がぼくを蝕み浸食する。 ぼくに誰だって信じることなど出来ないのだと知る。 ぼくに誰だって助けられ得ないのだと三度自覚する。 ぼくを誰だって助けられ得ないのだと三度自覚する。 痛い。痛い。いたい。いたいよ

      • 心因性失語症

        ぼくはたぶん、幼少の頃、部分的に心因性の失語症を患っていた。 学校で人と話せなかった。人が恐かった。 人と話すのが兎に角恐くて。其時ぼくは、ぼくが異端なのだと解りきっていたから。 ぼくは、別に不幸自慢という訳ではないけれど、たぶん、人にたくさん傷つけられてきた。勿論、傷つけた数もいざ知らず。 「空気が読めない」「ky」「天然だよね〜」 何気なかったかもしれないそんな言葉が嫌な程印象に残っている。数ある内の一つのトラウマと言ってもいい。 今はもう他の大多数の人がどう

        • 8/18

          夢と現実の境、その間が好きだ。今日も微睡んでいた。そんな夕方。 廊下を母が歩き、ドアを少し開けて 「寝てるのか」 いや、寝ているわけではないんだ。この浮遊した時間をもう少し楽しんでいたかった。目が覚めてしまったので、このまま寝るか起きるかの選択を迫られることになった。 母は出かけるらしい。玄関を開ける。 夏らしい鈴虫の優美な声が一瞬だけ聞こえる。快適な室内で気が付かなかったみたいだった。 外は暑いだろうか。網戸にしてみようか、外へ出てみようか、なんて動く気もないの

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          それも人生

          耳栓やらイヤホンやら、耳に何かを詰めすぎて耳が痛い。 この俗世に雑音が多すぎる所為だ。 雨音がする。窓を開けてみようと思った。 水が流れている。エンジン音、ロードノイズ。車が走っている。 立体駐車場の警告音が劈く。車のキーを閉めている。 肌には11月の冷気の混じった空気がひやりとあたる。 きっと、それも

          それも人生

          求めてばっかりの人生だ

          最近、周りに年上女性がタイプ。という人が多い。 ぼくは別に年上好きというわけではないのだけれど、確かに内面の成熟した人は魅力的だよなと思った。 初恋の人に逢いたいな。アレルギーが多くて給食が食べれなくて、いつもお弁当を持ってきていた人だった。 隣の席になったら算数の解く速さ勝負とかして。彼女のほうが速かったからカンニングして、自己嫌悪して。 彼女の脆弱さと芯の強さに惹かれた。 ぼくの友達と2人で仲良くしていたら嫉妬して揶揄かったり。 たぶん、あれが本当の恋だったの

          求めてばっかりの人生だ

          愛玩動物と生命倫理

          正しい生き物の飼い方とは何だろう。犬だとしたらちゃんと躾けることだろうか。 犬猫も去勢して無用なストレスから解放されることが善いことなのだろうか。 僕等に生き物を家畜化する権利は有るのだろうか。有ったのだろうか。 僕等は生き物なのに、生き物を利害の下飼いならしても善いものなのだろうか。ずっと、ずっと考えている。 もし人間より上位存在が現れて、いや、いたとて気づかないと思うが。僕等が愛玩動物として家畜化されていたら。 僕等はどう思うのだろう。たぶん、疑問に思うことすら

          愛玩動物と生命倫理

          へき

          嗚呼、僕は、僕はね、普通の振りをしている癖に頭の中は狂っていて混沌としている人が大好きなんだ 嗜虐癖の一つなのか、同族好感とでも云うか まあ、兎にも角にも、ぞくぞくしてたまらないんだ 僕に君をもっと見せてよ 君を僕に知らしめてよ そうだな、例えば丁度、全部忘れちゃうくらいに

          ノルウェイの森 第2章読了

          「死は生の対極としてではなく、その一部として存在している」 こういうアプローチなら、僕にも何か書けそうだと思った

          ノルウェイの森 第2章読了

          嗚呼、君のことが好きだったよ

          僕は男性なので、やはり女性というのは本能的に好きです。 でも、同時に怖くも有るのです。 彼女は僕の大事な場面で何時も現れて、僕の情緒をぐちゃぐちゃに掻き回して、その上その幻影を残してゆくのです。 そのくせ、僕が彼女に助けを求めた時だって相手にはしてくれなかったし、その度々に僕の心は壊され、弱ってゆくのです。 彼女は、決まって僕が彼女から解放されようとしたときに現れます。 まるで僕のことを執拗に殺そうとしてくるみたいに。 僕に何の罪が有ったというのだろう。 これ以

          嗚呼、君のことが好きだったよ

          無為なポラリス

          2等星なんか嫌いだね

          無為なポラリス

          自主規制の殻を破り旅へ出る

          「自主規制の殻を破り鎖の如く繋がりを捨てて旅へ出る」 以前ツイートした文字列です。 私は石田スイ先生の「東京喰種」という作品が大好きなのですが、第一巻にて、ヘルマンヘッセ「デミアン」の「鳥は卵の中からぬけ出ようと戦う 卵は世界だ 生まれようと欲するものは 一つの世界を破壊しなければならない」という言葉が引用され、とても印象に残っています。 たぶん、あの文字列はそれが記憶の根本に有ったから。だから出てきた言葉だと思うのです。 詩と言ってもいいかもしれない。 今、東京喰種

          自主規制の殻を破り旅へ出る

          蠱毒

          時折、ふと思う。蠱毒に因り孤独になっているのではないか。と 蠱毒というのは呪術であったり、誰かが毒を少しづつ盛って衰弱させていくようなことをいいます。 私のこの孤独は、虚無は、蠱毒に因るもので、自身は全く関係無いのではないのではと。 そう思うと、少し気が楽になる気もする。 しかし、やはり毒は毒だ。 独りの寂寥は紛れない。 蠱毒は表裏一体なものらしい。

          希望観測。ニヒリズム

          皆様は「ニヒリズム」という言葉についてご存知でしょうか。かつて、絶対的な神への信頼が揺らぎ、神への盲信、そこからの不信、絶望。それをニーチェが思想化した言葉です。敢えて日本語に直すとするならば、虚無的思想と言ったところでしょうか。 私は一時期、このニヒリズム的な思想に陥っていました。 何もかも無為だ。どうせ何も遺らないのだから。地球なぞちっぽけなものはいづれ滅ぶのだから。他人なぞどうせ利害の元成り立っているに過ぎないのだから。何もかも意味が無い。いっそこの手で終らせてしま

          希望観測。ニヒリズム

          本当の自分を探し彷徨う

          自分。自分とは何だろう。 意識とは。心とは。 それはまあ、脳。身体。それらで構成された有機生命体。そこまでは解る。 ただ、ヒトとは。人に自由意志は有るのだろうか。否だろう。遺伝的要因、環境的要因。それらが私達の全て、幸、不幸も定められ決まっている。 「運命」とでも言い換えてみようか。 私達はあたかも自分が有るように振る舞う。歪んだ認知にも気づかず、バイアスに振り回され、苦しみ、快楽を目指し、ふらふらと。 まるで私達自体が哲学的ゾンビの様に。神のお遊戯の様に。 本

          本当の自分を探し彷徨う

          代名

          題名。横文字にするとタイトル。此方の方が伝わり易いでしょうか。 兎にも角にも、それというのはその時々の心情を表しているものでもあり、そしてそれは未来の自分に少しづつ、脈々と受け継がれてゆくものでも有るのです。 一人のヒトの「歴史」と言い換えても大差無い。 それがどの様な影響を与え得るのか、他人に、そして未来の自分に。 立ち止まって、考える。考える。考える。 また、考える。 はたと気づく。これでは進めない。