自責の念にかられる人へ ~自分は自分の味方でいてあげよう~
報告書や提案書、または自分つくった文章を人に見せるとします。
それが上司やお客様なら、その評価は気になるところです。
見せた後
「すごくわかりやすくまとまっていますね」「すばらしい内容です」「読みやすい文章です」
と評価されるのと
「まとまりのない文章だねー」「何がいいたいの?」「企画はいいけど、伝わってこないな」
など言われるのとではどうですか?
適格に評価してくれる人には、次も持っていきやすいですが、酷評しか与えてくれないと、自信もなくなり、作成すること自体、気が重くなります。
たとえ酷評だとしても
・ここは、だらだら書いているので、箇条書きにしてみたら?
・段落ごとに言いたいことをわけてみたら?
・もっと体験談をいれてみたら?
など文章についてアドバイスしてくれるなら、厳しい言い方でも、それを直すことによって自分の成長につながります。
ところが、
・これくらいの文章も書けないの?
・なにをやっても、中途半端だね
・こんなに時間をかけたのに、このレベル?
みたいに言われると、文章に対しての評価や批判ではなく、本人の能力に対する批判・否定になります。
このような人間関係ばかりだと、自尊感情が低下していくので、ますます、本来の能力を発揮することができません。
このような場合は、
具体的な行動についての話をしてほしいこと・詳細についてアドバイスをしてほしい(資質や能力のことを言われても困る)といったことを、きちんと話し合う機会をつくる
そういった発言がまったく認められないような人間関係(組織)なら、その居場所と縁をきる方向を考える
などの対策をとったほうがいいかもしれません。
そして、もうひとつできることは・・・・
「自分で評価のし直しをする」のです。
何かを言われたときには、
それが、結果や成果・行動に対するものなのか
自分の能力や存在や性格(人格)に関するものなのか
見極めをする。
前者なら
修正する・違う方法でやってみる・・・・などの対策がとれます。
ここで落ち込んでばかりでは、先に進むことも成長することもできません。
後者なら
(相手に伝えること・関係に距離をおくことができない場合)
自分で自分に対して・・・・
「ああいわれたけれど、それは自分の性格上のことで否定される云われはない」
「行動に対しては、きちんと直していくけれど、能力については精一杯したのだから、今の段階ではこれでいい。
など、
次は上手にできるはず
このままで大丈夫
○○が苦手なだけで(できないだけで)問題はない
少しずつだけど効果が出ている
誰でも万能なわけではない
私なら頑張ればできる
など、自分を認め励ますことが大事です。
冒頭で伝えたように
厳しく言われて、よーし!がんばるぞー ってなる人は本当に少数です。(いるのかな・・・?のレベル)
いいところを認めてくれたり、褒めてもらうと「よーし!次はもっといいものをつくるぞぉー」ってなります。
他人はいちいち、行動と人格を分けて・・・とか、いいところは認めて・・・など、考えてくれません。
その分、自分が自分のホローをして、自分のやる気が落ちてしまわないように配慮してあげることが大切なのです。
すごく怒られたり、傷つくことを言われたりすれば、気持ちが回復するのに時間がかかるでしょう。
それでも、気持ちが落ちたり上がったりする中で、積極的に自分を「認め」「励まし」「応援」してあげるセリフを使ってください。
自分からのセリフなら「いつでも、どこででも」励ましを受けることが可能ですから・・・・。
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