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日本は減点主義から脱却しないといけない

日本といえば誰もが100点の持ち点でスタート地点に立ち、そこから問題やミスが発生する度に点数が引かれる減点主義が主流です。

しかし、この減点主義はモチベーションが上がりにくく、その結果日本でイノベーションが生まれない原因のひとつになっています。

減点主義は失敗を恐れずに挑戦するのではなく、いかに失敗しないかを重視して安定を望む傾向があります。

業務によっては安定が重要な場合もありますが、多くの業種においてはイノベーションが生まれないことの方が問題です。

日本は世界的に見て成長に乏しく、賃金が上がらない国として注目を集めています。

これは決して安定しているわけではなく、むしろ相対的に衰退していることを意味します。

日本の成長を阻害する原因そのものと言っても過言ではない減点主義は、早く脱却しないとけいないものです。

このまま減点主義を続けていけば、いずれ日本は先進国から脱落して、世界的に見ても急激に衰退する衰退国の筆頭になってしまいます。

減点主義から脱却しなければならなない日本にとって重要なのは、プロジェクト指向の見直しや評価軸を変えてみるといったアプローチではないでしょうか。

プロジェクト指向とは社内で決められた単位で作業を行い、結果を出すという仕事のやり方です。

一方、近年注目を集めているのはプロダクト志向で、顧客の立場で製品やサービスを開発したり価値を届ける方法です。

また長期的な視点で継続的に考え続ける、サステナブル志向というものもあります。

評価軸を変えてみるのは、例えば成果や売上に直結するようなことではなくても、会社や職場、他の従業員に良い影響を与えた人にプラス評価をするといったやり方です。

この方法は従業員の積極性を引き出すのに役立ちますし、イノベーションが生まれやすくなる土壌づくりにも繋がります。

それから発言やアイデア出しなど積極的に仕事に貢献しようとするを評価する、そういう評価軸で評価を行うように切り替えていくのが望ましいと考えられます。


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荒川 明夫 (AKI) ┃ DX推進アドバイザー │ note毎日更新
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