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現状維持バイアスを打破してデジタルを社内に浸透させるポイント

現状維持バイアスによりデジタルツールの導入が難しい企業もあるかと思います。

では、どうすれば現状維持バイアスを打破できるのか?
その、答えのひとつとして、社内のITリテラシーの向上があります。

デジタルツールを導入すると、どういったメリットがあるのかがわかれば、移行しやすくなる側面があります。
ではどうすればいいのか。 

まず、社員ごとのITリテラシーを測る必要があります。
現状を把握できなければ教育もできません。
そこで簡単なテストを受けてもらいます。

例えば、P検協会運営のP検(ICTプロフィシエンシー検定試験)の受験があります。
名前からして難しそうですが、実際はとても簡単で、IT用語に関する問題が出題されます。
一級から五級まであり、五級はネットで無料受験することが可能です。

次に社内研修です。
社内での研修はリソースが割かれますが、とても効果的です。
効率的なのは、部門ごとに一定のメンバーを募り、そのメンバーに研修を受けてもらいます。
研修を受けた人たちが部門へ、その知識を持ち帰り、情報を共有してもらうのです。

そして、マニュアルの作成です。
画像や動画を使ってわかりやすくし、ツールごとに使う流れをまとめたものを用意します。
また、マニュアル作成を誰でもできるようにすれば、日々情報が更新される上に当事者意識を持たせることができます。

最後に、利用率のデータの収集です。
どれだけ教育しても実際にデジタルツールを利用していなければ意味がありません。
教育後、どれだけ利用率が上がったかを調べ、そのフィードバックを元にヒアリングする必要があります。

以上のような工程を踏むことで、社員のITリテラシーが上がり、デジタルツールの利用率の向上が見込めます。

昨今のテレワークの流れもあり、もはやデジタルツールを使わないことは現実的ではないでしょう。

あらゆる業務に浸透しつつあるデジタルツール。
上記の手順を踏み、デジタルツールの利用を加速させましょう。


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荒川 明夫 (AKI) ┃ DX推進アドバイザー │ note毎日更新
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