産後トラウマとPTSD

PTSD（心的外傷後ストレス障害）とは、ひどく衝撃（しょうげき）的な出来事（トラウマ）を体験した後、1か月以上の時間が過ぎても、その時の体験や記憶を無意識に思い出したり、夢に見たりすることなどが続き、日常生活に支障が出ることです。日本語では“心的外傷後ストレス障害”といいます。

ベビーの３回目の誕生日

保育園に送り出してからお迎え時間まで、本当に指一本動かせなかった

朝、夫に「熱がある」と伝え
保育園の送迎を代わってもらい
職場には休みを取る旨をメールで連絡した
そこから夕方までの記憶がない

ずっと寝込んでいた訳ではなく
ベッドの中で天井を見ながら
「指一本動かせないな」と思っていた
誕生日だと言うのに本当に何もできなかった
夫がケーキと寿司を買ってきてくれた

誕生月に入ってから
私のメンタルは一気に雪崩れ落ちた

・手術したての帝王切開の生傷を掻きむしる夢
・職場の妊婦さんが流産する夢
・兄弟が心筋梗塞で死ぬ夢
この三本建てが一晩の夢（全て合間に飛び起きている）
夢見が悪く眠りが浅いため、朝になると既にフルマラソンを終えたように疲れている
毎朝、布団から永遠に出たくないと思う

夕方、ようやく指が動かせるようになったので
出来る範囲の仕事をして、保育園にベビーを迎えに行く

毎年、誕生月が近づく度にPTSDが出て、一生付き合っていくのだと思う。出産の記憶を消したい

参考論文
https://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/files/public/1/19830/20141016134243527270/JHSHU_6(1)_71.pdf

妊娠・出産の合併症に端を発した心的外傷後ストレス障害(PTSD)の1例