- 運営しているクリエイター
記事一覧
自己紹介は終わらない
去年の冬、氷川きよしさんは「きよし君にはさよなら。きーちゃんとして、私らしくという感じです」と自らの今後について語った。
"きよし君"とは、これまで築いてきた演歌の貴公子の姿。違う顔の自身を"きーちゃん"と表現した。
この報道を受けた当時、私は動揺することも心を動かされることもなかった。「ふーん。そうなんだ」と思ったくらい。本当にそれ以外、何も感じなかったのだ。
まだまだ数は少ないにしろ、昨
さっちゃん、最強でいてよ
「恋」から「性欲」をマイナスすると「信仰」が残る。
思い返せば私の初恋相手は、女の子だった。
同性に対する憧れや執着が、異性に抱く恋心より勝ることって、誰でも一度はあるんじゃないだろうか。特に思春期を迎える前までは。
少なくとも私はそうだった。
小学生の頃の私は、同い年の男の子たちをガキっぽいと感じていて、ある一人の女の子を全知全能の神様みたいに信仰していた。
私の初恋の相手は、「さっち
話さない彼女と聞かない私
ある女友達を、私はすごく好きだった。
どんな所にいても、いつの間にか場の中心に立っているような子だった。彼女はよく笑い、素直で、賑やかで、おしゃべりの話題も豊富だった。
自分の思いをストレートすぎるくらいに伝える子だったから、彼女を苦手に思う人も少なからず居たかもしれない。
だけど、私は彼女のことが大好きだった。
一度、彼女に向日葵の花を贈ったことがある。
色鮮やかで真っ直ぐ伸びる、太陽に似
見た目が全てじゃないけれど
見た目が全てじゃないこの世界を、憎いと感じることがある。
もちろん私は、突き抜けて優れた容姿を持っているわけではないんだけど。至って平凡な見た目なんだけど。
「見た目」は、人間を構成する全ての中で努力や補正が可能な部分だと思う。
自分の素の顔が気に入らないなら、化粧で誤魔化せばいい。それでも駄目なら整形すればいい。体型も髪型もファッションも同じで。
そしてこれらは、比較的簡単な努力と短期的な