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狂楽亭ヒトリの戯言

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さまざまな更新情報や管理者の戯言を綴っています。
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2024年をちゃんと捨てることができただろうか。

Look back in anger —2024年を振り返る— 《SECOND VOICE》 Fall out 2024年もだいぶ後半に差し掛かってきた。 年始に考えた計画はほとんどが水の泡となった。 残された計画は片手の指で足りるほどだ。 いや、おおまかに言うとひとつふたつかもしれない。 まず、思うように資金がプールできなかった。 それゆえできることがかなり狭まってしまった。 生活をするということはやはり私にはかなり難易度が高かった。 生活というのは、飯だけ食えれば

原点回帰のきっかけは“わさび”だった。

Look back in anger —2024年を振り返る— 《FIRST VOICE》 WASABI あの人はわさびを平たいお菓子の上に目一杯ひねり、私に差し出した。 この瞬間に私は自分自身の本質を思い出した。 このわさびがたっぷりと乗ったお菓子を食べることが私の選択すべきことだと思い出したのだ。おそらくこの人以外にこんな仕打ちをされたら手首から先を切り落としていたかもしれない。 物騒な話だが、この頃はそれほど私の心は荒んでいた。 たぶんこれを読んでいる人はなぜわさ

一年なんてすぐ過ぎる

2023年に自己崩壊を経験し、2024年を“捨て年”として今後に備えることにした。 “捨て年”というのは別にどうでもいい年ということではなく、 実際の結果や何かの成果を目指したり期待をしないという年にするということだ。 2023年に改めて思ったのは自分にはないものが多過ぎるということだった。 物理的なものから精神的なもの、概念的なものすべてがない、もしくは足りていない状態だった。今後の自分の動きを考えると、そのないものや足りないものを揃えなければならなかった。 よって結

あれから約一年が経ちました。

2023年のある個人的な事件から短期の生活保護と精神病院に行ってから、 約一年が経った。そこで今の私、狂楽亭ヒトリについて少し書いておこう。 ■生活の状況▶︎生活できているか? 生活はギリギリなんとかなっている。とりあえず生きるために支払わなければならないものは支払えている。 バイトもある程度定着してきて、月単位では安泰である。 しかしこれを年単位で考えると不安である。自分がいつまた不意にバイトを手放してしまうかは予測ができないからである。 今のところそういう予兆は限りな

まともに食事ができなくなった話

私は今、まともに食事ができないでいる。 まったく食べることができないわけではない。 現在の状況としては一日一食、朝、昼を食べることなく夜のみである。 夜のメニューはほとんどの日が米のみである。 米に塩をかけて食べたり、おかゆにしたりする。 めんつゆもかけたりする。 最近はチーズを混ぜたりして食べたこともあった。 おかずはなし。お漬物やふりかけなどもなし。 多少の味がついた米のみである。 米の量もさほど多くはない。 一膳分あるかどうかの量である。 お腹が減らないといえば

2023年を振り返る

とてつもない災難に見舞われた2023年もあと少しで終わる。 私にとって2023年はたった一年の出来事ではなく、数十年の出来事の ように長く感じられた。 自分を見失い、国の支援を受け、病院へも行き、 それでも生きようとしてしまった。 紆余曲折の中、何度も自問自答を繰り返しながら霧の中と暗闇を歩く毎日。 夏の暑さは地獄の業火にすら感じられて、数分を数時間に、 数日を幾百日に引き伸ばした。 そんな毎日の中で、私が自我や最低限の心を保っていけたのはおそらく 飼っている猫がいてくれ

精神科を受診することになった話⑩

■はじめにこれを書いているのは6月9日の夜である。 精神科での検査結果の報告の日であった。 私は4月3日に、地元の精神科へ行った。 そこから紹介状を出され、市外にある大きな精神科へと行った。 4月24日。初回は問診だけ。 5月19日。検査。 そして本日6月9日。結果報告であった。 ■精神科受診ルポルタージュ:「私の名前」●結果は・・・ 問診の時にすでに出た名称が確定された。 検査によってきちんと数値で表れ、裏付けされた。 私はこの名称をここで自ら発すること、直接的に

精神科を受診することになった話⑨

■はじめに本日は6月2日。 前回は5月19日、検査をしてもらった。 何のための検査かはあえて伏せるが、とある精神疾患の疑いがあるということで検査をうけることになったのだ。 検査の内容は前回詳しく書いている。 知能検査であることは別に伏せてはいない。なぜなら知能検査自体はそれほど珍しくないからだ。しかし“なぜ”知能検査を受けたのかという理由に関して“とある精神疾患の疑い”としか言えない。 6月9日に検査の結果報告がある。 結果報告まで一週間をきった私が今どういう面持ちでいる

精神科を受診することになった話⑧

■はじめに本日は5月19日。精神科での検査の日だ。 前回、4月24日に問診を終えていた。 その時、道に迷い予約の時間を過ぎてしまった。 今日はその教訓を生かしなんとか予約の時間までに到着することができた。 今回は検査の内容を覚えている範囲で書いていこうと思う。 ■検査までまず私は国民健康保険証をまだ持っていなかった。 というのも、4月いっぱいで生活保護が停止となったのだが、実際は私が辞退届を提出し役所が会議をして正式な停止となる。そうなって初めて保険証の再交付となる。

生活保護を申請することになった話【エピローグ】—これから—

■はじめに 前回は《生活保護を申請することになった話⑩【season2】LAST MESSEGE》ということで締めくくった。 しかし4月いっぱいで生活保護期間を終えた私が今どうしているのか、 これからどうしていくのかということをエピローグとして記す。 ●生活保護ルポルタージュ:「私と生活保護」ep●生活保護費の追加支給 4月4日で最後の受給となった。 それからは受給はないものの、いくらかの追加の保護費があった。 ①仕事を始めた分の給料が予想よりも少なかった 生活保護

精神科を受診することになった話⑦※追記あり

■はじめに本日は5月1日。 前回は4月24日だった。それからまた様々な事件が起こった。 この事件の詳細は伏せるが、私の心に大きなダメージを与えていることは間違いない。 公的機関や民間の機関を複数巻き込み、大事件とはいかず迷惑と手間しかかけていないということも私の中ではかなり堪える要素である。 ちなみに今日は午前のバイトの初日であったが、この事件の対応で行くことができなかった。おそらく夜のバイトもこの精神状態では無理だろう。 今回は、昨日の夜から今日の朝9時前までの出来事

精神科を受診することになった話⑥

■はじめに4月24日(月)。 ついに精神科へと赴くことになった。 内科でもらった咳が感染するものではなく原因不明のものであるという血液検査の結果の書類を持って、1時間ちょっとの道を車でひた走る。 ■精神科受診ルポルタージュ:「私の名前」●昼12時、家を出る。 すでにここから私の精神状態を表す事態が起こってしまった。 家の駐車場から出て、左に出なければならないところを右に出てしまった。 まったくの逆方向である。しかもUターンできるところが割と離れているから30分ほど時間をロ

精神科を受診することになった話⑤

■はじめに本日は4月20日(木)。 紹介状をいただいた病院での受診が四日後となった。 前回の記事から一週間たった状況を記す。 ■精神科受診ルポルタージュ:「私の名前」●止まらぬ咳 相変わらず原因不明の咳はとまってはいない。 やはり心因性のものではないかと素人の私でも推測できる。 その理由は、咳がひどく出るのはバイトに行く数時間前から始まり バイトが終わるとそこそこ治る。 バイトだけではなく、生活の中で人に会う予定がある場合も同じだ。 今はプライベートで人に会うというこ

精神科を受診することになった話④

■はじめに本日は4月13日(木)である。 前回は精神科までのスケジュールを記した。 精神科を受診するにあたって、私に課せられた試練は内科を受診すること。 理由は原因不明の咳が2月後半から続いているからだ。 精神科は、昨今のご事情のもと感染系の症状にはひどく厳しいようで 私の咳がなんらかのウィルス性ならば、受診どころか病院にすら入れないらしい。(すべての病院、精神科がそうだとは限らない。たまたま私が紹介された精神科の病院がそうであるというだけだ) 今日は午前中から、内科を受