眠れない夜を過ごす
あぁ、眠れない。
睡眠薬もしっかり飲んだはずなのだけれど。
微かに聞こえる空気清浄機の音と、同居人の寝息。
実のところ、1日くらい寝られなくたって大した問題ではないのだ。
だがこれがどうして、焦燥感が私の心を占拠する。
「あぁ、もうすぐ夜が明けてしまう」
「明日」が来ることに怯え、気持ちはどんよりと曇っていく。
決まって眠れない夜は頭の中で何かがぐるぐるしていて、
今にも破裂しそうなくらい、パンパンになっている感覚。
ぷす、と針を刺して空気を抜くことができたらどれだけ楽だろうか。
こういう時は、何かに集中するのが最善の策のように思う。
ネイルをしたり、お菓子を作ってみたり、noteを書いてみたり。
寝ることを意識しすぎると、かえって頭が冴えてくる。
だからもう、寝ることを妥協してしまうのだ。
「寝よう」という気持ちがすっと抜けていくと
自然とまぶたが重くなってくることは多い。
まぁもちろん、それでも無理な日は無理なのだけれど。
夜になれば当たり前に眠れて、陽が登れば当たり前に起きられる。
そんな生活が来るのはあとどのくらいだろうか。
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