これが詩なのか、文章にもなっていないただの言葉の羅列なのか、わかりませんが、自分の思考や感情の表現手段に、文字を書くことしか持ち得ていない私は（しかもそれもかなり拙い文字...）、おのれ己の内なるものを、文章は文章でも物語にしてしまう人や、歌詞にして尚かつ自分でギターを引いて歌ってしまう人、一枚のきれいな絵にしてしまう人、絵をいくつも連ねて短編漫画にしてしまう人、色んな技術を駆使して動画にしてしまう人、いろんな表現手段昇華方法を持っている人に嫉妬して、私にもなにかできないかと思案した結果、歌は歌えないけど声は出せる、絵もかけないし物語も作れないけど自分の消化不良の感情をそれっぽい文章にすることはできる、ということで本日のこのような投稿になりました。

一年前の私には、私がこんなところで、自分が書いたものを肉声で世界無限公開しているなんて、1ミリも想像つかなかったことでしょうが、自分の小さな脳みそで想像つく範囲内の人生を送っていなくて良かったなぁと思います。

以外、音声の書き下し文です。よかったら文章だけでも読んでいってください。おねがいします。

2020年5月20日22時

〈社会不適合〉なんてていう言葉があるけれど、一体、社会とは何なんだろうか。何に合わせれば適合なんだろうか。合わせるべき主体は何者なんだろうか。

〈大人になる〉ってどういうことなのだろうか。働きたくない、と迫り来る就活に怯える21歳の私だけれども、まともに就活をし、内定をもらった会社で1年何が何でも働き続ければ、私は大人の仲間入りを果たせたことになるのだろうか。

〈劣等感〉なんていうけど、自分の何を誰の何と比べて劣っていると感じているのだろうか。

〈承認欲求〉なんていうけど、君は自分の何を認めて欲しいのだろうか。

本当はみんなわかってないんじゃないだろうか。

それっぽい言葉を借りて、不遇な子になりきろうとしているだけなんじゃないだろうか。

本当に本当に苦しいのなら、他人の言葉や概念なんて借りずに自分の言葉で語る必要があるんだ。自分の苦しみを表現するその言葉一つ一つを、苦しみ抜いて苦しみ抜いて、自分で見つけ出すんだ。

君の悩みや葛藤、苦しみが、他人の「辛いね」「苦しいね」なんかでいい表されていいはずがないのだから。