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0197 熊野三山主神降臨の聖地を摂社に持つ「熊野速玉大社」(和歌山県)

熊野速玉大社くまのはやたまたいしゃのご利益

金運、商売繁盛、諸願成就、縁切り、縁結び、家庭・夫婦円満、家内安全、病気平癒、除災・災難除け、厄除け、海上安全

熊野速玉大社の360度ビュー


熊野速玉大社くまのはやたまたいしゃについて

紀伊山地の霊場と参詣道の一部としてユネスコの世界遺産に登録されています。熊野三山の一社で、古くから熊野権現信仰の霊場として霊験あらたかで富貴隆昌(地位が高まり財産が増える)、諸願成就のご利益があります。

朱塗りの下馬橋、燈籠の先に朱塗りの大鳥居があります。
駐車場から拝殿に向かうと通りませんが、こちらが本来の入口です。

境内には樹齢千年を超えるナギの御神木があり、引っ張ってもなかなか千切れない丈夫な葉を茂らせるため「縁が切れない」という象徴とされ、縁結びや夫婦円満のパワースポットとして知られています。

源頼朝と北条政子も、ナギの葉を2人で1枚ずつ持ってお守りにしていました。

ナギの木は熊野を象徴する存在で、全国の「熊野神社」に植えられていますが、このご神木は梛としては日本で一番大きいサイズです。
この葉を身に付け「災いをナギ払う」、熊野詣の御守とされてきました。

大鳥居から参道を進むと正面に神門があります。
神門には巨大なしめ縄がかかっていて、奥には拝殿があります。

はるか昔の神話の時代に、熊野三社にまつられている3柱の神(熊野三所権現)が神倉山かみくらやまのゴトビキ岩に降臨されました。
神倉山は太古の時代から人々に崇められていた神聖な山です。

神門に向かって左手には瓦ぶきの大禮殿があります。
画面右手には神門の一部、ひさしや柱が見えています。

景行天皇58年(古墳時代)に現在の社地に新しい宮を造営して、神々にお移りいただき「新宮」と名付けました。新宮という地名の由来でもあります。
熊野速玉大社の境内には5棟の社殿がずらりと並んでいます。

結宮、速玉宮、奥御前三神殿、上三殿、八社殿と続く5棟の社殿
熊野十二所権現が横一列に並んでいます。

もともと神々が降臨した神倉山のゴトビキ岩は、今では車で10分ほどのところに山門がある神倉神社かみくらじんじゃの御神体となっています。神倉神社は熊野速玉大社の摂社であり、熊野信仰が始まった聖地中の聖地です。

神座神社へ向かう参道はまるで壁のような石段の超急勾配。538段の自然石の石段で
参拝者に立ちはだかりますが、鳥居をくぐってすぐ右手に「女坂」という、
抜け道のような、比較的なだらかな階段があります。

神倉神社の御神体が高さ約10メートルの巨岩「コトビキ岩」です。
神々降臨後約2千年もの間、不思議な力で大地震でも崩れ落ちることなく、神倉山の中腹の「天磐盾あまのいわたて」という崖の上に拝殿とともに鎮座しています。

これほど丸みを帯びた磐座いわくらが山中にあるのは全国的にもとても珍しいです。
標高差約80m、538段の石段を登るのは大変ですが、その価値は十分にあると思います。

この地、天磐盾は初代天皇「神武天皇」が熊野に到着した後登ったところであり、修験道の聖地としても知られています。神倉神社は摂社ですが、熊野速玉大社や熊野三社をもしのぐ、パワースポット中のパワースポットです。


アクセス(GoogleMaps)

公式サイト・参考サイトなど

▼2分で読めます。しめ縄、なぎの画像など9点▼

▼5分で読めます。画像があって読みやすく魅力、社殿、ご利益、ご朱印、お守り、由緒、アクセスなどを紹介▼

▼【公式】熊野信仰境内祭礼等授与品・御朱印祈祷・結婚式公式YouTube宮司メッセージ神宝なぎ等▼

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