「書くのが好き」を仕事にするということ(前編)
こんにちは!ほおずきです。
もう知っている方はいるかもしれませんが、私はwebの編集業をやりながらフリーライターとしても仕事を受けています。
学生の頃から文章を書くのが好きでライターとして働くことが夢だったので、夢を叶えたといえますね。
夢を叶えられたのはうれしい一方、「書くのが好き」を仕事にしたからこそ見えてきた厳しい現実も。
それも含めて、世の中には「ライターとして働くってどんな感じ?」と気になっている方がいると思うので、以下について書いてみようと思います。
前編
・ライターになるまでの道のり
・「書くのが好き」を仕事にするメリット
後編
・「書くのが好き」を仕事にするデメリット
・「書くのが好き」のうまい生かし方
もちろん私はまだまだひよっこですが、ひよっこ視点での考察として参考にしていただければと思います。
それではいってみましょう!
ライターになるまでの道のり
私が今まで辿ってきた道のりはこんな感じです。
学生時代:インターンやバイトでライティングを経験
友達の紹介で学生インターンを積極的に受け入れている会社と出会い、フリーペーパーの執筆を担当させてもらっていました。単価はゼロ円。
また、当時(2010年代)はキュレーションメディアが流行っていたこともあり、キュレーションサイトではライターを積極採用していました。こちらも友達の紹介で応募。単価は1記事3000円くらいだったような。
新卒時代:学生時代の経験を売りに人脈づくり
新卒ではメディアも運営しているマーケティング系の会社に就職。このときはライティングとはあまり関係のない仕事をしていました。仕事が忙しかったこともあり、ライターを目指すのはいったん断念。
ただ、ライティング経験はあったので仕事でちょっと何か書くときに評価してもらえることもありました。
ここで出会った諸先輩方が今後仕事をくれることになります(みなさんアグレッシブでどんどん独立していっていた)。
2社目:引き続き人脈づくり〜実績づくり
2社目でもメディアを運営している会社に入社し、メディア運営とマーケティングの仕事をしていました。
この頃から将来独立することも視野にビジネスマッチングアプリで人脈づくりを開始。
そこでたまたま知り合った方が運営する編プロから、しばらく仕事をもらっていました。
単価は高くありませんでしたが、実績が欲しかったのと声をかけてくれた方の事業を応援したかったのとで仕事を続けていた感じです。
その後、1社目で知り合った方に声をかけていただき、そこそこ人権のある単価(※当社比)で案件を受けられるようになりました。
3社目:本業で執筆しつつフリーライターとして安定的に仕事をもらえるように
2社目まではメイン業務がマーケティングだったのですが、「やっぱりメディアに本腰を入れたい!書く仕事に近づきたい!」となり、編集業ができる会社へ。
編集業をやりながらたまに連載を書いたりもしているので、本業でも一応「書くこと」を仕事にできました。
さらに知り合いの知り合いからより人権のある単価(※当社比)で仕事をもらえるようになり、今はわりと安定的に「本業+フリーライターとしての仕事」の2本立てで稼げています。
前までは独立も視野に入れていましたが、今は本業でも書く仕事ができているし、なんだかんだ福利厚生も充実しているから失うものが多くなってしまったしで、しばらくはこのままで良いかな〜、という感じです。
総括:人脈大事
ここまで書いてみて、「友達の紹介で」とか「知り合い経由で」みたいな仕事のもらい方がすごく多いなと感じました。
特に媚びたりお願いしたりしたわけでもなく、好きな人と無理なく交流していたら予期せぬタイミングで仕事が降ってきた、という感じです。ご縁に感謝!
「私にはそんな人脈がない」と不安になった若い方は安心してください。そのうち同年代が社会で活躍し始めるので、その時に仕事をもらえたりします。
なので、焦らず、無理せず。TakeだけでなくGiveの精神を持つことも大事だなと思います。今だからこそ言えることですが(ちょっとまで焦っていたし無理もしていました、死ぬかと思いました)。
それを理解したうえでさらにチャンスを増やしたいなら、夢を追ってアグレッシブに動いている人のそばに身を置くと良いかもしれません。やはり人は一緒にいる人の影響を受けるものなので。
「書くのが好き」を仕事にするメリット
続いて、私が実際に「書くのが好き」を仕事にしてみて感じたメリットを紹介します。
自分の言葉を世に届けられる
これは「書くのが好き」を仕事にする醍醐味だと思います。
たとえクライアントの意向に沿って書いたものであっても、世に出ているのは確かに自分の言葉なわけで。
「書くのが好きでやめられない」という人は、「自分の言葉を世に届けたい」という思いも持っていると思うので、それが叶うのは嬉しいでしょう。
実際、自分が書いた記事が公開されて、しかも結構読まれたりすると、我が子が社会で活躍するのを見守る親のような気持ちになります。
もちろん、自分の言葉を世に届けるのには責任も伴うので、緊張感はありますけどね……!
「好きなことを仕事にできた」という達成感がある
ライターって誰でもなれるんですよ。どんなに低単価でもよければ未経験でもクラウ●ワークスとかで案件を探してライティングやらせてもらえます。
でも、そこから1歩進んで1記事で万単位の報酬をもらうのはやっぱり少し大変。
「自分はそれをクリアしたんだ」と思うと感慨深いものがあります。
前編はここまでです。
「書くのが好き」を仕事にすることには魅力的なメリットがあるわけですが、やはりデメリットもあります。
そのデメリットとは何なのか? デメリットがあるなかで「書くのが好き」をいい感じに仕事で生かすことってできないのか? 後編でお話します。