冬に読みたくなる絵本(エッセイ)
私は絵本が大好きである。
たくさんの夢が詰まった絵本は子供のみならず大人でも楽しめる読み物だと思う。
娘が幼稚園に入園した辺りから月に2冊ほど絵本の定期購読を始めた。
自分で選書可能なシステムなので毎回どの絵本にしようか私の方がワクワクしていたといえるかもしれない。
記憶が曖昧だが、おそらく娘が小学校へ入学した年の12月に購入した絵本に【ねんにいちどの おきゃくさま】亀岡亜希子著がある。
クリスマスを舞台にオコジョのタッチィと山で暮らすおじいさんの心温まるお話だ。
小さな体で一生懸命にがんばるタッチィの姿は、大人になるにつれて忘れてしまう何かを思い出させてくれるような気がした。
毎年クリスマス時期になると読みたくなる貴重な一冊である。
このシリーズは全4冊で、四季ごとのストーリー展開となり、夏と秋はタッチィの毛色が変わりブラウンで描かれている。