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ケヤキ先輩

私はケヤキ先輩が好きだ。

公園に植えれたり、街路樹としてもシュッとしててカッコいいあのケヤキが好き。以後先輩と呼ぶ。

先輩はいつも動かない。ずっとそこで葉を繁られて、事情があれば刈られてテカテカにされる。

または切られてしまうこともある。

先輩の生死は人間の都合によって、左右されている。

切られても私には何も手立てが無い。
どうにもならないのである。どうにもならないことを考えてしまうのが人間の性である。

公園で抱き着いていた事を思い出す。

楠とは違って抱きつきやすい。

やめろよともいいよとも言わない、寡黙な先輩がやっぱり好きだ。
黙って葉をつけて、紅葉の季節に頭のほうでボンバーヘッドみたいについている葉っぱがバサッと風にのせられて落ちる。

時に街路樹の先輩はイルミネーションの飾りにも利用される。

魅せる先輩。やっぱり好きだな。

今日は散歩で思ったことを綴りました。
文章にすると何か切ないような気持ちもある。
けど、私らが産まれてくるずっと前から、木々は長い年月を費やして何かのバトンを私たちに授けている。

ぼんやりするのも公園のベンチですると、木々が風と共に何かを知らせてくる。

虫の声を聴く日本人の聴覚を生かし、先祖からの願いに耳を澄ませてみるのもいいですね。

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クマ犬ぽた

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