#56 5月に天国に行った私の先生へ
こんにちは、ハルです。
今日は、タイトルにもあるように5月に天国に行った私の先生に向けて手紙を書きます。
先生へ
先生がいなくなってしまって、もう3ヶ月が経ちました。
高校生になって新生活に慣れ始めた頃のその知らせは突然でした。
以前から、先生が体調を崩されていたことは知っていましたが、きっとすぐ戻ってくるだろうと思っていました。
しかし、先生は戻っては来ませんでした。
今日は、先生に感謝の気持ちを伝えたいと思います。
授業中に少しザワザワすると先生は怒りました。ちょっと怖かったです。先生の授業は、高度でスピードも早かったので私はついていくのが精一杯でした。
学年が上がると、先生と関わることは無くなりました。
先生が亡くなったことを伝えられた全校集会の後、担任の先生から聞きました。
去年の卒業式、先生は介護が必要な状態にまで病状が悪化していたのですね。
そんな状態でも、教え子の晴れ舞台を見たいと先に出席されました。それからすぐに生まれ故郷に帰らました。
私は何も知りませんでした。
3月の時点で、病状はとても悪化していたこと。
私が貧血で倒れたとき、初めに助けてくれたのは先生だったのですね。
ザワザワするとすぐ怒るのは、私みたいについていくのが必死な生徒が授業をちゃんと聞けるようにするためだったのです。
私は無知で、先生に直接感謝の気持ちを伝えることが出来ませんでした。
担任の先生の話で、先生が生徒思いなことがよく分かりました。しかし、もう遅いのです。
先生は戻ってこない。
先生、ありがとうございました。
もう遅いのかもしれないけど。
いや、きっと天国で聞いていてくれるはずですよね。
先生、ありがとうございました。
先生の生徒になれて良かったです。こらからも勉強頑張るので、天国で私たちのこと見守っていて下さい。
最後まで読んでくださってありがとうございました。