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コンフォートゾーンから抜け出して働くことについて

心理学における「ゾーン」

心理学では、「ストレスや不安が無く、限りなく落ち着いた精神状態でいられる」領域を「コンフォートゾーン」と定義しています。

対して、「ラーニングゾーン」はコンフォートゾーンの外側の領域で、これまで培ってきたものが通用せず、ストレッチして新しいことを学んだり、人間関係を築いたりしながら「頑張る」必要がある領域です。

更に外の領域が「パニックゾーン」で、この領域ではちょっとやそっとの努力では太刀打ちできず、肉体的にも精神的にも大きな負荷が掛かってしまう領域です。

心理学的な「ゾーン」について

汎用的な例として語学学習で表すと、帰国子女の方が英語でコミュニケーションを取る時は「コンフォートゾーン」、ある程度英語を学んだことがある方が海外留学をして英語を学ぶ場合は「ラーニングゾーン」、英語を全く学んだことが無い方が、いきなり海外出張で英語を話さなければいけないケースが「パニックゾーン」といった感じです。(分かりにくい例でしたらすいません。)

コンフォートゾーンから抜け出して働く必要がある

↑を踏まえた上で、本日のメッセージとしては「社会人として成長する為には「コンフォートゾーン」から抜けて「ラーニングゾーン」で働く必要がある。」という点です。

皆さんの周りにも、「何年も同じ仕事を続けていて、しかもその仕事を”独り占め”している人」がもしかしたらいるかもしれません。
このような人は恐らく「コンフォートゾーン」の住人で、自分が「快適」と感じられる既得権益を守ることを仕事での重要事項にになってしまっており、今後の成長が見込めないばかりか、テクノロジーの発展などでその仕事がなくなってしまった場合、仕事を失ってしまいます。

このような状態にならないよう、多少ストレスを感じながら新しいことにチャレンジする「ラーニングゾーン」に身を置き続けることが重要です。

逆に今の職場において、それなりに忙しくて周りから重宝されるものの、個人として新しいことを学べず、成長を実感できていない状態にいる場合は、仕事の環境を変えるタイミングかもしれません。

また「パニックゾーン」ではなく「ラーニングゾーン」であることも重要で、負荷が大きい「パニックゾーン」に於いては、チャレンジングな環境に全く太刀打ちが出来ないため、心身ともに高いストレスを抱えてしまうだけでなく、成長もできないため、良いことがありません。

コンフォートゾーンの注意点

自分が「コンフォートゾーン」にいるかどうかを判断する際の注意点として、仕事が忙しくても新しい学びや成長が無ければ、コンフォートゾーンから抜け出せていない可能性がある、という点が挙げられます。

たとえ仕事が忙しくて負荷を感じていたとしても、新しいことを学ばず同じことをしているだけであれば「ラーニングゾーン」ではありません。

そして太刀が良くないことに、「コンフォートゾーン」にいる「忙しい人」は周囲から重宝され、組織的には必要不可欠な人物になってしまっていることも多いという点です。

従って、そこから抜け出すには客観的に自己分析をして、能動的にアクションする必要があります。

定期的な振り返りの必要性

私個人としては、自分が今いる「ゾーン」を確認する方法として、1日の終わりに「今日の振り返りメモ」を付けており、その中で「今日学んだこと」を書いています。

更に、将来自分がなりたい姿に向けた学びが出来ているかをモニタリングする意味で、「今日学んだこと」が自分のなりたい姿に対してどのように寄与するのかも合わせて書くようにしています。

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