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映画『春の香り』プロダクションノート♯5. (出演者:光徳瞬)
〜丹野監督との偶然の再会〜
今回の映画のお話は、 遡る事、 昨年の 2023 年 11 月 23 日、今からおおよそ 1 年前、ある映画祭で偶然、丹野雅仁 監督と再会した時、事が始まりました。そこで、丹野監督から【来年 2024 年 4 月から愛知県で映画を撮る】とのお話がありました。
私『本当ですか?私、愛知県出身ですよ。』
丹野監督『そうなん。』
私『愛知県のどこで撮るんですか?』
丹野監督『愛知県江南市。』
私『えっつ、私、隣の市の一宮市出身ですよ。江南市には親戚もいますよ。』
という会話が、今回の丹野雅仁 監督 作品への参加のきっかけだった事を、 今でも覚えています。
私『是非、何かありましたらお声がけ宜しくお願いします。』と。
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~丹野作品の いちファンとして、 『小早川先生』役決定まで~
私は以前から、丹野雅仁 監督の映画作品が、大大大好きで、丹野監督作品の いちファンでした。丹野監督作品は、 頭で考えるのではなく、 人間本来持っている感覚に訴えかけてくれる、 人間としての優しさが空気感として身体 (からだ) で感じられる、人間本来由来な感覚映像なのであります。
2024 年 2 月 23 日に丹野監督からご連絡があり、『今回の映画の主人公の主治医 小早川先生 役、【光徳瞬】で決まりました』 と。本当に、嬉しくて嬉しくて最高の瞬間を!!感じたのでありました。
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その日から、役へのアプローチが始まりました。~映画『ハルカ』(仮)準決定稿①を読んで~そこで、話しが時系列で前後しますが、 最初に私が、 今回の映画の脚本を読ませて頂いたのが、『主人公主治医 小早川先生』役に決まる前、2024 年 2 月 19 日に、映画『ハルカ』(仮)準決定稿①でした。
以下に、その当時、私から丹野監督への宛てた、脚本を読ませて頂いたご返信、原文をそのまま記載させていただきます。
『丹野雅仁 監督へ
お疲れ様でございます。映画『ハルカ』(仮)早速、読ませて頂きました。
号泣でした。やばいですね。涙が止まらないですね。人間の生死について、深く・・・生を歩めている素晴らしさ・・・本当に心温まる作品ですね。
人間の生に対する、色々な尊厳を感じます。丹野監督、読ませて頂き、本当にありがとうございます。今一度、心から深く感謝申し上げます。
丹野監督、自分にも、現在、高校 1 年生の長女 16 歳と小学 5 年生の長男 11 歳と妻の、私を含めて 4人家族がいます。本当に家族とは?と・・・気づかされます。1 人 1 人の人間が、意味があって家族になり、家族だからこそ、喜び・怒り・傷つき・泣き・敬い、時には、言ってはいけない言葉を発して、家族に甘えてしまい・・・日々、本当に家族の皆のおかげで。生きていけます。本当に、家族は、近い関係・肉親たがらこそ甘えや厳しさ、色々な思いが生まれ、葛藤し、感謝が生まれ、自分という人間の生を肯定できる力を、日々もらえます。俳優 光徳瞬を、 どの役でもキャスティングしていただけるのであればどの役でも是非、今回の丹野雅仁監督の映画『ハルカ』(仮)の一員として是非とも参加させて頂きたく、何卒宜しくお願い申し上げます。 』
~『主人公主治医 小早川先生』役への想い~
幸運な事に、私の大学時代の友達の従兄弟に、 脳外科医の先生がいらっしゃり、その方から脳外科医の専門的な事から本当に色々なお話しを、もちろん守秘義務の許す範囲で、何度もオンラインで聞かせて頂きました。
しかも、その話の中で、この映画の主人公であります『板野春香』さんの実際の主治医であられました先生ともお会いしたことがあり、お話しも聞かれたことがあるとの事で、『素晴らしい先生です。』と。
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そこで、その脳外科医の先生から春香さんの主治医の先生のお話しを色々と教えて頂き、 WEB 上で主治医の先生がお話をされている音声動画やお写真も拝見させていただきました。 また、 専門的な言葉を色々な文献から読んで理解し、小早川という一人の生きている人間の言葉として、 私自身の肉体を通して、 小早川先生役自身が発せられるよう、理解を深めていきました。
また、WEB 上でのその先生のお写真も拝見させて頂き、その主治医の先生が良く着ていらっしゃっておられた Y シャツの色と同じ色の Y シャツを本番でも着用し、髪型もその先生のヘアスタイルに近づけさせて頂きました。
こうして、 本番まで小早川先生という一人の人間を、 一つでも一つでも、 また一つでもと、少しずつ少しずつ、 血と骨にし、 息をしっかりと生きる人間であるよう、積み上げていきました。
~撮影本番を迎えるまで~
私が沖縄在住という事もあり、監督とすぐお会いできる状況ではなかったため、映画の中での小早川先生が出演するシーンを、私自身がスマホで動画撮影し、丹野監督に幾度か送り、演出をして頂きました。
クランクイン前~クランクイン後という監督として本当に大変な中、時間を割いて頂き、 本当に分かりやすくお言葉を何度もかけて頂き、 本番を迎える事が出来ました。 本番前日にもお時間を割いて頂き、 監督には本当に感謝しかございません。
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全面協力のもとに実施されました
そうこうしているうちに、2024 年 4 月 13 日 愛知県江南市にあります
『江南厚生病院』にて、小早川先生の出演シーンの本番を迎えました。
撮影した江南市は、 私が通っていた高校がすぐ近くにあり、 当時サッカー部で走っていた土手が本当に目の前にありました。 私が育った故郷、 私のアイデンティティがそこにありました。偶然とは必然なんだと。神様に感謝いたします。余談ですが、 撮影終了後、 次の日、 私の亡くなった親父の実家があります岐阜県に、本家のお墓参りに行きました。
今回の映画に参加できた偶然という名の必然に感謝と、自分がこの世に生を受けた事への感謝を致しました。沖縄からなかなか岐阜県には来られませんので。これも本当に偶然という名の必然かと。
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病院関係者の皆様とともに記念写真
さて、話は戻りますが、映画完成作品はどうだったのでしょうか?
まだ、私は試写しておらずで、皆様と一緒に映画館で、丹野雅仁監督 映画『春の香り』を見たいと思います。
是非とも劇場でお待ちしております。
春香さんが生きた証を、是非見に来て下さい!!
本当に幼い一人の少女が生きた壮絶な証を!!
映画『春の香り』プロダクションノート 第五話 終
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この映画『春の香り』公式Noteでは、映画『春の香り』に関わった方々の普段あまり語られない映画が完成するまでの成り立ちや、映画の細部に宿る物語を、これから映画をお楽しみいただく皆様に向けて、つまびらかにしていく目的で執筆しています。
映画に関わったスタッフを中心にそれぞれの目線で語られる映画『春の香り』今後、続々と更新していきますので、ぜひお楽しみにお待ちください!
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