映画『春の香り』プロダクションノート♯10. (原案者：坂野貴宏／坂野和歌子）

2025年1月24日 11:59

この度、私ども夫婦の共著『春の⾹り』を映画にというお話をいただき、驚きとともに⼼の中が幸福感に満ち溢れています。

『春の⾹り』は、私どもの次⼥春⾹が11歳で脳腫瘍に侵され、１８歳で亡くなるまで、夢を実現させようと懸命に⽣きた記録です。

春⾹は亡くなる数⽇前まで「⼈の⼼に何かを刻みたい」「⼈の役に⽴ちたい」と訴えていました。春⾹の⼼の中には、残したいメッセージがあったように思います。

この度、プロデューサーの堀ともこさんから、『春の⾹り』を次回作に選んだ理由を伺いました。娘さんの⽩⾎病の闘病体験から、命を繋ぐことの尊さ、懸命に⽣きることがご⾃⾝の信念へと昇華され、それと春⾹のメッセージと重なり合ったそうです。

過酷な運命を受け⼊れ、命の限りを⽣き抜いた春⾹が映像となって皆様に語り掛けます。多くの⽅に劇場に⾜を運んでいただいて、春⾹のメッセージを受け取っていただけたら幸いです。

映画『春の香り』プロダクションノート　第十話終
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この映画『春の香り』公式Noteでは、映画『春の香り』に関わった方々の普段あまり語られない映画が完成するまでの成り立ちや、映画の細部に宿る物語を、これから映画をお楽しみいただく皆様に向けて、つまびらかにしていく目的で執筆しています。

映画に関わったスタッフを中心にそれぞれの目線で語られる映画『春の香り』今後、続々と更新していきますので、ぜひお楽しみにお待ちください！

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