ネイティブスピーカーの英語の壁を突破！ 1) 「シャドテン」
はじめに
ビジネスシーンで英語を使う際、相手がアメリカのネイティブスピーカーだと途端に英語が分からなくなる経験、ありませんか？私にはあります！
米国駐在が始まる前、私は「TOEICも900を超えているし、USCPA（米国公認会計士）にも1科目合格しているから、なんとかなるだろう」と思っていました。
USCPAに関しては、以下からご参照ください。
しかし、最初の出張でアメリカのネイティブスピーカーお客さんと話しているとき、本当に全く分からなかったのです。しまいには「もう帰ってくれ」と言われる始末…。戦力外ですね。
アメリカのネイティブスピーカーの英語が分からないと仕事にならない――そんな現実を痛感した瞬間でした。特に、私の顧客のほとんどが日系企業ではなく米国企業だったことも、大きなハードルになりました。
そこから、DMM英会話でアメリカ人講師とのオンライン英会話を始めました。しかし、正直なところ、なかなかリスニング力は伸びませんでした。私の勉強方法も悪かったのかもしれません。
そんな中で始めたのが『シャドテン』です！
結論から言いますと、アメリカのネイティブスピーカーに対するリスニング力が本当に伸びました。そして、そこから分かったことがあります。
分からない単語や表現に対して、何とか推測しようとしていたのですが、それがしばしば誤解を招いていたのです。つまり、相手の意図を正確に理解できずに、自分勝手に「行間」を解釈してしまっていたのです。
もちろん、文化的な背景の違いも影響しますが、正しく理解できないことで信頼を失ってしまうことがあると学びました。
逆に、相手を正確に理解できるようになると、相手もこちらを信頼してくれるようになります。その結果、米国企業相手でも信頼関係を強固に築けるようになりました。
その力を養ってくれたのがシャドテンでした。
私は2年以上継続し、800回以上シャドーイングを添削してもらいました。その実際のやり方と感想を、これからシェアしたいと思います。
シャドテンとは
「シャドテン」は、英語学習アプリ「シャドーイングテンプレート」の略称として広く知られています。これは英語学習者向けに、シャドーイング（Shadowing）を中心としたトレーニングを提供するアプリやサービスの名前です。
シャドテンの概要と特徴
「シャドテン」は、シャドーイングを簡単かつ効果的に行える環境を整えた英語学習アプリで、特に以下のような点が評価されています：
1. プロが選んだ音声教材
レベル別の音声素材：初心者から上級者まで対応。
TED Talksやニュース、日常会話など、多彩なジャンルの音声が揃っているため、実践的な英語力が身につきます。
2. AIフィードバック
自分の発音を録音し、AIが発音の正確さやイントネーションの改善ポイントをフィードバック。
自分では気づきにくい癖や間違いを修正できます。
3. 進捗管理機能
毎日の学習時間や達成度をトラッキングでき、目標達成に向けてモチベーションを維持できます。
継続的な学習をサポートするリマインダー機能も便利。
4. スキマ時間での学習
アプリなので、通勤時間や休憩中など、短時間でシャドーイングを行えるように最適化されています。
1セッションが数分で完了する設計。
私の実際の経験
TOEICのリスニングは満点近いですが、私が始めたレベルは『WPM100』でした。実際のレベルを認識してから、基礎からやらないとダメなんだと改めて再認識しました。過信してましたね。
そこからシャドテンのアドバイス通りのペースでWPMを徐々に上げていきました。
毎日添削をお願いして半年後WPMは160に、1年後に190-200にたどりつきました。そして今現在もWPM190-200を継続してもう3年目になります。
こちらが実際の証拠（アプリからスクリーンショット）：
米国駐在時、確かに1年間継続して学習を続けることで、自然と理解できることが増えてきたと感じました。2年目が終わった頃には、それなりに自信を持てるようになりました。この自信がのちのち挑戦するグロービス英語MBAに挑もうと思わせてくれたのです。
なぜ効果があったのか？
一番重要なのは、シャドーイングが正しくできているかを、第三者がしっかりとチェックしてくれることだと思います。
USCPAの体験記でも書きましたが、我流で進める場合、『間違った方向に進んでしまうと修正が難しくなる』というリスクがあります。
自分では正しくできている、合っていると思っていても、それが実際にはできていない「自己満足」に過ぎない可能性があります。
例えば、自分でシャドーイングをして録音し、その音声が正しいと感じたとしても、実際には間違っていることがあります。その点、シャドテンでは毎回添削してもらえるため、誤った解釈のまま進むことを防げるという大きなメリットがあります。
最後に
どのようにシャドテンを活用し、続けることができたのかについても、後々記録として残せればと思います。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
続編はこちらです！