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ストレスを軽減することが証明されている曲17選 最強リラクゼーション曲はこれだ!

すっかり秋めいてきました。

秋というと、なんだかしっとり落ち着いた曲が聴きたくなってきて、最近の我が家はJake Buggで激渋キャンペーン中です。

他にも秋におススメのバンドがあったら、ぜひ下のコメント欄で教えてください☆

さて今回は、2021年のちょっと古い情報なんですが、個人的に興味深かった音楽に関する話題を見つけたので、皆さんに紹介しようと思います。



メンタルヘルス:これらの曲はストレスを軽減することが証明されている

ロンドンのQueen Mary大学の研究では、医療手術中や手術後に音楽を流すと患者が落ち着き、痛みも軽減することが実証された。

2020年の調査では、アメリカ人の57%がストレスフルな状況に対処するために音楽を聴いていることがわかった。

アメリカで最も人気のあるストレス状況に対処するためのメディア活動(2020年9月)/出典:Statista

どのように機能するのか?

音楽が私たちをリラックスさせることができるのは、音楽が非言語的かつ前言語的な言語であり、人々と幼少期の経験を結びつけているからだと、臨床心理学者であるHeather CraigはPositive Psychology誌に書いている。
「音楽によってすべての人が、言葉だけでは不可能な、より感情的で人間関係を重視した方法で交流することができるのです。」

英国Exeter大学のVictoria Tischler教授は、音楽の感情的なつながりが、ストレスを軽減する成功の核心であると言う。
「これは、作詞・作曲者にとっても、また同じような経験をしたリスナーにとってもセラピーになり、社会的孤立感を軽減します。コンサートやフェスで一緒に音楽を聴くことは、社会的なつながりの感情を高め、気分を高揚させ、精神的苦痛から身を守る人間関係やつながりを築きます。」

英国Sussex大学マインドラボのDavid Lewis博士は、音楽を聴くことは、お茶を飲んだり、歩いたり、ビデオゲームをするよりもリラックスできるという研究をすでに行っていた。そこで彼は、ストレス軽減に最適な曲を特定することにした。

どの曲がリラックスするのに最も効果的か?

Lewis博士の研究チームは、16曲のリラックスできる曲のストレス解消効果を調べ、マッサージや特別に依頼されたスパの曲との効果を比較した。

結果、音楽が参加者の心拍数、呼吸、皮膚コンダクタンス(全身のストレスの指標)に及ぼす影響を測定することで、研究者たちは、どの曲がリラクゼーションという点で最も大きな影響を与えるかを立証することができた。


それでは、16曲をランキングで紹介します。
秋の夜長にぜひリラックスしてみてください♪

16位:Sigur Rôs - Sǣglôpur

15位:Jack Johnson - Upside Down

14位:Massive Attack - Teardrop

13位:Moby - Porcelain

12位:Morcheeba - Undress Me Now

11位:Katie Melua - Nine Million Bicycles

10位:Air - All I Need

9位:Café Del Mar - We Can Fly

8位:Mozart - Canzonetta Sull'aria

7位:Adele - Someone Like You

6位:All Saints - Pure Shores

5位:Barcelona - Please Don't Go

4位:Coldplay - Strawberry Swing

3位:Enya - Watermark

2位:DJ Shah - Mellomaniac (Chill Out Mix)

1位:Airstream - Electra

しかし、この16曲よりもさらにリラクゼーション効果を発揮した曲がありました。
それでは記事に戻りますね。


脅威のリラクゼーション曲『Weightless』

16曲、どのトラックも20人の参加者のストレスホルモン「コルチゾール」のレベルを低下させたが、しかし、Marconi Unionの『Weightless』にはかなわなかった。

出典:mindlab.

英国サウンドセラピー・アカデミーのLyz CooperとイギリスのシャワージェルRadox Spaのコラボレーションにより、Marconi Unionが2011年にリリースした『Weightless』は、他のどのリラクゼーション・トラックよりも11ポイント近く高い73%のリラクゼーション・スコアを達成し、マッサージのリラックス効果も6%増加した。

実際、この曲はストレスを軽減するのに非常に効果的であるため、Lewis博士は「この曲を聴きながら運転するのは危険なのでやめたほうがいい」と語っている。


では、その脅威のリラクゼーションソング『Weightless』をお聴きいただきましょう。

Marconi Unionとは

Marconi Union(マルコーニ・ユニオン)は、Richard TalbotとJamie Crossleyによって2003年にマンチェスターで結成されたイギリスのアンビエント・ミュージック・バンドです。
2011年、ライブ・キーボーディストのDuncan Meadowsが正式メンバーとなっています。

批評家たちから高い評価を得ているにもかかわらず、彼らはインタビューの依頼を頻繁に断り、自分たちのプロモーションにもほとんど興味を示さないため、「どこかつかみどころがないバンド」などと言われているようです。

それでは再び記事に戻ります。


『Weightless』はなぜそんなにリラックスできるのか?

Marconi Unionは『Weightless』を作曲する際、科学に傾倒した。彼らは、深いリラクゼーションを誘発するよう、慎重にアレンジを調整した。

曲は、成人の平均安静時心拍数を反映した60拍/分(BPM)のテンポで始まる。これは、リスナーの心拍数をよりゆっくり、よりまろやかな状態に導くための意図的な選択である。

作曲面でも、この曲は「エントレインメント」と呼ばれる手法を採用しており、リスナーの脳波を曲の周波数に合わせる。この同調はテンポとともに心拍数を音楽と同調させ、平穏な状態をさらに促進する。低周波のタペストリー、スローテンポ、ソフトで心地よいサウンドが曲のベースとなっている。ピアノ、ギター、チャイムが聖歌と混ざり合い、幽玄でありながら地に足の着いたメロディーを生み出している。研究者たちは、これらのコンセプトを注意深く使うことで、脳のリワードシステムが活性化され、ドーパミンが放出され、幸福感がもたらされると考えている。また、繰り返されるメロディーがないため、次に何が来るかを予測する必要がなくなり、脳が完全にスイッチを切ることができる。

さらに、この曲には環境的な側面も取り入れられている。水のせせらぎや鳥の鳴き声といった自然音のサンプルは、生物親和的な反応、つまり生物に対する人間の生得的な魅力や自然との一体感を誘発することをめざしている。

Source:
Mental health: these songs are proven to reduce stress(WORLD ECONOMIC FORUM)
A Study Investigating the Relaxation Effects of the Music Track Weightless by Marconi Union in consultation with Lyz Cooper(mindlab.)


おわりに

ちなみにMarconi Unionですが、『Weightless』が各国の大学などで実験に使われ、様々な効果が報告されていたりして、ある意味大成功を収めている曲にも関わらず、本人たちはこの曲を別プロジェクトとみなし、ライブでの演奏は避けている模様…。

さて、ここまで読んでくださりありがとうございます。
今回は長々と、しかもリラックス全開の曲ばかり紹介したので、きっとここまで読み辿り着く前に、皆さんリラックスして爆睡してたりして…😅


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