感性の若さ
仕事柄子どもと関わる。
それまでの私はどうにも全てに絶望し、心を動かす事を嫌い、どうしたことにも、動じずにはいられた。自分の身に何が振りかかろうと他人事を貫いていた。
けれども、さて、子どもとは感情のままに生きる者である。それに感化され心が揺すぶられる。湿り木に火を起こすようにそれはとても緩やかだが確かに発火するという意志を感じる。
しかし、それを良しとしない感情にも似た理性が静止をかける。また悲しみを味わうのか、また絶望に陥るのか。それでも尚インパクトを与えてくる子ども達。私の心は徐々に熱情を取り戻していったのだった。
心療には子どもと触れ合うのが良いのだとそう学んだ