聞き書きボランティアとは
ボランティアセンターに話を聞きにいきましたが、お休みでした。
時間も9:30~12:00と短く、どうりでいつも開いていないと思いました。
利用時間も10:00~12:00と最大2時間。
需要が少ないのか?ボランティアさんが少ないのか?
短いように思いますが…。
料金も1時間300円(支援作業は2人1組)
月・火・水・金のみです。
詳しくは開いている日に伺おうと思います。
「開いていない…」と思いながら、棚にあるパンフレットやお知らせなどを物色。
その中に『聞き書きボランティア養成講座』というものがありました。
1枚もらって家で読んでみました。
聞き書きとは…
【話し手さんが自分の人生を振り返りながら話したことを、その方の話し言葉で書いて小さな冊子にして残す事。】とのことです。
始めて知りました。こういうボランティアがあることを。
とても興味深いです。
お一人の人生を冊子にするという事。
どんな人生があるのでしょう?
戦争を体験した方は壮絶な体験をしておられるかもしれません、
昔にしては珍しい海外でお仕事をしていた方もいるかもしれません。
平凡な人生。と思いながらも振り返ってみれば、ジェットコースターのように色々な出来事があったかもしれません。
ふと自分の過去を思い返していても、特別な事を経験している気はしませんが、意外と自由気まま、勝手に生きてきた気がします。
反省する事ばかりですが。
人生の終盤に差し掛かった時、そうやって自分の人生を誰かに話して、振り返ると『自分の人生も意外と悪くなかったかも』と思う気がします。
思い出したくない事もたくさんあるかもしれませんし、後悔や反省ばかりかもしれません。
ですが、幸せな事も楽しい事もあるはずです。それを思い出してみるのも”今が少し楽しい”瞬間になるかもしれません。
「一人の人間の人生の内実は文庫蔵一つに相当するというとらえ方に、私は全面的に共感する。だが、せっかくの貴重な文庫蔵が、毎年百万単位で失われていくのが現実の姿だ。これからの日本人に語り伝えるべきものは、実は身近にいる父母や祖父母の人生の記録ではないか。」(柳田邦男・文藝春秋巻頭エッセイより抜粋)
柳田邦男さんもこう書かれています。
”事実は小説より奇なり”
人生は小説よりはるかに複雑で波瀾に飛んでいます。
誰かの人生を聞く事は、もしかした”ら自分に肯定的になれるかもしれない”とちょっとよこしまな気持ちも芽生えます。
あんな事もこんな事も、私だけでは無いんだとか、自分と同じ感情をもつのだなとか”人と同じで安心する”みたいな感情を持ちそうです。
話を聞きながら自分が癒されていくかもしれないですね。
受講料も安いので、受講してみようかなと今、思案中です。
今、軽度に認知がある方のお話を、じっくり聞いてみるのもいいかもしれないですね。進んでしまうと聞けなくなってしまいます。
日記などを書く習慣の方であれば、後で読み返せますが、ほとんどの方は語ることなく会えなくなってしまいます。
そんな事をチラシを読みながら考えました。
テクノロジー利用しよう!と発信していますが、
こういう手仕事のような事もとても大切に思います。
本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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