【転職】を考える前に考える事
昨今では、転職する事が当たり前の世の中になって来ましたね。一つの会社で勤め上げる事を美徳としてきた日本の文化も少し前から変化が起こり、転職する会社員を当たり前の様に見かけるようになりました。
勿論、勤め上げる事もとても素晴らしい事だと思います。それだけ何十年も勤めた事自体も凄い事ですが、会社が何十年と存続できたことも凄い事です。
国税庁の調べでは会社が10年間存続する確率は6%位です。
100社会社が存在したら10年後に6社しか残らない。
そんな確率の中で勤め上げるのって沢山のサラリーマンの中でも出世競争などがあり、生き残りを賭けて戦ってきた戦士たちの功績だと思うのです。
それでも転職する事にも沢山魅力があります。
書籍や人事をしている中で感じたことは、よく聞く話ですが
■キャリアアップ
■業界の変更
■給料アップ
などが前向きな理由として挙げられ
実際の転職の理由では
■人間関係
■業界の衰退
■会社の規模縮小に伴い・倒産・合併などにより
■給料減
など、致し方なく会社を変えざるを得ないケースが多いと思います。
いかなる理由でも次の会社では頑張ろう!と誰もが感じる事だと思います。
今回は転職をする際にどのような事を考えて転職したほうが良いのかを少し書いていきたいと思います。
【転職の方法】
■転職サイトに登録する
■ヘッドハンティング
■リファラル
転職サイトに登録して会社を探すと言うケースが一番多いかと思います。今はスマホでも簡単に登録が出来て情報を集めるのも簡単です。
一番の理想はヘッドハンティングですね。
私も一度転職の経験がありますが、このヘッドハンティングによるものでした。採用をする側になるとヘッドハンティングで紹介を受けた人間は勿論スペックが高いケースが多く、即戦力として期待できます。
何よりメリットは給料面などで交渉がしやすい点です。
ヘッドハンティングも様々でしょうが、依頼する側は自分の会社で人材が不足しているポジションの人間を仲介会社に探してもらうケースがあります。
雇用する側の希望に当てはまると、仲介会社が交渉しに動きます。
もう一つはリファラル採用。一般的に紹介による採用です。
既に会社で働いている社員が身近な人を会社に紹介する方法です。こちら企業側からすると採用の経費を抑えられるメリットがあり、社内で高い成果を出している社員などや信用できる人間からの紹介となると、能力の高い人間や信用できる人間を集めやすくなります。
一方で採用される側からすると、会社の中の情報を事細かく知る事が出来ます。
社内の人間関係はどうか?会社の売り上げの状況はどうか?自分が仮に働いた場合のポジションなどが分かりやすいです。
ただ紹介者は、もしもその社員が問題を起こしたり退社する場合などは会社への責任も多少感じてしまい、トラブルになるケースもあるので注意です。
【転職するなら】
よく言われるのは伸びている業界への転職を勧められます。
当たり前ですが伸びている業界は仕事の依頼も多く、給料面も良いですし、何より自分の仕事のキャリアアップが早くなり魅力だらけです。
変な話、伸びている業界であれば、売上が毎年増えていき、給料もそれに伴い毎年増えていく。年次昇給なんて言う都市伝説とも言える言葉は伸びている業界では普通にある事です。
給料は業界×ポジションで決まります。
なので営業マンが稼ぎたいと思ったら、同じ営業でも伸びている業界の営業になる方が給料面・インセンティブアップは目指しやすいと思います。
業界を選ぶことは大事ですね。
後、一般論ですが業界を変えて一から新しい業界でチャレンジするには年齢的には早めの転職をお勧めします。
30歳を過ぎて来ると即戦力を求め企業もキャリア重視の採用にありますので一から新しく始めようと思っても企業側の採用条件をクリアできる可能性が低くなります。
それと良く福利厚生を大事に検討している人も多くみられます。採用面接しているとよく質問であるのがこの福利厚生面。
ただ、はっきり言いますが福利厚生は会社が潰れたら元も子も無いです。
冒頭述べたように、会社の存続確率から言っても同じ会社が定年まで残っている会社ってこれから益々少なくなると思います。
大手だってどうなるかわかりません。
それと会社選びで大事な事は自分と同じような考えや目的やスキルを持った人間がどのようなポジションで活躍していているのか?
又、その会社で一番活躍している人はどのような人で、どんな価値観で仕事をしていて、どのようなスキルが会社から認められているかを確認する事が大事です。
営業マンとしてバリバリ契約を取って出世したいと思っていたけども
転職しようとしている会社は実績よりもチーム力やマネジメント力が高い事が評価されているとしたら、プレイヤーとしては出世が難しいかもしれない。
もしかしたら新卒で生え抜きではないと出世できない会社かも知れません。
どのような人間であれば活躍できるのかもポイントですね!
これから転職を考えている人はこのような方法や考え方を少しでもお役に立てて頂ければ幸いです。