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三兄妹はパパが2人!?華流ドラマ『家族の名において』

華流ドラマ『家族の名において』が、韓国で『組み立て式家族〜僕らの恋の在処〜』というタイトルでリメイクされました。

いつも観ているYouTuberの李姉妹さんのチャンネル。

こちらで『家族の名において』がオススメされていたので以前から気になっていました。なかなか開封出来ずにいたのでリメイクが発表されたのを機に開封。

本家は全40話あるので開封しようか迷っている方にご紹介してみたいと思います。

血のつながっていない3人兄妹の長男・凌霄(リン・シャオ)次男・賀子秋(ハー・ズーチウ)長女・李尖尖(リー・ジェンジェン)は、それぞれ幼少期のトラウマを抱えながら、李尖尖の父の李海潮(リー・ハイチャオ)と、凌霄の父の凌和平(リン・ハーピン)のもとで元気に育っていた。

本当の家族以上に支え合ってきた3人の兄妹だったが、2人の兄が高校を卒業した後、とあることがきっかけで離れ離れになってしまう。

9年後、2人の兄と再会した李尖尖は、兄妹として失われた時間を取り戻そうとするが、兄たちに想いを寄せられ、次第に自分の恋心に気付くようになる。

互いを思い合う若者たちが、実の家族との関係を見つめ直しながら、新たな愛と家族の形を探していく。

https://asiall.jp/s/lineup/page/family?ima=1128

あらすじにある
「血のつながっていない3人」
「それぞれ幼少期のトラウマを抱えながら」
これらのキーワードは「母親」

リー・ジェンジェンの母親は亡くなってしまっているので写真でしか登場しないのですが、他の登場人物全員の母親をこれほどまでに問題ありの設定にしたドラマは観たことがありません。

そういった理由で父親2人が3人を育てていくストーリーなのです。

妹ポジの李尖尖リー・ジェンジェン

ジェンジェンは幼い頃から2人の兄に溺愛されてお姫様状態。とにかく上げ膳据え膳で、蚊に刺されただけでも兄が薬を塗ってくれます。

甘いものが好きで、すぐ虫歯になってしまう歯医者嫌いのジェンジェンを見て、長男は歯科医師に、次男はパティシエになるんです。

この溺愛ぶりは大人になった兄2人の職業からも見てとれますね。

重い場面が重すぎる作品なので、リージェンジェンの天真爛漫さに家族も視聴者も救われます。

そして何も考えてないようで、時折深いことを言ったりも。

そんなリー・ジェンジェン役を演じるのはタン・ソンユンさん。

彼女の作品はこちらもオススメ。
リー・ジェンジェンとはタイプの違う聡明なお嬢さんキャラです。このドラマ衣装や美術設定もステキです。

そして幼い頃の彼女が出演している有名作品がこちら。
全76話と超大作なので、わたしもまだ完走出来ていません。
1番年下の妃嬪として出演されています。少々ネタバレしてしまうと、最強ヴィラン高貴妃に殺されてしまうんです。
幼く天真爛漫なキャラだったのでショックだったなぁ。


長男ポジの凌霄リン・シャオ

リン・シャオ家族がジェンジェン家の真上に引越してきたことが2人の出会い。

ですが引越し以前に妹を亡くし(このエピソードは中国版・韓国版共に衝撃)そのことで病んでしまった母は出て行ってしまいます。

リン・シャオ母が出て行くシーンの会話がまた辛すぎる。

ジェンジェン
「リン・シャオがいらなくなった?」
「じゃあ わたしがもらう」
「お兄ちゃんが欲しいの」

リン・シャオ母
「あげるわ」

ジェンジェン
「やった お兄ちゃんができたよ」
「やっとお兄ちゃんができた」

幼くて状況を理解しておらず無邪気に問い喜ぶジェンジェンと、目に涙を溜めて立ち尽くすリン・シャオのシーンに胸が締めつけられます。

このドラマの中で酷い母親ランキングをつけるとしたらリン・シャオ母がぶっちぎり第1位です。
親子が再会を果たした後も強烈なキャラなのです。

そんなリン・シャオ役を演じるのはソン・ウェイロンさん。

リン・シャオがジェンジェンを見守る甘い眼差しに、ドラマ完走後はソン・ウェイロンロスになってしまうぐらいイケメンです。

韓国ドラマ『トキメキ成均館スキャンダル』のリメイクや、

『働く女子流ワタシ探し』では年下彼氏役を演じています。

トキメキ…は冒頭しか観れてないのですが、中国時代劇らしさも残しつつ再現度が高いなという印象でした。

働く女子…は現在少しずつ視聴中。ソン・ウェイロンさんの甘々を堪能したい方は『働く女子流ワタシ探し』がオススメ。

次男ポジの賀子秋ハー・ズーチウ

ジェンジェンとハー・ズーチウの出会いはジェンジェン父とズーチウ母のお見合い。
この時ズーチウは7歳です。

数日経ったある日、ズーチウ母から一本の電話が…

お金を借りられる?

母が重病で(田舎に)戻らなきゃ

その間ズーチウを預かってほしいの

この電話は2話の中盤エピソードなのですが、終盤ではすでに3人は高1と高3になっています。つまりズーチウ母は預けたまま音信不通になってしまったのです。

ハー・ズーチウ役を演じるのはチャン・シンチョンさん。『家族の名において』で初めて拝見しました。

こちらの↓中国版『のだめカンタービレ』で千秋先輩にあたる役を演じられています。ピアノも弾ける方だそう。

公式がどれかわからなくてリンク貼れなかったので、その腕前はYouTubeで検索してみてくださいね。

現在4話まで視聴してみましたが、わたしの中で「のだめ」は上野樹里さんなので、ちょっと物足りない感はあります。

↓こちらでは歌も披露されていて、ステキな歌声と美しい映像にチャン・シンチョンさんの才能を堪能できる映像になってます。
今後も出演作品を追ってみようと思ってます。

ジェンジェンの親友
斉明月チン・ミンユエ

字幕では月の文字が入っているので通称・月ちゃんと呼ばれています。
ジェンジェンとは同級生。

月ちゃんの母親も強烈なキャラクターです。
教育ママで、普段から娘の些細な選択肢も奪ってしまいます。娘が何か言いたいことがあっても萎縮してしまい言い出せずにいると、友人の前でもお構いなしに何でも否定してきます。
この親子も観ていて辛いです。

そんなチン・ミンユエ役を演じるのはスン・イーさん。彼女もこの作品で初めて拝見しました。

ジェンジェンの
もう1人の親友
唐燦タン・ツァン

タン・ツァンもジェンジェンと同級生。
学生の頃から芸能活動をしている女の子です。

韓国版ではタン・ツァンのポジションがなくなっていたので残念でした。
大人になって3人でシェアハウスする様子が好きだったので。

彼女の母親はステージママ。これまた気が強くて娘の意思なんて全く無視。
体裁ばかり気にするタイプです。

そんなタン・ツァン役を演じるのはホー・ルイシエンさん。

シュー・カイ作品を追ってると遭遇率の高い女優さんで、こちらの作品で拝見してました。

主演作品を見つけたのでこちらも開封。
宮廷ものにしてはドロドロしていなくて悪人も少ないです。宮廷料理をメインにストーリーが進んでいきます。

↑の『尚食』も同類なのですが(こちらは陰謀とかあり)、ドラマもアニメも料理の表現に力を入れてるものが増えましたね。

三兄妹の三角関係が本格的に始まるのは20話ぐらいからです。

大学生になったジェンジェンは幼さのせいもあるけれど溺愛イケメン兄2人を見て育ったら、そりゃあ別な男性を恋愛の対象にはなかなか見れなくなるよなぁと思ってしまいます。

21話で日本の漫画やドラマが登場。
ジェンジェンは彫刻家なのですがアトリエでの会話。

先輩の彼
「ドイツの整形外科 系の
ドラマが好きじゃ?」

先輩
「違うわ 好きなのは あのドラマの片寄涼太よ」

先輩の彼
「昨夜 見てた時は あんな兄さんが欲しいと」

ジェンジェン
「待って 単語は分かるけど つなげると意味不明ね」
「ドイツの整形外科 系?」
「それと片って…何かの型?」

このドラマのことですね。
ドイツの整形外科系とは、兄妹恋愛を指すネットスラングだそう。

先輩に教えてもらったジェンジェンは漫画を全巻購入していました。

私は『兄に愛されすぎて困ってます』を観たことがなかったので、これを機にちょっとだけ観てみたのですが今思えば主演の2人はご結婚されましたね。

こんな感じで重すぎるエピソードもありますが、韓国版より中国版の方がコミカルな部分が多めです。

2人の父

そして3人を育てたジェンジェン父とリンシャオ父が本当にいい人なんです。
ジェンジェン父は、もはや母。

ただリンシャオ父は警察官で忙しすぎるがゆえに妻とうまくいかなくなったというわりには、離婚後もライフスタイル変わってないんじゃない?と、ちょっと思ってしまいました。

幼少期からのかわいく健気でせつない心温まるエピソード。

強く結ばれる兄妹たちの絆。

親子の葛藤や期待に苦しむ姿。

成長と共に互いを異性として意識しだし変わっていく関係性。

恋愛模様が複雑に絡み合う展開を楽しんでください。

わたしは華流→韓流の順に観ましたが両方観るならオススメは韓流→華流。
どちらか一方なら華流をオススメします!


韓流視聴してからまとめようと準備してたら、3ヶ月が経過してました。これぞ熟成下書き。

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