見出し画像

根津美術館 庭園

会場:根津美術館
所在地:東京都港区南青山6-5-1
アクセス:地下鉄「表参道」から徒歩7分
訪問日:2024年4月29日

毎年、庭園の燕子花(かきつばた)が咲く、4月~5月の時期に、尾形光琳作・国宝『燕子花図屏風』が、展示されます。

リーフレット

またこの時期、庭園内の茶室「披錦斎」で、お茶を頂けます(有料)ので、お茶師範の友人と一緒に行ってきました。


根津美術館の本館は2009年に隈研吾さんの設計で創建されました。
正門と美術館をつなぐ40メートルにわたるアプローチは、片側が竹の壁、片側が竹林になっています。

出典:根津美術館Facebook

早々に恐縮ですが、着物生活普及活動。

美術展より先に庭園を散策します。

こちらが燕子花(かきつばた)
燕子花、花菖蒲、菖蒲、あやめ、その違いを何度も調べましたが、その都度忘れてしまいます。
ともあれこれは燕子花。

筆者撮影

あれ? 秋でもないのに紅葉が?
初夏に紅葉するノムラカエデというらしいです。


今日の帯は、燕子花に合わせて燕子花です(のつもり)
花菖蒲かもしれないし、菖蒲かもしれないし、あやめかもしれません。

友人も燕子花。
黒、映えますね。


庭園には、石仏・石塔・石灯籠などが点在しています。

筆者撮影
筆者撮影

こういう見たことがないものも点在しています。
何だかおわかりになる方は教えて下さい。

筆者撮影
筆者撮影


明治維新後、没落した武家の家財道具が二束三文で売り払われました。
また神仏分離政策により、多くの仏教美術が壊されたり海外に流出されたりしたのは、周知の通り。

根津嘉一郎はそれらを買い集めました。
明治39年(1906)、青山に1万4000坪の土地を購入。
大正12年に美術品収蔵用の蔵を建て、昭和16年に長男である2代目嘉一郎が、根津美術館を開館。
ところが太平洋戦争により、ほとんどを焼失してしまいました。
しかし敗戦の翌年、残った鉄骨を組立てたバラックで、書画と工芸品20点を公開したのです。
それが今の根津美術館の始まりだそうです。


お茶室「披錦斎」
入口で整理券をもらって、順番待ち。

出典:根津美術館公式HP


お茶を点ててくださったのは、外国人の風貌をした男性でした。

あじさい?
かと思ったのですが、燕子花だそうです。
目が3つあるディズニーキャラクター、にも見えます。

器はガラス。
2時のところを持って、4時のところまで回す、と友だちが教えてくれました。

お茶室から見た庭園。

お茶おかわり
って言えたらいいな。


カバー写真:Wikipedia



<参考資料>

紡ぐプロジェクト Japan Art&Cluture


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集