クリスマス絵本の中におじゃまして、一緒にクッキーの飾り付けをしてみました!―ティモシーとサラ『ふゆのよるのおくりもの』―
12月の一大イベント、クリスマスが近づいてきました🎄
私が小さい頃のクリスマスの思い出と言えば、サンタさんへのクッキーです。
毎年クリスマスイブには、サンタさん用にクッキーをお皿に準備してから寝ていました。翌朝起きるとクッキーが2~3枚減っていて、「やっぱりサンタさんいるんだ!」と大興奮。
サンタさんは忙しいから、全部食べる時間はなかったのかなあ…と考えつつ、お皿に残ったクッキーをバクバク食べていました(嬉しい)。
しばらく忘れていたこの思い出ですが、この絵本を読んで思い出したのでした!
ティモシーとサラのえほんシリーズより
「ふゆのよるのおくりもの」
(作/芭蕉みどり)
長年愛され続けている、ふたごのこねずみ・ティモシーとサラのえほんシリーズ。このお話では、もうすぐクリスマスを迎えるふたりのワクワク・ドキドキ感が、見ごたえたっぷりの優しいイラストで描かれていきます。
そしてご覧ください。ページの隅々まで可愛くて美味しそうなお菓子がいっぱい!! ティモシーたちがクッキーを焼き、クリスマス風にデコレーションしているこの場面。部屋中に広がる焼きたてのクッキーの香りが、絵本の外まで届いてきそうですね。
と、いうことで……
ここで私も、ティモシー&サラファミリーにおじゃまさせていただいた気分で、絵本を眺めながら一緒にクッキーを飾り付けてみたいと思います🍪
考えてみれば、あんなにクリスマスのクッキーに思い入れがあったのに、自分でデコレーションするのは初めてでした。ドキドキ。
絵本に登場する様々なクリスマスアイテムを見本に、早速チョコペンを手に取って…
クッキーを飾り付けながら、絵本の中でサラとお母さんはこんな会話をしていました。
クリスマスイブをおじいちゃん・おばあちゃん家で過ごすことになったティモシーとサラは、留守にしている間、ちゃんとサンタさんがお家に来てくれるか段々と不安に。そこでふたりはクッキーとミルク、そしてサンタさんへの手紙を用意するのでした。
手紙、そして手作りのクッキーがあれば、サンタさんにもきっと思いが伝わりますよね。
ついクッキーの話題に夢中になってしまいましたが、絵本ではこの後も、楽しいクリスマスイブの時間が続いていきます!
ティモシーたちはおじいちゃん・おばあちゃんを訪ね、久しぶりに会う親戚みんなと一緒に、素敵な夜を過ごすのでした。
家族の優しさ溢れる表情に、読んでいるこちらも心がほっこり。もちろんサンタさんやプレゼントも楽しみですが、こうして家族を想う気持ちや時間も、大切なクリスマスの要素なのだと改めて気づかされます。
今年は是非「ふゆのよるのおくりもの」を読みながら、みなさんもティモシー&サラと一緒に(そしてクッキーも片手に😊)、心温まるクリスマスをお過ごしください♪
(文・長谷川舞)
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