見出し画像

本格アートグループと公園でばったり出会い、その後

まるで画廊にあるような出来映えの油絵とまさしくプロとして食べていく気丈さで描かれた水彩画を描くローカルのアートグループに属す二人の男女に、ワンコの散歩途中、公園でばったり出会った。

翌週に開かれるエギジビジョンにいき自分の水彩画を参考までに持ってきてねといわれ会う約束もした。そもそも、ど素人の寄り合いなら参考絵画を持ってきてねという話にならないことは分かるはずだが、脳天気のわたしは、自分のレベルはさておき、しっかりさかげんにときめいた。で天井裏から大きめのスケッチブックを下ろすは、もらい物のそれは油絵用であり結局は水彩用のポピュラーどころをアマゾンで慌てて買う始末。

配達されたスケッチブックを手にとったとき言い表されない温もりの、満たされる感情を自覚した。化粧品でも高価な服や外食でもなく、たかだかしれているそのスケッチブックが、たかだかしれている度量の自分の描くスケッチ、それらが、実はわたしにとって幸せなことで、一方自分の画材を天井裏に引き上げた真逆の過去の自分も居たわけで、自分の好きなものを忙しいとか、真っ当な理由をつけて取り上げたんだなとぼんやり思う。

ともあれ、完成度を極めるグループとの出会いは、なにより わたしが何をどうして好きなのか再び考える機会をくれて、わたしはその後、興味ある本までオーダーし、この地点に再びわたしを戻すキッカケとなった。

参加できませんが、とても自分には信じられないぐらいのポジティブなインパクトがあったんですよと、この相対することをどう説明したら分かってくれるだろうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?