『電車の中の迷惑なヤカラ図鑑』読んだ!
図書館に行くようになって、お金を出して買うほどではないけど読んでみようかな、という本に出会うことが多くなりました
その中の一冊が『電車の中の迷惑なヤカラ図鑑』。
電車内で迷惑な行動や態度をとる人を「ヤカラ」と表現し、ヤカラの行動パターンを紹介しています。
ヤカラには大きく3つに分類でき、「周りを見ない」「周りに頼る」「周りが気にならない」というヤカラマインドフォームがあるそうです。
その上で7つのカテゴリーと番外編に分けて紹介しています。
その中で面白かったヤカラをいくつかご紹介。
1.狛犬
ドアのすぐ左右に居座り、乗り降りの邪魔になろうとも決して奥に進まないヤカラ『混雑していても乗降口の付近を頑なとして離れない。その姿はまるで狛犬。』ということで狛犬というネーミングになった。邪魔だなあと思っていたこともあったが、狛犬なんだと思って見るようになったら少し微笑ましく感じるようになった。
2.お地蔵さん
一度確保した座席は何があっても絶対に譲らないヤカラ。優先席でも譲ることはなく、詰めることさえしない。得意技は寝たふり、読書、スマホ。『動かざること地蔵の構えで、詰めることさえ拒絶する。』というキャッチコピーが秀逸。
3.DJ Otomore
音漏れさせているヤカラをDJと表現している。『耳障りなシャカシャカ音や不気味なベース音を車内に流し、不快な環境作りに貢献する』ことが特徴。本人だけが快適に過ごし、周りを不快にするよく見るヤカラ。
よくここまでありとあらゆるヤカラを調べ尽くしたと感動してしまうほど、様々なヤカラが網羅されており、ヤカラの教科書と言っても良いレベルです。
最後まで読んでいるうちに、自分もやってしまっているヤカラとしての行動に気づくことができます。
しかし、巻末にはヤカラにならないためのチェックリストも用意されているのでご安心を。
思わず、あるある!と言ってしまうようなヤカラがイラスト付きでたくさん出てくるので、電車に乗っていてストレスを感じたことのある人には是非オススメです。