Pono #3 上位交差症候群
上位交差症候群
僧帽筋に負担(ストレス)を掛けるものは何か?
『そもそも人間の体はバランスで成り立っています』
このダルマ落としのように緑が右へ行けば黄色が左へ
また黄色が少し前なので赤は右とちょっと後ろへ
これ等が積み重なってバランスのちょうど良い所に頭がくる
人間の体もこんな感じにバランスを保ちながら成り立っています
デスクワーク、猫背の習慣化
人間の体はこれに加えて「崩れやすい方向」が決まっています
イメージして頂きたいのはデスクワークやスマホを長時間にわたり見ている時の姿勢です
背中が丸くなって、肩が内側に入って、前に出た頭をグイっと持ち上げる
デスクワークをしている方、電車でスマホを見ている方ってだいたいこういう姿勢になっています
それはもちろんそうしたくてなっているという訳ではなく、
そもそも人間の体がこういった方向に崩れやすいという特徴があるからなのです
上位交差症候群
人間は気を抜くと猫背の姿勢をとりやすい
背中が丸くなって、肩が内側に入って、前に出た頭をグイっと持ち上げる
これが楽なのです
この姿勢を筋肉単位でお話しすると「上位交差症候群」という状態になります
猫背によって人間の筋肉のバランスが崩れ、その差が明確になる
緑の筋肉はよく使うので硬く凝り固まり(使いすぎ:緊張筋)、オレンジの筋肉はより使わなくなる(サボりすぎ:弱化筋)
大きく2つに分かれるようになるのです
この図のようにバランスの崩れが交差するように見えるのでそう呼ばれます
猫背によって頭は前に落ち、垂れさがってしまう
そのバランスをとるために僧帽筋(上部線維)でグイっと頭を持ち上げる
つまり、上位交差症候群とは猫背によって首に負担がかかり、僧帽筋にストレスを与えている
結果、肩こりを生じさせているという筋肉バランスの乱れの事です
肩こりを語る上で、外せない知識になります
肩こりケアの考え方
なので肩こりの解消を考える際に
痛み(肩こり)を生じさせているのが僧帽筋だとした場合には、
僧帽筋に負担を与えている上位交差症候群をまずケアしていきたいということになります!
間違っても「肩を揉み解す」という短絡的な考え方ではないはずです
上位交差症候群のケアとは、
以上
笑
「えっ!?そんな雑な最後?」って
思うかもしれないですが、案外大切なことってシンプルなんです!
そして、このブログを読んで知識を手に入れた方は空いている時間にやってみてください♪
セルフケアだけでも変わるものは変わります!
⇩こちらのブログも参考にしてみてください
肩こりのケアは大きく分けて2つ考え方が必要です
①体のバランスを整えること:緩めると鍛える(上位交差症候群のケア)
②ライフスタイルの見直し:戻らない体作り
→パーソナルな部分としてライフスタイル(生活習慣、動きのくせ、姿勢のくせなど)の見直しといった全身へのアプローチが必要となります
※下位交差症候群に対するアプローチも必要ですがこれについては次回ブログにアップしていきたいと思います
最後に大切なことを
猫背は僧帽筋に負担を与え、肩こりを生じさせてしまうので、
猫背は「よくない」という流れでお話をしてきました
ですがここではっきりとお伝えしたいのは
「猫背にはなっても良い」ということです
えっ?話が違いじゃないかと思う方もいらっしゃるかと思いますが、
だって一時的な猫背、つまり
楽な姿勢もとらないと一日やっていけませんから
だから「一時的な」猫背なら全然OKです!
では何が一番良くないかと言いますと、
”猫背の姿勢から『戻せない』”
ということです
ずーと猫背でいるのが良くないということなのです
自力で戻せる方は大丈夫ですが、これを自力で戻せなくなると持続的な血行不良となり痛みを長期化させてしまいます
若い方や筋力があり体がまだ柔らかい方なら今のうちにセルフケアで対策しておきましょう
またはメンテナンスとしてマッサージを受けたり、Ponoでケアを受けて頂ければと思います
早めの自己投資(健康への投資)が未来にあなたを笑顔にしてくれると思いますから
肩こりで悩んでいる、肩こりが長期化している方はPonoに来てください!
頑固な「肩こり」からの解放とあなたの笑顔を取り戻す
肩こり専門セラピスト えみ が辛く切ないあなた特有の「肩こりの原因」を見極めて、ライフスタイルに合った対策をご提案させていただきます😊
是非ご予約お待ちしております!
今日も読んでいただきありがとうございました☆